正義とは何か?
幸せとは何か?
生きる意味とは何か?
愛するとはどういう意味があるのか?
自由とは?
希望とは?
人生とは?
死ぬこととは?
色んなことを考え、感じさせてくれる映画でした。
何度も涙が出て、
何度も観に行きたくなるほど感動したので、ご紹介します。
映画「レ・ミゼラブル」
昨年暮れからのロングランで、オススメだと聞いていて、
ようやく観てきました。
どの役者さんも歌声が素晴らしく
これまでの映画の様にスタジオ録音のあと、
口パクでなく
その場で演じながら歌ったそうで、
役者さんもピアノ演奏が聞こえてきて
泣きそうになりながら歌ったエピソードもあるくらい
歌を使ったからこそ、感情のこもった演技にもなっているようで、
観ている方も心打たれました。
文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、
世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。
『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、
貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの
波乱に満ちた生涯を描いています。
主演の『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマンがジャンバルジャンのはまり役。
彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウも歳を重ねて良い味出してるし、
『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、
『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいでした。
終わってみると、三時間近く経っていて、びっくり!
そんなに長いと感じないほど、見応えがありました。
間延びすることなく
レイトショーでも、全く眠気も感じませんでした。
映画館で私の隣りに座っていた女性は、途中から何度もすすり泣いていて、
私も泣いて良いんだという安心感がありました。
最後には、隣りから「うぇっ、うぇっ」と咳き込むのが聞こえてきて、
これほど泣いている様子は、映画館で初めてで、びっくりしました。
エンドロールが終わるまで立つ人も居ませんでした。
ミュージカルの映画化で、もっと違和感があるかと思いましたが、
一人一人の歌声が素晴らしく、すぐに引き込まれました。
ロンドンで27年間にわたり上演が続き、
今なおロングラン記録を更新し続けているそうで、
世界43カ国、21カ国語に翻訳され、6000万人を動員しているミュージカルの映画化だけに
本篇が終わった時に思わず、拍手をしたくなりました。
おそらく外国の映画館では、拍手喝采なんじゃないかな?
久しぶりにミュージカルを観たくなったなあ。
この前からブログに書いていた「幸せ」について考えさせてくれました。