虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

硬派

2016-02-01 09:01:48 | 乗り物
PCの回線問題も解決し、今日から復活します!

2月最初の話題は↓

「いま、マニュアルに乗る。」

昨年末に登場したスズキ・アルトワークスのキャッチコピーです。

現在、オートマチック車が日本の新車登録の95%を超え、マニュアル車は希少な存在。
加えて、私のような代々マニュアル車を乗り続けてきた者は、ほとんどいないに等しい(はず)
※ちなみに、歴代(6台)のマイカー、すべてマニュアル車。

ただ、一般的にはマニュアル車の需要が減り、選択肢も狭まったのだから、希少価値度は高まっていくに違いない。

そんな絶滅危惧種ともいえる「マニュアル(車)」を前面に出したのが、アルトワークスである。

このアルトワークス、かつては軽自動車の最高出力規制(64PS)を生み出す原因となったスポーツモデル。

その当時、走りは俊敏で、パワーを全開にすると、軽自動車らしからぬ加速を見せてくれた。
もっといえば、スパルタンを地で行くキャラクターだった。

しかし、社会の変化に伴い、1998年を以て生産が中断されていたが、2015年のクリスマスイブ、約17年ぶりに復活することになった。

その硬派なモデルに試乗してきた。

その日は外は雪模様。
気温は-3~4度。
路面はアイスバーン。

パワーのある車を運転するには、やや難しいコンディション。
しかし、クルマの総合性能を評価するには、最適な状況でもある。

スズキのディーラーへ出向き、アルトワークスと対面する。
いかにもそれっぽい(スパルタンな)雰囲気は出しているが、かつてのそれとは違った趣で、やや控えめな感じもする。

さて前置きはこれくらいにして、試乗を開始する。
今風のプッシュボタンを押して、エンジンを始動。

極めて普通である。
かつてのスポーツモデルはいきなりブルンブルンと雄たけびを上げたりしたが、現代のそれは躾も良い。

マニュアルを1速に入れて、クラッチをつなぐ。
クラッチは軽めで、ミートポイントもわかりやすい。
普段、マニュアル車に乗ってない人でも、いけるのではないか?

そして、キャッチコピーにもある「マニュアル」だが、極めてタイトなフィーリングで、軽自動車のマニュアル車にありがちな遊びはない(に等しい)
ややもすれば、ゲーセンのドライブゲームのようなフィーリングともいえるが、もっとタイトでしっかり感も充分にある。

スズキがこのモデルを開発するにあたり、既存のマニュアルを大幅に改良(改造)したようだが、その心意気が伝わるフィールであった。

続きは明日。