「真理(ひみつ)は、汝を自由にする」
カッコ書きに、ひみつとあるのは、
治療者との信頼関係に守られて、
面談で次第に語られるひみつ、
つまり、心理のことだそうです。
もしくは、自分で自分の無意識に気付くことだそうです。
ひみつを語ったり、無意識に気づいたりすることで、
自由になるという意味です。
一般社団法人メンタルヘルス協会の研修にきていただいた
日本交流分析学会理事長で、
今年夏に予定されている国際TA協会世界大会大阪大会の会長の
杉田峰康先生が、お話しくださった言葉です。
心療内科という言葉を作り、
日本に初めて九州大学に心療内科を創設された池見酉次郎先生から招聘され、
九州大学にいらっしゃったそうです。
杉田先生は、当時、留学していたアメリカから福岡にいらっしゃっいました。
先生がアメリカに留学された頃は、二週間かけて貨物船でアメリカに渡る時代。
一ドル360円。
ハンバーガーは、たったの20セント。(20年前は、約2ドルだったと思います)
柔道を教えると一日5ドルもらえる。
一ヶ月アルバイトすると、日本の一年分の収入を超える…
そんな時代です。
杉田先生は、日本に戻り、
精神分析や交流分析、
つまり心理学を一般の方にも分かりやすく広めてくれた先生なんです。
著書も多数あります。
スパルタ教育が流行した時代に
お母さんや看護師さん、お医者さんたちに
抱っこや愛情が大事だと教えてくれた先生です。
九州大学退官後、活水女子大学、福岡県立大学の教授を歴任されて、
福岡市に長く住んでいらっしゃっいました。
九州にゆかりの深い先生です。
写真は、交流分析を創始したエリック、バーン先生。
*人はみなOK。
*人はみな考える能力を持つ。
*人はみな自分の運命を決め、変えることが出来る。
という哲学をもとに、
小さな子どもにも分かりやすいように、私たちの心を3つの私に例えた。
親の心、大人の心、子どもの心。
交流分析は、1964年に出来たと言われ、
来年で、ちょうど50年になります。
世界各地で持ち回りで開かれてきた世界大会が、
今年初めて、日本で開かれる記念すべき年になりました。
そして、元スチュワーデス、教官で、「人格適応論」の監訳者である
あのカッコ良い繁田千恵先生が大会の実行委員長で、
私も大会にボランティア参加する予定です。
さて、今日は、長崎でした。
久しぶりに新地中華街の江山楼のちゃんぽん、並800円(注文の際に、“並”でよろしいですか?と並を確認されてしまいます(^^;;)
をいただきました。
オイスターの出汁?
の長崎ちゃんぽんのスープは、たまりません!
長崎駅には、色とりどり、様々な紫陽花が並んでいます。
明日は、午後から福岡県糟屋郡の宇美町立原田小学校におじゃまします。
今日の箱庭