虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

南船橋

2016-02-04 10:49:50 | 社会
responseの記事より。

千葉県船橋市の船橋オートレース場がその役目を終えようとしている。
県や市は3月末でオートレース事業から撤退する予定だが、この地には、海水浴場、スパ施設、サーキット、飛行場、スキー場などが存在した時代がある。
いま、京葉線の車窓から、いくつ想像できるか。

1950(昭和25)年に開設された船橋オートレース場は、ことしで66歳を迎える「オートレース発祥の地」
主催は県と市で、土地は三井不動産商業マネジメント、施設はよみうりランドが所有している。

現在、オートレース場と京葉線の線路の間には、2016年9月竣工を目指して建設がすすむ三井不動産ロジスティクスパーク船橋1が姿を現し始めた。
この新たな物流拠点が建つエリアは、60年前は「船橋ヘルスセンター」というレジャー施設の海水浴場やプールがあった。

総合レジャー施設としてにぎわったこのころ、同センターの付帯施設として「船橋サーキット」や「船橋飛行場」なども存在した。
元F1ドライバーのピエロ・タルッフィが設計したこのサーキットは、鈴鹿サーキットに次ぐわが国2番目のサーキットとして、1965(昭和40)年に登場。
わずか2年という短命に終わったが、ここを長谷見昌弘や高橋国光、生沢徹、浮谷東次郎らが駆るマシンが駆け抜けたという。

700mの滑走路を持つ飛行場は、同センターによる遊覧飛行機が離着陸する場として、場所を移しながらおよそ10年間存在。
この跡地に90年代、人工スキー場「ららぽーとスキードームSSAWS(ザウス)」が登場。
「東京から電車で、手ぶらで行けるスキー場」といううたい文句で注目を集めた。
この“湾岸スキー場”でにぎわった場所が現在の「IKEA船橋」で、ザウス時代と同じく、週末ともなると混雑を見せる。

いま、これらの遺構はほとんど見られないが、京葉線の車内からは、海水浴場やサーキット、滑走路、ザウスなど、それぞれの在りし日を想像できる。
「船橋サーキットの“ソックスカーブ”は、京葉線の高架下をぐるっとターンしていたはず」というように。<了>

JR京葉線・南船橋駅の近辺は大きく様変わりしました。
今から20数年前に、この近りで頻繁に仕事をしていた私にとって、まるで別世界になっちゃいました。
もしかしたら、30~40年後には、また違った「顔」になっているかもしれませんね。