日刊スポーツ
日大アメフト部の悪習「はまる」状態だった選手
2018年05月30日配信の記事。
日大アメフト部のあしき慣習がまた1つ判明した。
関東学生連盟の調査で、内田前監督による精神的な圧力をかけ成長を促す、独特の指導法が明らかになった。
その対象になることを選手たちは「はまる」と呼び、対象者を変えては繰り返していた。
今回の問題で、はまったのが、記者会見で謝った選手だった。
経験者は「辞めようと思った。地獄だった」と衝撃の告白をしたと言う。
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私たちが、もし大学生の時に、「はまる」状態に置かれてしまったら…
それを想像できるだろうか?
はまって、追い詰められた精神状態で、もし、反則行為をしてしまったら、
あんな記者会見が出来るだろうか?
反則行為をしてしまった学生も被害者なのかもしれない。
反則行為は、いけないことだが、オトナが守らなかったのは、何より恥ずかしい。
学生は、その行為を反省し、
独りで公に真相を打ち明けることにしたその勇気はどれだけだっただろうか?
私たち、オトナは、決して子ども(学生)たちを「はめ」ては、いけない。
私たち、オトナは、子ども(学生)たちを守らなければならない。
私たち、オトナは、子ども(学生)たちにモデルとなるオトナの姿を示して、
適切な教育を施し、導かなければならない。
被害者側の関学アメフト部監督や被害者の親が
日大アメフト部学生の擁護をしていた。
それは、オトナとして、学生を守らなければならないと思っての行動だと思った。
私たちオトナは、子どもたちから、真似したいと思われるような振る舞いをしなければならない。
私たちオトナは、子どもたちの憧れ、モデルとならなければならない。
自分をごまかし、自分に嘘をつき、自分の保身や自分の得になることだけを考えて生きるオトナに
私は、なりたくない。
私たちオトナは、自分の振る舞いが、子どもたち、ひいては後世にどれだけの影響を与えているのかを自覚し、
悪い連鎖を断つ勇気を持たなければならない。
これは、決してスポーツの世界だけでない。
悪い連鎖を断つ勇気を学生側が見せてくれたのだと思う。
それに、応えて、正直に悔い改めて行く勇気がオトナにも必要。
間違ったことをした後に、公に真実を語り、謝る勇気は、相当な勇気で、オトナにも見習って欲しい。
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