虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

ベターを目指す

2015-06-11 06:01:33 | 社会
昨日の続き。

なぜ「ベスト」ではなく「ベター」なのか?
私の40数年の人生において、世の中には「ベスト」なんてものはないと思っています。

なぜなら、それ(ベスト)が実現した段階で、物事は終焉を迎える=すなわち死んでしまうと思うからです。
だから、100点満点に極めて近いレベルの「ベター」を目指すのが本筋じゃないかと。

話がズレましたが、上司といわれる管理職には、高いレベルでの調整能力(問題解決力)が求められており、それこそが人を生かすマネジメントの本質でもあると思います。

人間には、それぞれで顔や声が異なるように、考え方や思考の方法が異なるものです。
それぞれの特徴を生かし、個々が思う存分に(現在持っている)実力を発揮できる環境を作るのが管理職(マネージャー)の勤めであると、社会に出て20年余りの経験で感じていますし、通常の仕事(業務)においても実践しているつもりです。

そのことによって、多くの若者の能力を開拓するお手伝いが来ましたし、そのことで自信をつけて成長していく人たちを数多く見てきました。

上下の狭間に入ったからって、ただの「御用聞き」になってはいけないのです。
自身の経験や意見を反映させ、双方を納得させて、より高いレベルに持っていく。
そのために彼ら(中間管理職)は存在しています。

だから、誰に好かれようが嫌われようが、どうでもいいのです。
それより、組織の中で一目置かれる存在でなくてはならない旨を、いろんな喩え話を交えて伝えました。
こればかりは、個々の性格も関係するので、私のように傍若無人にはなれないんだろうけど…。

あとは本人が咀嚼して、できるところから少しずつ取り組むだけです。

でも企業などの組織における中間管理職って、ホントにストレスの溜まる役回りですね。
役職に就かせる方が悪いんだ!って思って好き勝手にやっちゃえばいいのに…。
とにかく、まじめな人ほど悪循環に陥るようですね。少し気の毒に思っちゃいました。