イギリスで、孤独担当大臣が生まれました。
社会から孤立している人が問題となっているイギリスで生まれた大臣です。
イギリスでは、5人に1人が孤独だと感じているというデータがあるそうです。
社会的孤立にある人は、そうでない人と比べて死亡率が2倍だと分かっています。
孤独死は、日本で年間1万5千人程度と言われています。
実は、先進国の中で、社会的孤立は、日本が最も高く15.3%
特に、孤独を感じている子ども15歳は、日本で
30%と、
世界で斗出して高いデータがあります。
孤独な子ども、孤独な大人たちに継続的に伴走する専門家やボランティアが必要です。
佐賀市でひきこもり支援をされている
NPO法人スチューデント・サポート・フェイスの谷口仁史さんは、
ひきこもりなど、社会的に孤立する子どもにアウトリーチ、訪問支援をしています。
2015年のNHKの番組「プロフェッショナル」で取り上げられました。
谷口さんは、ひきこもりの子どもだけでなくて
63.6%の家族自身も悩みを抱えているので、家族の支援も大切だと、強調されます。
長年ひきこもってきた子どもの中には、学校の先生、養護教諭、病気の先生、スクールカウンセラー、専門学校の先生、ハローワーク、福祉事務所、警察など、
既に何人にも支援を受けていて、縦割りの専門家たちは、それぞれの教育論で関わってこられました。
大人やカウンセラーに不信感を持っていて
拒絶されることも多いそうです。
だから、アウトリーチ訪問支援では、
価値観のチャンネルを合わせることから始めます。
価値観のチャンネルを合わせるとは
子どもたちが本当の自分で居られることから支援します。
まずは、大学生のお兄さん、お姉さんが一緒にカードゲーム、ネットゲームをするなどします。
同時に、家族支援は、谷口さんたちが行います。
谷口さんは、専門家が連携するために、多くの大人が協力するためのネットワーク作りをし
国や県と連携して、家庭教師の派遣をして学校の単位として認定してもらうこと
また、理解のある農家や、商店主、事業主など「職親」さんとの連携し
10.000人以上の若者の復職支援をされています。
谷口さんの様な大きなことは、まだ出来てないけれど
自分の出来ることを少しでも行動していきます。
佐賀県で引きこもりの調査をした所、10年以上が46%だったそうです。
引きこもりは、全国で、約54万人と言われますが、ソーシャルワーカーさんたちが訪問すると
引きこもりの人の多さにビックリすると聞きますので、内閣府のデータには、出ていない場合もありそうです。