佐賀新聞の記事より。
過熱化が問題視されている少年スポーツを抑制しようと、佐賀県の佐賀市教育委員会は新年度から、練習場所となる市内の学校施設の利用回数を1団体当たり週3回、1回2時間以内に制限する。
小学生が所属するスポーツクラブのあり方について協議していた検討委員会(15人、渡瀬浩介委員長)から1日に提言を受け、東島正明教育長が方針を示した。
過熱化抑制のため、学校施設の利用を制限するのは県内で初めて。
市が昨年7月、学校施設を利用する市内全150団体に調査したところ、週4回以上練習しているクラブは54.9%に上っていた。
06年度に「練習は週3回以内」とする指針を示していたが、現場に浸透していない現状が判明した。
教育・医療分野、スポーツ団体、PTAなどの関係者で構成する検討委が5回の会議を開いて提言をまとめた。
提言は、学校施設の利用制限のほか、指導者と保護者がコミュニケーションを取る連絡会や市教委内に相談窓口を設置することを求めた。
指導者、保護者会代表が年1回以上、スポーツ研修会・講習会に参加したり、指導者資格の取得も促している。
利用制限では、土日祝日の利用も含めて「1団体週3回まで。1回2時間以内」を徹底する。
利用日数、時間を守らない団体は、施設利用を許可しないなどペナルティーの対象となる。
学校施設の利用は年度末の2~3月にかけ各校で関係者が学校側と年間計画を調整する。
この会議の場で、学校側が新たな市教委の方針を説明、理解を求める。
小学生のスポーツをめぐっては、市PTA協議会から「指導の過熱化」「勝利至上主義」を問題視する意見が寄せられている。
学校現場からも、土日に試合が多い月曜に保健室を利用する子どもが多いことや、授業中の居眠り、宿題をしないなどの報告がある。
渡瀬委員長は「市の指針が実践されておらず、提言は実践するための具体策も盛り込んだ。
実効性のある意識啓発をしてほしい」と注文した。提言を受けた東島教育長は「今までになく踏み込んだ内容になっている。
子どもの健全育成のためのスポーツであり、提言をしっかり受け止めて実践したい」と述べた。<了>
あくまでも少年スポーツ(体育、部活動を含め)は教育、学習の一環であり、必要以上に過熱化してはいけない。
その上で、このような施策を講じるのは、とても有益だと思った。
ただ、この件は練習場所となる市内の学校施設の利用回数に限っての話しになるから、他の施設など外での練習はカウントされない。
できることなら、この部分にもメスを入れてもらいたいと思います。
過度の練習(やり過ぎ)によるスポーツ障害が中高生を中心にとても多く、スポーツをしたがために、一生不自由な生活を余儀なくされる場合もあります。
スポーツは本来、もっと自由で自主的であるものではないでしょうか?
本格的に競技スポーツの道へ進み、アスリートとして歩んでいくのなら、過酷な練習もやむを得ない部分がありますが、みんながそうする必要はないのです。
指導者の意識、家庭のサポートも含め、スポーツに携わることは、もっと自由闊達なものであってほしいと願うばかりです。
過熱化が問題視されている少年スポーツを抑制しようと、佐賀県の佐賀市教育委員会は新年度から、練習場所となる市内の学校施設の利用回数を1団体当たり週3回、1回2時間以内に制限する。
小学生が所属するスポーツクラブのあり方について協議していた検討委員会(15人、渡瀬浩介委員長)から1日に提言を受け、東島正明教育長が方針を示した。
過熱化抑制のため、学校施設の利用を制限するのは県内で初めて。
市が昨年7月、学校施設を利用する市内全150団体に調査したところ、週4回以上練習しているクラブは54.9%に上っていた。
06年度に「練習は週3回以内」とする指針を示していたが、現場に浸透していない現状が判明した。
教育・医療分野、スポーツ団体、PTAなどの関係者で構成する検討委が5回の会議を開いて提言をまとめた。
提言は、学校施設の利用制限のほか、指導者と保護者がコミュニケーションを取る連絡会や市教委内に相談窓口を設置することを求めた。
指導者、保護者会代表が年1回以上、スポーツ研修会・講習会に参加したり、指導者資格の取得も促している。
利用制限では、土日祝日の利用も含めて「1団体週3回まで。1回2時間以内」を徹底する。
利用日数、時間を守らない団体は、施設利用を許可しないなどペナルティーの対象となる。
学校施設の利用は年度末の2~3月にかけ各校で関係者が学校側と年間計画を調整する。
この会議の場で、学校側が新たな市教委の方針を説明、理解を求める。
小学生のスポーツをめぐっては、市PTA協議会から「指導の過熱化」「勝利至上主義」を問題視する意見が寄せられている。
学校現場からも、土日に試合が多い月曜に保健室を利用する子どもが多いことや、授業中の居眠り、宿題をしないなどの報告がある。
渡瀬委員長は「市の指針が実践されておらず、提言は実践するための具体策も盛り込んだ。
実効性のある意識啓発をしてほしい」と注文した。提言を受けた東島教育長は「今までになく踏み込んだ内容になっている。
子どもの健全育成のためのスポーツであり、提言をしっかり受け止めて実践したい」と述べた。<了>
あくまでも少年スポーツ(体育、部活動を含め)は教育、学習の一環であり、必要以上に過熱化してはいけない。
その上で、このような施策を講じるのは、とても有益だと思った。
ただ、この件は練習場所となる市内の学校施設の利用回数に限っての話しになるから、他の施設など外での練習はカウントされない。
できることなら、この部分にもメスを入れてもらいたいと思います。
過度の練習(やり過ぎ)によるスポーツ障害が中高生を中心にとても多く、スポーツをしたがために、一生不自由な生活を余儀なくされる場合もあります。
スポーツは本来、もっと自由で自主的であるものではないでしょうか?
本格的に競技スポーツの道へ進み、アスリートとして歩んでいくのなら、過酷な練習もやむを得ない部分がありますが、みんながそうする必要はないのです。
指導者の意識、家庭のサポートも含め、スポーツに携わることは、もっと自由闊達なものであってほしいと願うばかりです。