ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

是枝監督作品 映画「ベイビー・ブローカー」

2022年06月29日 | 映画
映画「ベイビー・ブローカー」
オススメです。

私は3回観て、伏線が繋がりました。
悪人に見える人の中に暖かさがある。
善人に見える人の中に悪意がある。
子育てママの孤独。

悪人が悪人に癒され、成長していく姿。
善人が悪人に癒され、本物になっていく姿。
人って捨てたもんじゃない!
人っていいな!
家族って何か?

心の奥にある人の温もりがジンワリ、共鳴する。
勇気と希望をくれる是枝作品。
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人はみな変わってるさ

2020年01月05日 | 映画
「僕は変かい?」
「もちろん」
「本気で聞いてるんだ」
「変かな」
「人はみな変わってるさ」

この会話は、
私が中学1年生の時に見た映画「Stand by Me」の一場面での会話です。

主人公の少年たちが
線路を歩きながら語る言葉です。

その当時、私は自分が
どこか人と変わっていると思っていました。


だから、同じ年代の少年が語る
この言葉を聞いたときに、とても救われた気がしたのです。


人には、それぞれ長所・短所があり、能力の凹凸があります。

それを認める事はとても難しいですが、認めて、
開き直ってしまえば、とても楽になります。


映画「スタンド・バイ・ミー」Wikipediaより

1950年代末のオレゴン州の小さな町キャッスルロックに住む4人の少年たちが
好奇心から、線路づたいに“死体探し”の旅に出るという、ひと夏の冒険を描いている。

アカデミー脚色賞、ゴールデングローブ賞作品賞、監督賞にノミネート。

また、ベン・E・キングが歌う同名の主題歌はリバイバルヒットした。

兄弟間の葛藤において生じるカインコンプレックスについても描かれた。



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ネタバレ注意!映画「そして父になる」

2019年09月14日 | 映画
昨日の先生のための心の勉強会は、扱いの難しい子どもさんへの対応法を
あれこれ皆んなで考えて、盛り上がりました。

久しぶりにおかしくて涙が出て、お腹が痛くなるほど笑い、楽しく勉強出来ました。

子どもたちの笑顔のために、一緒に勉強してくださって、ありがとうございました。

次回の勉強会は、2019年11月1日の午後7時から9時まで、カウンセリングルーム303号です。

お待ちしております。


さて、是枝裕和監督が監督・脚本・編集し
カンヌ国際映画祭で、審査員賞を受賞した映画「そして父になる」を久しぶりに観ました。

リリーフランキー演じる電気屋のお父さんと
福山雅治演じるエリートサラリーマンのパパの子どもが、
6歳になって、病院で取り違えられてたと突然知らされる所から映画のストーリーが展開します。

お互いの家庭を知って、収入はさほど良くない電気屋のお父さんが
高級取りのエリートサラリーマンに
父親としての在り方を助言するシーン。


電気屋のお父さん:「子どもと居る時間作った方がいいよ。お風呂も一緒に入らないんだって」

エリートサラリーマンのパパ:「うちは、何でも自分で出来るようにって、そういう方針なんですよ」

電気屋のお父さん:「(中略)でも、この半年で、りょうたさん(エリートサラリーマン)が居た時間よりもけいた(エリートサラリーマンの子ども)と長く居るよ」

エリートサラリーマンのパパ:「(笑)時間だけじゃないと思いますけどね」

電気屋のお父さん:「(笑)何言ってんの。時間だよ。子どもは時間」

エリートサラリーマンのパパ:「(怒った様子で)僕にしか出来ない仕事があるんですよ」

電気屋のお父さん:「父親かて、取り替えのきかん仕事やろ」

父親、母親、担任の先生も
子どもにとって、取り替えのきかない仕事。

子どもの人生にとって、かけがえのない重要な役割を持つ人物であるということを再認識しました。

映画のいたるところで、
子どもたちの無邪気な笑い声が
効果音として使われ印象的でした。

もっと、多くの子どもたちの無邪気な笑い声が
たくさん聴けるように活動します。
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映画「泣くな 赤鬼」

2019年06月14日 | 映画
今日から封切りになった映画「泣くな 赤鬼」を観ました。
 
映画館で映画を観るのは、久しぶりでした。
 
作家 重松清さんの原作「せんせい」を元に、
陽に焼けた赤い顔と、鬼の熱血指導から「赤鬼先生」と呼ばれていた高校の先生と教え子のストーリー。
 
先生役は、堤真一さん。
 
先生の奥さん役は、麻生祐未さん。
実は、麻生祐未さんは、中学・高校時代の同級生。
同級生がこうして、50代になっても頑張っているのを見るのは嬉しいものです。
 
教え子役は、柳楽優弥さん。
 
先生が、一方的になっていたかもしれない熱血という情熱に疑問を投げかける教え子たち。
 
教えたつもりの教え子から、沢山のことを学び、成長していく先生。
 
成長した先生の娘が、
「お父さんは、弱い所を見る勇気がないんだよ。」
 
というようなことをいうシーンがあります。
 
教え子のダメな所も受け止める。
 
生徒たちや子どもが
ただ、管理的に、威圧的に、生徒間を比較して、競争させる教育に疑問を投げかける…
 
親とは?先生とは?
人を育てるとは?
どうすれば良いのか?について、考えさせられました。
 
心理学者のエリク・エリクソンは、成人期に獲得すべき発達課題を
「ジェネラティビティ」と言いました。
ジェネラティビティは、世代継承性とか、次世代育成能力とも訳され
子どもを産み育てるだけでなく
後輩・後継者・教え子など、次世代の人との間に良好な関係を持ち、次世代の主体を育み、育てていくことができる能力を言います。
 
まさに、この映画は、主人公である先生が
エリクソンの言う世代継承性、ジェネラティビティを獲得していくプロセスを描いた作品だなと思いました。
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「ニーゼと光のアトリエ」の希望の光

2019年01月06日 | 映画
映画「ニーゼと光のアトリエ」をもう一度観ました。

閉鎖病棟の窓を開き、光の入るアトリエで
陽射しを浴びて心閉ざされた患者さんたちの心が開いていく姿は、
人間の持つ本来の自然な治癒力を感じさせます。

この映画は、初めて観た時に、役者さんの素晴らしさに圧倒されました。

2度目に見たときに気がついたことは、
光の描き方が芸術的です。

統合失調症の画期的な治療薬クロルプロマジンが発見されたのは1952年。

映画の舞台は、1940年代のブラジルの国立精神病院です。

愛情と芸術で人を癒す方法を見出したニーゼ博士が見上げる光には、
閉鎖病棟が解放されていく新たな展望を見るようでもあります。

このお正月、いい映画に出会って幸せです!
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映画「ボヘミアンラプソディー」僕なんか生まれてこなけりゃ良かった

2018年11月19日 | 映画
僕はたまに思うんだ
僕なんか生まれてこなけりゃ良かったって

♪I sometimes wish I had never been born at all

クイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーの栄光と孤独を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観ました。

ボヘミアンは、世間の慣習を無視して奔放に生活する人

ラプソディーは、自由形式の狂詩曲のこと。

常識を打ち破る曲作り
当時、あのPVを見た時には、正直ちょっと気味悪い感じさえしました。

当時は、あんまり分からなかったけど、今改めてあの曲の素晴らしさ、凄さが分かりました。

私自身が人生経験を経て分かる素晴らしさもあります。

なるほど、この詩をフレディが書いたのは、エイズにかかって病気による自分の死を意識する前だから、
いかに、人は自分の人生のシナリオを予め書いているかという証明になると思いました。

そして、歌詞には、救われたいという願いも込められていました。

♪And I'm just a poor boy and nobody loves me
僕はちっぽけな男の子で、そして誰も愛してくれない

♪Spear him from life from this monstrosity
とんでもない運命から救ってやろう


映画のクライマックスな、1985年夏の「ライブ・エイド」でのパワフルで熱狂的なライブ。

既に彼は、エイズ感染して体調を崩し、自分の死を意識して出演してたことを、当時の私は知りませんでした。

多くの人が経験する愛、悲劇、喜びだから共感する詩。

フレディの出世や半生を知って、すっかりクイーンのファンになりました。

今度は、一緒に歌ったり出来る、応援上映とやらに行ってみたいなと思っています。
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「素晴らしきかな、人生」LIFE CAN BE WONDEFUL

2017年03月12日 | 映画
「素晴らしきかな、人生」久しぶりに映画を観ました。

「素晴らしきかな、人生」LIFE CAN BE WONDEFUL

あのウィル・スミス主演で、あまり喋らず、表情やたたずまいで演技する役です。

ニューヨークの広告代理店で成功を収めていたハワード(ウィル・スミス)は6歳の娘を亡くし、
深い喪失感の中にいた。私生活だけではなく仕事にも身が入らない彼の会社は傾きかけていた。

同僚たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)もまた、そんなハワードと会社を心配していた。

ある日、人生ドン底のハワードの前に3人の奇妙な舞台俳優(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン、ジェイコブ・ラティモア)が現れる。

不可思議な言動をハワードに投げかける年代も性別も異なる彼らは一体何者なのか?

しかしその出会いは、徐々にハワードに変化をもたらした……

幼い子どもを亡くし
長く自分の世界に閉じこもる主人公に対して

心理学的な考え方の様なアプローチがとても興味深く、
私にとっては色々考えさせてくれる映画でした。

主人公が癒されていくプロセスは、
カウンセリングの過程と重なり
心から込み上げてくる感動がありました。

昨年、訪れたニューヨークの街が舞台というのもあり、
より身近に感じました。
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ファインディングドリー と 栗原類さんの発達障害

2016年08月03日 | 映画
モデルでタレントの栗原類さんが、自身の発達障害を知ったきっかけは「ドリー」だそうです。

アメリカ在住の六歳の頃に発達障害と診断され、発達障害を理解するために「青い魚を観せてられた」というエピソードをテレビで語っていました。
私たちも、生まれつきの脳の影響で、忘れん坊のタイプの人の気持ちを理解するためにも観てみたい作品
ディズニー映画の最新作『ファインディング・ドリー』が、封切られています。

発達障害は、早期発見と本人の主体的に問題解決が出来るよう支援することが大切で、
例えば、エジソンやトム・クルーズの様に得意分野とされる右脳をさらに活用し、社会適応することを支援します。

***
「いつも周りに謝ってばかりいたドリーに、
自分自身を愛してほしい」

──この映画に、アンドリュー・スタントン監督はそんな想いを込めた。

 7月16日の公開初日、各地の映画館はほぼ満席。6月から先行上映されていたアメリカでは、『ズートピア』や『トイ・ストーリー3』を上回り、アニメ史上最高の興行成績を収める空前のヒットとなっている。

 同作は、2003年に公開された『ファインディング・ニモ』の続編。

主役・ドリーは、前作にも登場したニモの友達だ。

懐きやすく天真爛漫で鯨と話せるなどの能力を持つものの、数秒前のことをすぐに忘れてしまう。

今作はドリーが自分のルーツを探す旅に出るストーリーで、その家族愛に涙した親子は多い。

また、“忘れん坊のドリー”に、わが子のある姿を投影し、涙を流す人も。都内に住む40代の主婦は、こう話す。

「ドリーを見て、うちの息子の小さい頃を思い出しました。3才で発達障害と診断されたのですが、集中力がなくてじっとしていられないから、何度幼稚園や学校に謝りに行ったことか。私はそんな息子を叱ってばかり。息子はずっと頑張ってきたんですよね。子供の時もっと認めてあげられればよかったなぁと、涙が止まりませんでした」

 発達障害は、脳機能の発達が関係する先天性の障害。

自閉症、アスペルガー症候群、注意欠損・多動性障害、学習障害などに分類される。

近年、診断される子供の数は徐々に増えており、2012年には、「小中学生の6.5%に発達障害の可能性がある」という統計も発表された。

 モデルの栗原類(21才)は、昨年5月に自ら発達障害であることを公表している。

自身が発達障害だと気づいたのは18才の時。映画『ニモ』に出てくるドリーを見たことがきっかけだった。

《何でもすぐに忘れてしまう魚が出てくるので、「おもしろいね。何でも忘れちゃうんだね」と言ったら、母から「実は類もそうなんだよ」と。発達障害には、長期記憶があまり得意じゃない人もいるらしく、それで初めて自分が発達障害だと知りました》(朝日新聞7月16日付朝刊)

 栗原は自分の障害を知っても決してマイナスに捉えたことはなかったという。

《「今すぐできなくていい」と、母はいつも僕に言います。僕は、普通の21歳に比べたら出来ないことが多いですが、長い目で見る感覚が、発達障害の子どもにも、その親にも大事かなって思います》(同前)

 ドリーが伝えるメッセージは、温かく重い。

※女性セブン2016年8月4日号より
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ペイフォワード

2014年01月17日 | 映画
カウンセラー講座を終え、列車に飛び乗り
これから、佐世保へ移動します。
佐世保で、明日朝から講演、午後からワークショップです。

なんで、こんなに飛び回っているのか…
ただの働き中毒ではありません。

自分がしてもらって嬉しかったことを
してもらった人に恩返しするのでなく、
それを次の人に渡す。

私は、カウンセラーになるために心の勉強をして、
生きるのがとても楽で、幸せになったので、
教えていただいた先生に直接恩返しするのではなくて、

少しでも楽に、幸せになる人が増えて欲しいという願いを込め

次の人に渡して心のことを広めるという生き方を選びました。

だから、あちこちで講演させていただいております。

私が渡した人がまた、次の人に渡す。
そして、楽になる人が増える。
倍々計画です。

名付けて、「幸せの種まき運動」。
別名「ペイフォワード運動」。

ペイフォワードの由来は、2000年封切りの映画から来ています。

ワーナー・ブラザーズ配給:『ペイ・フォワード』可能性の王国
原題『Pay it Forward』:西暦2000年度作品


11才の少年トレバーは、社会科の授業で「今日から世界を変えてみよう」という課題を出されました。

トレバーが考え付いたアイデアは、
人から受けた厚意をその相手に対して恩返し(ペイ・バック)するのではなく、
他の誰かに違う形で先贈りして善意を広げていく(ペイ・フォワード)こと。

映画の中では「次へ渡せ」という言葉で翻訳されています。
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レミゼラブル

2013年02月06日 | 映画
正義とは何か?
幸せとは何か?
生きる意味とは何か?
愛するとはどういう意味があるのか?
自由とは?
希望とは?
人生とは?
死ぬこととは?

色んなことを考え、感じさせてくれる映画でした。

何度も涙が出て、
何度も観に行きたくなるほど感動したので、ご紹介します。

映画「レ・ミゼラブル」
昨年暮れからのロングランで、オススメだと聞いていて、
ようやく観てきました。

どの役者さんも歌声が素晴らしく
これまでの映画の様にスタジオ録音のあと、
口パクでなく
その場で演じながら歌ったそうで、
役者さんもピアノ演奏が聞こえてきて
泣きそうになりながら歌ったエピソードもあるくらい
歌を使ったからこそ、感情のこもった演技にもなっているようで、
観ている方も心打たれました。



文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、
世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。

『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、
貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの
波乱に満ちた生涯を描いています。
主演の『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマンがジャンバルジャンのはまり役。
彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウも歳を重ねて良い味出してるし、
『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、
『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいでした。

終わってみると、三時間近く経っていて、びっくり!
そんなに長いと感じないほど、見応えがありました。

間延びすることなく
レイトショーでも、全く眠気も感じませんでした。


映画館で私の隣りに座っていた女性は、途中から何度もすすり泣いていて、
私も泣いて良いんだという安心感がありました。

最後には、隣りから「うぇっ、うぇっ」と咳き込むのが聞こえてきて、
これほど泣いている様子は、映画館で初めてで、びっくりしました。



エンドロールが終わるまで立つ人も居ませんでした。

ミュージカルの映画化で、もっと違和感があるかと思いましたが、
一人一人の歌声が素晴らしく、すぐに引き込まれました。
ロンドンで27年間にわたり上演が続き、
今なおロングラン記録を更新し続けているそうで、
世界43カ国、21カ国語に翻訳され、6000万人を動員しているミュージカルの映画化だけに
本篇が終わった時に思わず、拍手をしたくなりました。

おそらく外国の映画館では、拍手喝采なんじゃないかな?

久しぶりにミュージカルを観たくなったなあ。

この前からブログに書いていた「幸せ」について考えさせてくれました。
コメント (2)
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