長崎市で小学6年生の女の子の尊い命が…とうとう失われてしまいました。
いじめが原因と思われる自殺が相次いでいます。
同じ子どもを持つ母親として、
カウンセラーとして、大変ショックです。
毎月、仕事で通っているだけに、ふるさとだけに、なおさらです。
長崎市の事件で、担任の先生は、全く対応していなかったわけではありませんでした。
では、どんな対応方法が適切なのでしょうか?
対応する私たち大人が知るべきことは、
いじめを受けた側の気持ち、
そしていじめで受ける心の傷についてです。
いじめられた子どもの気持ち、どんなものでしょうか?
自分が悪いと思ってしまう。
悪いことした、迷惑かけたと思う。
理不尽な扱いを受けたにも関わらず、
なかなか怒りを感じることが出来ない人の方が多いものです。
そんな性格が悪いだなんて言わないでください。
皆さんだって、日常の生活で、
上司や先輩、夫や妻、親など
言い返せない相手が居るのではないでしょうか?
ましてや、いじめは、相手がクラス全員だとか、複数であることが殆どですから。
‼
いじめで受ける心の傷、どんなものかご存知でしょうか?
自信がなくなる、
集団に入れない、入れても疎外感を感じて居心地が悪い、
人に心を割って話が出来ない、
目立つのが怖いから、実力が発揮出来ない、
人が怖くて、勉強や仕事もままならない、
恋愛も出来ない、
何かと自分が悪いと思ってしまう、
何をやっても心の底から楽しめない、
さらには、
自分の生きる価値、存在価値まで否定してしまうこともあります。
いじめた方は、忘れても、
いじめられた方は、ずっとずっと傷になって残り続ける。
身体の怪我なら見えるけど、心の傷は見えないから分かりにくい。
外から見えないだけでなくて、心の傷は、治りがとんでもなく、遅い。
だからこそ、軽んじてはいけないのです。
私たち大人は、まず、加害者を指導する前に
被害者の子どもの心のケアを優先することが一番に大切なこと。
「辛かったね、よく我慢したね。」
「よく打ち明けてくれたね。」
このとき、この子に無断で、加害者に指導しないこと。
さらに、被害が拡大する可能性もあるので。
そして、二番目に大事なことが、あります。
「これから、色んなことがあると思うけど、絶対あなたの味方になるからね。」
と伝えてあげること。
私の先生、倉成先生の講演が長崎市であります。
「いじめで受ける心の傷とその対処法」
長崎市医師会館7階 講堂
②平成25年9月28日(土) 午後2時~午後3時30分
長崎市医師会館7階 講堂
(長崎市栄町 2-22 電話818-5511)
※駐車場は近くの有料駐車場をご利用下さい。
参加費: 無料
講師 株式会社メンタルサポート研究所 代表
臨床心理士 倉成 央 先生
申込方法:事前申し込みは不要です
写真は、同タイトルの先生のDVDと著書
いずれもチーム医療より発売
子どもの命を守るために大人が何をすれば良いのか、
多くの親、先生方にも知って欲しいです。
最近、読んだ本
大津市のいじめ自殺問題でも
【自殺の練習をさせられていた】という情報を全校生徒のアンケートで得ながら、
当初、いじめがあったと認識されながらも
隠蔽され、明らかになる経緯などが詳しく書かれています。
私たち大人は、これを反省材料にしなければなりません。
大津中2いじめ自殺
共同通信部大阪社会部
PHP新書 760円税別
無念の子どもたちのかけがえのない命を無駄にしないために…。
私は、北九州市八幡西区折尾での体験講座や
合同庁舎で開催された福岡県PTA母親代表の会の研修も終わり、
おかげさまで夏風邪も回復しました。
今日、日曜日と明日 月曜日は、二日とも
朝から夕方までカウンセリングのワークショップ、
参加される方々のパワーも結集して、それぞれの奥にしまった心の傷が癒えて、
変化していく予感…
ワクワクします(^-^)