ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

サポートブック

2020年02月20日 | 発達障がい
おはようございます。ひまわり先生です。

今日2020/02/20は、朝から福岡市ゆうゆうセンターで
「サポートブックの作り方」に参加しています。

サポートブックとは、

発達障礙のある方への支援ツールの一つです。

たとえば、子どもさんの特性を伝え、得意なこと、子どもがわかりやすいことについて書きます。


・話し言葉の理解が苦手
→見て理解する、覚えることが得意です。

・あれこれ二つのことを同時に実行することが苦手
→ひとつずつ実行することが得意です。

・先の見通しを持つ、段取りを考えることが苦手、

急な変更、いつもと違うことが苦手、

応用する、臨機応変が苦手
→いつもと同じだとわかりやすい


・色々な感覚の過敏さ・鈍さ(低反応)がある
→ひとりで実行するのが好きです。
→ノートやプリントの白のトーンを落とすと見やすいです。

・初めての場所、空間が苦手、
他者の気持ち・考えを想像することが苦手
→一度覚えると律儀に実行します(ずっと覚えてる)などなど…

人によって、特性は、全く違います。

まずは、その特性を本人や家族が理解すること。

そして、上手く行った対応を学校の先生や支援者に伝えることで、本人の長所を活かし
生きやすくなるサポートになります。

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発達障がいの勉強会 サポートブックの作り方

2020年02月05日 | 発達障がい



一緒に勉強しませんか?

発達障がいの方、
または発達障がいではないかと思われる方の保護者向けの講座があります。

日時:2月20日木曜日
午前10時から12時まで(受付9時半)

「サポートブック」の作り方や使い方について
「家の子、こんな子」を伝えよう

場所:あいあいセンター 大研修室7階
福岡市中央区長浜1-2-8


事前の申し込みは、必要ありません。

直接、会場にお越しください。
託児はありません。
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みんな違ってみんないい

2019年12月08日 | 発達障がい
写真は、日田市三隈川の朝の景色。





広瀬淡窓の言葉

「鋭きも鈍きも共に捨てがたし

錐(きり)と槌(つち)とに使い分けなば」

広瀬淡窓は、身分・学歴・年齢を問わず
塾に受け入れたそうです。

江戸時代の厳しい身分制度にあって
女性を入塾させるとは、進取的で平等な考え方。

これが200年前と聴いて驚きました。

アメリカでカウンセリングの源流となった「職業指導運動」は、100年ちょっと…。



この職業指導運動の背景ですが、

1900年台始め、アメリカで急速な工業化が進みました。

職を求めて若い人が多く都会に集まり工場労働者が増えていきました。


若者たちにはその人の向き不向きに関わらず、仕事に就きました。


その結果、工場労働者になったにもかかわらず、
退職になるケースが続発したのです。

孤独と生活苦から悪に染まる若者たちが続発しました。

この状況から若者たちをなんとか救おうとする社会運動が起きました。


これが職業指導運動です。

その支援者の一人がパーソンズ(Parsons,F.)です。


パーソンズは、1908年にボストンの市民厚生館に職業局を設け、職業カウンセリングを始めました。

これがカウンセリングの始まりと言われています。

そこで働く相談員を「カウンセラー」と呼んだのです。

代表的な著書として職業選択のカウンセラーの働きを説明した「職業の選択」があります。



アメリカで心理カウンセリングのお勉強をされた80代の現役の心理カウンセラーの先生からお伺いしました。

パーソンズは、

「丸い釘を丸い穴に」

という言葉を提唱したそうです。

広瀬淡窓の言葉を聴いた時、

「みんな違ってみんないい」という金子みすずの言葉と、

パーソンズの言葉と似ているなと思いました。



発達障害も少数派。

人には、必ず良さがあります。

その特性を活かして、社会の役に立てるよう支援していきたいです。
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発達障害の勉強会のご案内

2019年10月09日 | 発達障がい



すっかり秋の風になりました。


さて、発達障がいをもっと身近に、
カウンセリングルーム小箱の連続講座は
第5回となりました。

私も度々お邪魔しましたが、とても分かりやすく、
凸凹が大きく発達障害と診断されている方にも

凸凹が小さくても、誰にでもある特徴なので、
自分のためにも、発達の問題を理解するためにも、とてもためになります。


託児付きでの講座で、託児の締め切りは本日2019/10/09です。

タイミング合う方は是非ご参加下さい。

お申し込みは、チラシを載せますので、
チラシに載っているQRコードからLineでお願いいたします。
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一人一人に合った支援とインクルーシブ教育

2019年09月24日 | 発達障がい
昨日は、小学校で講演の後
精神科の先生が主催されている勉強会に行きました。

昨日は、発達の凹凸がある子どもさんのお母さん(当事者)から
体験談とこれまで試行錯誤されてきたお子さんへの対応等を教えていただきました。

凸凹が大きく困難が多いと障害、
凸凹が小さいと健常というのも抵抗がありますが、

いずれにしても、人は多少の凸凹はあるのだから
一人一人に応じた支援が必要だということには、変わりはないと思っています。


ましてや、
自閉症はこうだ、
ADHDはこうだ、
という型通りの支援ではなく
一人ひとりに応じた支援をし

試行錯誤し
アップデートしていくことが大切です。

「障害者の権利に関する条約(障害者権利条約)」

この条約は
「私たちの事を私たち抜きで決めないで(Nothing About us without us)」
を合言葉に世界中の障害当事者が参加して作成されました。
2006 年に国連で採択をされたのに、
日本政府が、この条約に書かれたことを守ると約束(批准)したのは、2014 年 1 月でした。

障害者が障害のない人と同じように、

地域でどこで誰と住むか選択でき、

建物や交通機関を利用でき、

情報が保証されることや、

障害のない人と共に学ぶインクルーシブ教育を受ける権利などを定め、

障害を持つ人が障害のない人と同じように生活することができるようになる事を目的に作られました。

また障害者が生活を行う上での様々なバリアは、

障害そのものに原因があるのではなく、

社会との関わりの中で障害が生まれるという

「障害の社会モデル」の考えを取り入れています。

先日参加したインクルーシブ教育を指導されている先生は、
インクルーシブ教育をした方が健常のお子さんの成績も上がるそうです。

学校の先生がインクルーシブ教育の研修を受けても
実際にインクルーシブ教育をしている先生は、
まだ多くはないとのことでした。

例えば、
教卓の横にごちゃごちゃ置かないとか、
気が散らないように布でカバーするとか、
黒板に色々書かないとか
やれることから始めたいですね。
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就労支援の専門家とつながる

2019年08月27日 | 発達障がい
今日は、カウンセリングが終わってから
就労支援施設に行きました。


発達障害専門の精神科医、大学の臨床心理学の先生を始め
就労支援の関係者の皆さんとの勉強会に参加しました。

今日は、私が事例発表をし、就労支援についてのアドバイスなどを頂戴しました。

こうして、大切なクライアントさんが
多くの専門家の支援を受けられることに感謝します。

まだまだ、勉強。

一生、勉強。


学ぶことは、愛すること。

学ぶことは、自分と自分の大切な人を大切にすること。
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凸凹さんが自分を理解し、周囲にも理解してもらう

2019年07月19日 | 発達障がい
今日は凸凹さんの勉強会でした。
 
凸凹さん、発達障がいの子どもたちの呼び名です。
 
発達障がいと言うと、障害と言う言葉がつくゆえに、偏見を持たれがちなんです。
 
例えば言語能力がすごく高いのに事務作業が苦手というように能力の凹凸が大きく、
 
社会で適応するのに困難が大きいために、発達障がいと診断される場合があるのです。
 
例えば、中学校1年生になって、先生が黒板に書いたのをノートに書き写すことが多くなります。
 
手と目の協応が苦手、短期記憶が苦手の場合など、
他の人の3倍ぐらい書き写すのに時間がかかってしまうことがあります。
 
例えば耳から入ってくる言葉を短い時間記憶しておくことが苦手な場合
先生が英語の短文を読み上げて、それを書き取るという小テストが苦手だったりすることもあります。
 
ただ、知能検査を日本語に訳している先生がおっしゃってたのですが、
知能の中にはいろんな能力があって、
誰しも凹凸があります。
 
だから、厳密に言うと、誰しもが発達障がいと言えるのかもしれないと。
 
私たち支援をする側も、知能テストの勉強したり、発達障害の勉強したりしていて
あーこれ私にも当てはまるということがよくあります。
 
例えば、「シングルフォーカス」
 
1つのことに集中して他のことに注意が行かなかったり、他のことを忘れてしまったりすることです。
 
そんな時は、1つずつ伝えること。具体的に明確に伝えること。
 
今は他のことが頭に入らないんだと、自分も理解し、他の人も理解してあげること。
 
自分も周りの人も、少し余裕を持って、理解し、理解してあげると、
困り感の多い人も、少し生きやすくなると思います。
 
 
 
 
 
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重度知的・精神障害者のヘルパー付き一人暮らしを見つめる〜映画「道草」上映会のお知らせ

2019年07月09日 | 発達障がい
映画「道草」上映会のお知らせ
 
〜重度知的・精神障害者のヘルパー付き一人暮らしを見つめる〜
 
日時:明和元年7月21日日曜日10時20分から12時
場所:福岡市市民福祉プラザ1階ふくふくホール福岡市中央区荒戸3-3-39
料金:1000円
申し込み・問合せ先:メールmitikusa.fukuoka@gmail.com
申し込み方法:お名前、当日連日が取れる電話番号を明記の上、メールでお申し込みください。
主催:「道草」自主上映実行委員会in福岡(福岡紹介し親の会連絡協議会、認定NPO法人障害者より良い暮らしネット)
後援:福岡市、一般社団法人「福岡親父大」、福岡市をつなぐ育成会
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自閉症スペクトラムという文化の理解

2019年06月20日 | 発達障がい
自閉症スペクトラムという文化の理解をしようと購入した本。
 
「あたし研究」小道モコ絵・文
クリエイツ刊
 
この本、自閉症スペクトラムの当事者、モコさんが
「ありのままにその人らしく生きられる」社会を願って書いた物を本にしてあります。
 
モコさんのイラストと分かりやすい文章で
自分と人がいかに違うかを教えてもらえると思います。
 
自閉症スペクトラム(ASD)の人たちは、visual thinker=視覚的に考える人たちと言われます。
 
例えば
・場の雰囲気を読む
 
・含みのある言葉の意味を理解する
 
・慣用句、(例えば、寝耳に水)個々の元来の意味から決まらないような慣用的表現を理解する
 
・「ちょっと」など、その時の状況によって長さが違うような曖昧な表現を理解する
 
・方向感覚や地図を読む
 
・自分に背中があると言うことを知識としては知っていても、見えないものを実感する
 
・目や耳などの感覚器官から入ってくる情報を、状況や文脈の中で統合する
 
・優先席マークなど、視覚的なシンボルを全く同じ状況や格好でなくても、応用して当てはめる
 
・服のタグなどの触覚過敏
 
・「音が痛い」という感覚の聴覚過敏
 
・持っていく物を忘れない
 
・自分の顔を認知する、全体としての人の感じ、全体としての自分の感じをうまくつかむ
 
 
などの困難、難しさを、イラストで表していて分かりやすいです。
 
いじめについてのイラストも、心にズシンと響きます。
 
自閉症スペクトラムは、少数派だけど、
悪いわけじゃない。
 
多数派が良いわけじゃない。
 
 
これからも、OK-OKを主軸に、色んな人の理解をしていきたい。
 
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「子どもを公園に連れて行って」では、遊んでくれないかも?

2019年05月10日 | 発達障がい
「子どもを公園に連れて行って」
と、言ったのに、
 
パパは、子どもと遊んでくれない。
 
 
そんなお悩みを、ママから聞くことがあります。
 
 
もしかしたら、パパは、言葉を額面通り取るタイプで
 
具体的で、明確に言えばしてくれる可能性があります。
 
 
「子どもを公園に連れて行って、子どもと一緒に遊んで」
 
パパがダイナミックに子どもと遊ぶこと。
 
父性。
 
とても、大切です。
 
 
遊びを通して、子どもは、自己コントロールを覚え
 
また、社会は楽しい所だと思う。
 
冒険心のある社会で活躍する子どもになることでしょう。
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発達障がい勉強会〜凸凹さんを理解する

2019年05月09日 | 発達障がい
発達障がい講座を受講しています。
 
凸凹さんは、少数派なので、勉強して理解をしましょう。
 
特徴は、様々で、行動に現れない場合があります。
 
聴覚過敏だと、
人が大きな声で言うだけで、怒られたと感じることがあります。
 
視覚過敏だと、
目に見えないものは入りにくいので、自分の感情やボディーイメージも分かりにくい
 
シングルフォーカス、一つのことに集中する方だと、
視野、見てる部分が狭いし、
興味・関心が狭くて、深くはまり込む
 
言葉も、文字通り取る場合が多いので、
支援の第一歩は、自分がどんな言葉を使っているかを自覚して修正すること。
 
これからも、
こうやって、発達障がいについてのお勉強続けて、お伝えしていきます。
 
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