ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

お元気で!

2013年02月26日 | メッセージ


博多埠頭にお見送りに行ってきました。

近所(福岡市)に住んでいた里親の民さんが、
さっき引っ越してしまいました。

生まれ故郷の壱岐にこども支援ホームを建てられ、
里子さんたちを連れて、
フェリーで大移動です。

壱岐の大自然の中で、こどもたちがスクスク育って欲しいです。

民さんは、かなりヤンチャなこどもたちも受け入れる
里親さんには、珍しいタイプ。
私も、対応法など教えていただいて、
外にエネルギーが向いている
ヤンチャ系のこどもたちが、
得意になりました。
感謝!

お別れは、寂しいけど、
必ず会いに行きます。

壱岐のホームは、バーベキューも出来るらしく、
泊まりに行こうと思ってます。
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個人

2013年02月25日 | メッセージ

朝から北九州市黒崎に移動しています。
今日は、高見市民センターで講演です。
大気汚染が気になり、マスクをし出かけます。
が、顔がムズムズして、すぐに外してしまいます。

移動中に読む本は、今日は、この本。
「看取り先生の遺言」奥野修司著 文藝春秋
治らないがん患者さんのために在宅緩和ケアを立ち上げた岡部医師は、仙台で在宅医療に執念を燃やしつつ、自らがんを患った。

がん患者が在宅で人生の最期を迎えるためにホスピスを広めた鹿児島の堂園医師から、
「岡部先生の遺書を書きませんか」
と言われた著者が
看取り先生が、これまで看取ってきた方々の話、
自らががんだと分かってから、
彼はどう治療し、どう残りの命を生きたか、
どう亡くなって行ったかが書かれている。
闘病中に東日本大震災の体験も書かれている。

一部引用
これまで私は、まず、個人があり、
それが寄り集まって家族を作り、
さらに集まって街となり、
国家となり、(中略)だから、がんがわかった時も、私という個人が死ぬことばかり考えていたのだ。
ところがあの瞬間、これは逆ではないか、
まず自然があり、その中に人の群れがあり、
そして私という個人がいる。


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生きる意味

2013年02月21日 | メッセージ
福岡市立那珂中に「命の授業」に伺いました。

良く聞いていてくれて、びっくりしました。



中学生良いなあ。
あの頃に戻り、今の知識があれば
どんなにか違った人生を歩んでいただろう、なんて思います。


最近、友人の死に直面して
ずっと、生きる意味について考えていました。
映画【レミゼラブル】を観ても、登場人物一人一人に
どんな生きる意味があったのかと考えさせられました。

そう考えると、生きる意味とは、
非常にシンプルなものかも知れません。

アウシュビッツの強制収容所で生き残った
ユダヤ人精神分析医フランクルは、
著書「愛と霧」で

ナチス強制収容所とい う、
人類史上かつてない最低最悪の地獄ので、生還できたのは、
「生きる目標」「希望」を持っていたからと考えました。

フランクルは、それを「生きる意味」と表現しました。

つまり、私たちは、生きる手段を手に入れたとしても、

私たちは、何のために生きるのかという
「意味」を手に入れることが出来なければ、

生きている意味の虚しさが、
人間を死に追いやると考えたのです。

逆に言うと、
人は、生きる手段は手に入れても、

何のために生きるのかという
「生きる力」を得ることが出来ないということ。

だから、一日一日、
私に与えられた
「生きること」への責任と義務を果たすことで
意味ある人生にしていこうと思います。

一人でも多くの人が
幸せになるお手伝いが出来ればと思います。
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親殺し

2013年02月07日 | メッセージ
昨日は、北九州市民講座に呼んでいただき、
北九州市立陣の原市民センターに行きました。
通い続けて、七回目になりました。
講座後、受講生の皆さんとランチ会をして、
ユニークなメンバーで、本当に楽しかったです。



人は、みなOKなのに
生まれつき、親を憎んでる子どもなんているはずないのに
ここ数日間で、親殺しのニュースが
相次いで報道されました。
ショックです。
どうして、この様な悲劇が起こってしまったのでしょうか。
未然に防ぐためには、思い当たる原因について考えておきましょう。

私たちは、幸せになるために、
勉強したり、働いたり、色んなことをします。

親は、子どもの幸せを願って、自分の事は、節約してでも
子どもに教育費をかけます。

そして、親は子どもに
「勉強しなさい。宿題したの?」
って口やかましく言います。

子どもは、親をうるさいと思いますが、
小さい頃はしぶしぶ従い「いい子」にするか、反抗します。

本当は、子どもは、うるさく言われるのがイヤなのです。

これに加えて、
「勉強しないとロクな学校にも行けない。
まともな仕事にもつけない。」
などと脅してしまいます。
これは、親の不安からくる言動で、
脅された子どもまで、不安になります。

さらに、
「こんなのも分からないの!」
などと、つい子どもを否定してしまい子どもの自尊心を傷つけてしまいます。
子どもの出来ない所を見ると、自分を見るようで、
自分の劣等感から、子どもを否定してしまうのです。

子どもは、認めてもらいたいのに
否定されて、悲しくなります。

これが毎日のように繰り返され、
不安や悲しみが子どもの中に溜まって行きます。

やがて、悲しみは、憎しみへと変わり、
怖れは、攻撃心へと変わります。

親を殺したい気持ちは、
元々、親にかまってもらいたい、
認めてもらいたいけど、かまってもらえない、認めてもらえない悲しみや怒り、
不安な時は支えになって応援して欲しいけど、
さらに、親の不安を植え付けられる恐怖
見捨てられたと感じた不安などから来ているのではないかと思います…。

子どもは、生まれつき、親が大好きなハズなのに…
親も子どもがいとおしいハズなのに…

ボタンを掛け違えないように、
親は自分の劣等感や不安をなくし、
嫌なら「嫌」と、
好きなら「好き」と、
お互いの気持ちを素直に伝えていけるようになると良いと思います。
コメント (6)
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レミゼラブル

2013年02月06日 | 映画
正義とは何か?
幸せとは何か?
生きる意味とは何か?
愛するとはどういう意味があるのか?
自由とは?
希望とは?
人生とは?
死ぬこととは?

色んなことを考え、感じさせてくれる映画でした。

何度も涙が出て、
何度も観に行きたくなるほど感動したので、ご紹介します。

映画「レ・ミゼラブル」
昨年暮れからのロングランで、オススメだと聞いていて、
ようやく観てきました。

どの役者さんも歌声が素晴らしく
これまでの映画の様にスタジオ録音のあと、
口パクでなく
その場で演じながら歌ったそうで、
役者さんもピアノ演奏が聞こえてきて
泣きそうになりながら歌ったエピソードもあるくらい
歌を使ったからこそ、感情のこもった演技にもなっているようで、
観ている方も心打たれました。



文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、
世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。

『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、
貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの
波乱に満ちた生涯を描いています。
主演の『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマンがジャンバルジャンのはまり役。
彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウも歳を重ねて良い味出してるし、
『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、
『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいでした。

終わってみると、三時間近く経っていて、びっくり!
そんなに長いと感じないほど、見応えがありました。

間延びすることなく
レイトショーでも、全く眠気も感じませんでした。


映画館で私の隣りに座っていた女性は、途中から何度もすすり泣いていて、
私も泣いて良いんだという安心感がありました。

最後には、隣りから「うぇっ、うぇっ」と咳き込むのが聞こえてきて、
これほど泣いている様子は、映画館で初めてで、びっくりしました。



エンドロールが終わるまで立つ人も居ませんでした。

ミュージカルの映画化で、もっと違和感があるかと思いましたが、
一人一人の歌声が素晴らしく、すぐに引き込まれました。
ロンドンで27年間にわたり上演が続き、
今なおロングラン記録を更新し続けているそうで、
世界43カ国、21カ国語に翻訳され、6000万人を動員しているミュージカルの映画化だけに
本篇が終わった時に思わず、拍手をしたくなりました。

おそらく外国の映画館では、拍手喝采なんじゃないかな?

久しぶりにミュージカルを観たくなったなあ。

この前からブログに書いていた「幸せ」について考えさせてくれました。
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命の授業

2013年02月03日 | 命の授業
今日は、午後2時から福岡市立那珂中学校で子どもたちには『命の授業』
保護者向けにも講演をします。

朝から朝日カルチャーセンターで人格タイプ講座。
昨日は、長崎のクリニックの日でした。

中華街は、ランタンフェスティバルで
賑わってました。

私を指導してくれている倉成先生は、すごい方です。

仕事をしながら論文を書き、博士号を取得した上、
さらに、カウンセリングを広めるために
寝る間を惜しんで
本を書いたり
カウンセラー育成のための資料を作成したり
研修したり
企業や大学で教えていらっしゃいます。
そういえば、倉成先生は、ちょうど二月中旬に発売の
雑誌アンアンにも掲載されるそうです。

おかげで、
カウンセラーも増えて、
研修も広まって
心の問題で苦しむ方々が早く楽になる術が広まって欲しい
と言う願いは、
着実に叶えられそうです。

先生を見ていると、善い行いには、
必ずや報いが来るんだと教えてもらえます。

善因善果とは
よい行いをしていれば、いずれよい結果に報いられるということ。

私も見習おうっと。
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幸せ

2013年02月01日 | メッセージ
幸せって何でしょう?
被災地の避難所で生まれた赤ちゃんを代わる代わるに抱っこし、
口々に
「この子が生まれてきてくれて、幸せ」
だと話す人々に会った。

新幹線で三時間移動して風景からすっかり瓦礫もなくなり、
今度は、
食べ物も、安らぐ場所もあるのに、
私は愛されていないと嘆き、寂しがる人々に会った。

震災から、ずっと幸せについて考えています。

私たちは、幸せになろうと一生懸命働いたり、
趣味に、勉学に勤しんだりします。

その割に、自分は幸せだと言う人は、少ないと感じます。

私たちは、幸せになるために生まれてきました。

子どもが生まれた時から、
この子が幸せになって欲しいと願い、子育てをしているハズ。

でも、いつのまにか、勉強させることや、
早く寝せること、早く学校に行かせることに
口やかましいだけの親になってしまって…。

自分も、早く家事を、仕事を終わらせ
一日一日をこなして行くことにばかり、神経を使って…疲れ果てて。

「青い鳥」(1908年発表)の作者メーテルリンクは、幸せは、最も手近な所にあると書きました。

2人兄妹のチルチルとミチルが、
夢の中で過去や未来の国に
幸福の象徴である青い鳥を探しに行くが、
結局のところそれは、
自分達に最も手近なところにある、
鳥籠の中にあったという物語。

カウンセリングでは、

人のせいにばかりしないで、
不平不満ばかり言わないで、
感謝し、
満足出来るようになり、
ありふれた日常に幸せを感じるという気持ちの変化を目標にします。

それが出来れば、
どれだけ幸せを感じられることか。

状況は何も変わらないのに、
幸せだと感じるようになったと言われる多くのクライアントさんを通して
幸せを感じることは、
可能だし、
メーテルリンクが言うように
やはり、環境を変えずとも
幸せは手近な所にあることを教えてもらいます。

それは、実存主義の「夜と霧」の著者フランクルの言う「意味への意志」
にも繋がる気がします。



大切なのは、まず、日頃から
嫌だと感じること、怒りを抑えないこと。

理不尽なこと、不当な扱いを受けた時に
嫌だ、腹が立つと感じる自然な感情を抑え込まないこと。

少しの我慢が積み重なり、不平不満になり、
日常に満足出来なくなってしまうのです。
小さい頃から、我慢してきた方々には、怒りを吐き出してもらい
親が自分の思い通りにならなくても、自分は、ダメではない、価値があると
もう一度、再学習してもらいます。

小さい頃の親の反応を見て、私たちは、
自分の重要さや
ありふれた日常に満足するかどうかまで
決めてしまうこともあるということです。

つまり、私たちは、嫌だという気持ちを我慢し過ぎて、
幸せを感じにくくなっているのかもしれません。
嫌なら、嫌、嬉しいなら嬉しいと感じることが大切!


写真は、福岡市中央区舞鶴あいれふでの福岡市民講座
「子どもが動くコミュニケーション法」講座。

おかげさまで、多くのお母さんから、子どもが動くようになったと
喜びの声をいただいています!



ゴールデンウイークあけの5月からは、また朝日カルチャーセンターでも開講予定。
カウンセラー講座は、2月12日からカウンセリングルームで開講予定。
コメント (4)
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