北九州の大学に向かう途中。
列車の車窓から見えてきた解体後。
九州大学跡。
大学院の論文指導を受けるために通った道路沿いの広い跡地。
古びた建物の横のプレハブに先生の研究室があった。
人生は喪失体験の連続。
風景がなくなった後の喪失感。
寂しさ、じんわり。
がっかり
がっかりさせないように、生きてきたなぁ~。
迷惑かけないように・・・
調和が取れるように・・・
喜ばせるように・・・
役にたつように・・・
そう生きてきました。
困らせるのが怖いのかな。
困らせることで自分が荷物になるのが嫌なのかな。
どんな自分でも、愛される価値がある・・・。
自分にそう伝えよう。
***
困らせる
迷惑かける
荷物になる
調和がとれなくなる
役に立たないと思われる
がっかりさせる
嫌われる
これらはおそらく全部思い込みなんです。
小さい頃、そう空想したんです。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
あなたの大切な誰かを…
困らせてみよう。
迷惑かけてみよう。
荷物になってみよう。
調和を取らないでおこう。
役に立たないと思われよう。
がっかりさせてみよう。
嫌われてみよう。
もし、そうなったとしても死なないから。
そして、案外そうならないかもしれない。
本当に人生を空費しているのは、
「人生の喜びや煩いに心惑わされて、
永遠的な決断のもとに自己自身を精神
すなわち自己として意識するに至らずして
日々を過ごしている人」である。
長い短いはあるにしろ、人生80年だとして…29,200日。
現在、20歳の人は、これまで…7,300日。
これからの残りが60年だとして…21,900日。