ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

蘇れ生命の力〜自然治癒力を高めること

2018年12月30日 | オススメです
アルバート・シュバイツァーは、
「どんな人の中にも内なるドクターがいる」 と語った。

今日は、カウンセリングルームで、
自然治癒力を高めることを訴え続けた小児科医 真弓 定夫先生のドキュメンタリー映画の上映会をしました。


薬や注射に安易に頼らない。
診察を対処で終わらせない、

医者は患者の「病気にならない体づくり」に全力わ注ぐべし。

医者は、患者ゼロで廃業になることを目指すべし。

そして、一番大切なことは、「ひとは自然の一部である」

子どもに牛乳を与えてはいけない。

他の動物の血液を子どもに与えてはいけない。

何より大切なのは、命をいただく感謝の気持ちを持って食べ物をいただくこと。


小児科医 真弓 定夫先生は、以下の様なことを語られでいました。

【体温を上げること】

体温が低いのが万病の元。

冷暖房がないのがいいそう。

戦前の子どもの体温は、37度。

外に近い温度にする

衣類は、薄着でなるべく裸に近い

【食べ方の注意】

◯四里四方で採れる食材を食べる

昔から”四里四方に病なし”ということばがあります。

四里四方(自分の身の回りのこと)で採れる食材を食べていれば病気知らずで健康だ、という言葉です。

意味を聞いてみると、マクロビオティックという玄米菜食の考え方にもある”身土不二”や”地産地消”の考え方と同じものです。

◯野菜を食べる

◯加工していないものを食べる

加工するには、添加物を使うので、なるべく加工していないものを食べる。添加物の種類は、100種類とも言われているそうです。

カップラーメン一つには、添加物が40種類入っているそうです。

◯和食を食べる

◯水やお茶を飲む(加工されたジュースでなく)

食べ物は、カタカナの食べ物を平仮名すれば健康になる

例えば、

スープをみそ汁に

バンをごはんに

サラダをおしんこに

【子育て】

子どもに言っちゃいけないことは、
「しなさい」
「してはいけない」
「早くしなさい」

子どもにして欲しいことを 親がやってみせることが大事。

【お金】
「何にもないってことが良いこと」

真弓先生は、欲を出して儲けようと思わないことと語ります。

死は、怖くないのかというインタビュアーの質問に

「死は、ない。命は繋がっているんだから。

中学の時に、柔道で首を絞められ、意識がなくなり、臨死体験をした時、
360度見えて気持ちがいい。

たぶん、死んだ時は、気持ちいい。

自然ということは、自然に生きて、自然に死ぬということです。」

「お金は残さない。子どもは4人いるから、家一軒残して争いになる。
何もないから、子どもたちも仲がいい。」

真弓 定夫先生は、物心つく前に、父を亡くし、真弓医師の里子になった。

患者さんを熱心に診察している姿を見て育った。

自然分娩を大切にしていた医師吉村 正先生も、一日2時間歩き、200回

ゴロゴロ、ビクビク、パクパクしないこと。

昔ながらの体力をつけて自分の力で自然に産んだお母さんがキラキラ輝いて、赤ちゃんが目を見開いてピカピカしているそうだ。

妊婦さんは、薄暗い和室で好きにして良いよって言われる。

助産師は、「あなたのままでいいんだよ」とただ、寄り添う。

だから、お母さんも生まれてくる波の中にいて
生まれた赤ちゃんを胸に抱いた時、赤ちゃんか愛おしくてたまらない。

映画の中に出てくる講演会で、
薬を使わない薬剤師の方も出てきて、腸内環境を整えることが大事と訴えていました。

歯科医の先生も、歯の状態には、その人の生き方が現れている、
虫歯や歯周病の原因は自律神経の乱れ、

だから精神的に安定しているのが一番と語っていました。

真弓先生は、こう語ります。

「一人一人がしっかり考えて、自分の病気は自分で治す。

家族の病気は、家族で治す。

病気になったり、足が悪かったりする時に、病気を作ったのは、自分。

一生は、一回しかないから、楽しむ。

人生を楽しみために生まれてきた。

子どもには、外遊びが足りない。子ども同士で遊ぶこと。

覚他の精神を3歳までに教えることが大切だと言う。

子どもには、口で何も言わず、親が子どもにやって欲しいことをする。

子どもとして見ずに、人として見る。

上、下で見ない。

人だけでなく、動物もゴキブリも同じ。」
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真の有能感

2018年12月29日 | 勉強会
Dropさん、コメントありがとうございます。

いじめの問題では、このblogで紹介された児童精神科医の佐々木正美氏の著書にも載っている『根拠のある自信』の短所は歪んだ優越感を育ててしまうことや自分より優れた相手に簡単に劣等感を覚えるとも書かれています。

***
そうなんですね。


歪んだ優越感というのは、確かに問題です。

先にブログで取り上げた「小皇帝」の様に子どもたちが育ってしまって、
「根拠のない自信」に繋がってしまうと思います。

歪んだ優越感について、考えてみると、
「仮想的優越感」という言葉を思い出します。

これは、「人と比べてまだ自分はまし」という様な優越感で
真の自尊感情でないと言われています。

親の自尊感情とは、基本的自尊感情と世界的にその感情に分かれます。

基本的自尊感情とは何ができようができまいが自分が好きと言うようなもので、

世界的自尊感情とは何かができて自信を持つと言うものです。

ところが人と比べて自分はまだマシと言う仮想的有能感と言うのは
本当の地震とは違い、人を下げて自分を上げると言うようなものです。

交流分析で言うと、親の自尊感情とは
私はオーケー、あなたもオーケーと言う考え方です。

人は完璧ではなく行動は間違います。

それでも、私たちには価値や尊厳があると言うことです。

私たちは長所短所があり
短所があっても、それでも価値や尊厳があって素晴らしいということです。

そして、真の優越感とは、
自分は努力ができる、そして努力すれば出来るようになるという
「自己効力感」というのが必要になってきます。
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先生のための心理の勉強会

2018年12月28日 | 勉強会
昨日は、長崎のメンタルクリニックでのカウンセリングでした。長崎の中華街は、中国人の観光客でいっぱいでした。


さて、NPO法人こころサポート主催で、
毎月開催している「先生のための心理の勉強会」

子ども、保護者、同僚、上司、部下との接し方、対応法など、何でもご相談に乗っています。

今年最後の勉強会は、今日2018/12/28です。

午後7時から9時までカウンセリングルームでします。

カウンセリングルームは、
福岡市博多区博多駅前4‐7-1山宗ビル‐303です。

地図を添付します。

参加費は、三千円です。

お待ちしています。
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乳児へのスマホやタブレットの害について〜物の永続性

2018年12月27日 | こころの子育て


dropさん、コメントありがとうございます。

是非、乳幼児への害について、お母さん方や社会に広めましょう。

乳児期におけるスマホ使用の注意は、是非、メール添付などでお母さん方に差し上げてください。

スマホやタブレットは、物がパッとなくなってしまい
物の永続性の理解が出来にくくなる。

また、感覚で物や人を乳児期に感覚を使わず、平たい画面を見て生活することで、色んな弊害が考えられます。


子どもの認知発達について研究した有名なピアジェは、
子どもの知的発達を記録するのに何年も費やしました。

そして子どもがいくつかの思考の段階を通してどのように発達するのかを調べたそうです。

ここからピアジェは、認知発達の4段階を導き出し、今でも保育士さんや心理カウンセラーは、これを学びます。

それは、感覚運動期(0-2歳)、
前操作期(2-7歳)、
具体的操作期(7-12歳)、
形式的操作期(12歳以降)です。

以下、ウィキペディアから引用します。

ピアジェの発達段階の感覚運動期(誕生から約2歳まで)

ピアジェによれば、
生後7-9ヶ月程度に達した乳児は、物の永続性(object permanence)を理解し始める。

これは、物を見ることができなくても、物が存在し続けていることを理解する能力を獲得したことを意味する。

例えば、ブランケットの下に子どものお気に入りのおもちゃを隠した場合、子どもは物理的におもちゃを見ることができなくとも、ブランケットの下を探そうとするようになる。

この能力を獲得すると、乳児は養育者といないいないばぁ(Peekaboo)を楽しむことができるようになる。

人見知り(8ヶ月不安)にも関係する。

昨日見たことなど目の前にない現象を再現する延滞模倣(delayed imitation)が生じると、表象(image)を持てるようになったことがわかり、感覚運動期が終わった指標となる。
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2018年の漢字で、今年の振り返り

2018年12月23日 | 信念
2018年もあと一週間の暮れだというのに、博多駅周辺の街路樹は、紅葉しています。

今年の漢字は、「災」だそうですが、

来年は、災い転じて福となって欲しいものです。

さて、今年のあなたを漢字一文字で表すとしたら、何でしょうか?

私は、「猛」

大学院、国試受験、研修など、猛烈に勉強しました。

勉強するのにも、猛烈な暑さでした。

人の笑顔のために何が出来るかを考えて、
それを実行するためには、何をするか

カウンセリング
いのちの授業
講演

一生、このライフワークを続けるためにも
国家資格取得は、私にとって大きな仕事でした。

人生のライフサイクルで言うと、年齢は白秋に近づいていますが、まだ早い。

身を立て、惑わず天命を知る朱夏といったところでしょう。

できれば、80代まで信頼されるカウンセラーでありたい

そのために、来年も猛烈に勉強します。
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乳幼児期の子どもには、 スマホやタブレットよりも、 現実的な親子の触れ合いが大事

2018年12月21日 | こころの子育て




乳幼児期の子どもには、 スマホやタブレットよりも、 現実的な親子の触れ合いが大事


◯スマホ・タブレットに触れる乳幼児が急増

複数の民間の調査によりますと、スマホやタブレットなどに触 れ て い る 乳 幼 児 が 急 速 に 増 え て い ま す 。

早 い 場 合 は 0 ~ 1 歳 のうちから使わせています。 スマホやタブレットには、子どもが遊べるアプリが多くあり、子 どものおもちゃとして使われています。

また、スマホやタブレッ トで使用する多くの教育アプリがあり、それを乳児のうちから 使わせて勉強させる親も増えています。

ス マ ホ や タ ブ レ ッ ト は 、指 で タ ッ チ す る だ け な の で 、乳 児 で も 操 作 を 覚 え る こ と が で き ま す 。

そ し て ス マ ホ や タ ブ レ ッ ト を 与 えていれば、子どもはその間大人しくしてくれます。乳児でも熱 中してしまうほど、興味を引くように作られているのです。

子ど もが起こすかんしゃくを鎮めることができ、子どもを静かにさ せるための道具としても役に立つでしょう。

教育アプリであれ ば、それを使ったほうが効率的で高度な学習ができ、子どもの 成績が伸びると思うかもしれません。

◯スマホ・タブレットで起こる、子どもの身体や脳・心への悪影響

しかしスマホやタブレットに触れることによる、子どもへの悪影響について考えてみるとどうでしょうか。

悪影響と して懸念される問題は、多岐にわたってまとめられないほどあります。

たとえば、電磁波が子どもの脳や身体に悪影響を与えると 主張している専門家は少なくありません。

少なくとも、子ど もの脳や身体は、大人よりも脆弱で、大人以上に悪影響を 受けやすいことは確かで、妊娠中の母親はスマホを身体か ら離して持つようにという提言もあります。

ま た 、ス マ ホ や タ ブ レ ッ ト で ネ ッ ト や ゲ ー ム を 長 時 間 や り す ぎ る と 、脳 の 神 経 細 胞 の 密 度 が 減 少 し て し ま う こ と や 、 脳の前頭前野の働きに悪影響があることが報告されてい ま す 。

こ の 部 分 は 、知 性 や 理 性 を 司 る 部 分 で 、こ の 部 分 に影響が出ると、思考力や集中力が低下してしまったり、感情のコント ロールが難しくなるために落ち込みやすくなったりキレやすくなった り、我慢が出来なくなったりします。

精神疾患との関連では、画面の明るさは概日リズムを乱し睡眠障害 になりやすいともいわれ、さらにその後の発達障害や抑うつや不安 障害、愛着障害などの疾患とも合併しやすいとも報告されています。

◯スマホ・タブレットが 子どもの能力、心の成長を遅らせる可能性も

スマホやタブレットは子どもたちが画面に目を向ける時間を増やします。それは親や友だちと現実的なコミュ ニケーションの時間を奪っていきます。

乳幼児期は、なるべく多くの時間、親とスキンシップを図ることや、目を 見つめ合ってコミュニケーションを取ることが大切です。

この時期は親とのその関わりを通して、子どもが自 分への信頼感や他者への信頼感を培っていく大切な時期です。これを愛着形成といいます。

これはその後育 まれていく人格の根っこになる部分であり、不安を感じにくくなる安全な感覚や安心感とも関係があります。

子どもがスマホやタブレットを使うということだけでなく、親がスマホに夢中になってしまうことも、愛着形成 のために必要な親子の関わりを奪っていきます。

親がスマホをしている間、子どもは無視された状況になり、 不安を感じてしまいます。

乳幼児期に子どもの愛着欲求が十分に満たされないと、それは子どもが成長して からも大きく影響し、自分に価値を感じられなかったり、

ちょっとしたことで情緒が不安定になったり、他者と 親密な関係を維持できないなど対人関係で問題を抱えやすくなってしまいます。

乳幼児期は、共感性や協調性や道徳心、自己効力感、問題解決力など、子どものその後の人生において大切 なものの基礎を身に着けていく大切な時期です。

また身体を動かし運動能力を発達させる時期でもあります。

これらの発達には、親や周囲の人たちとの、現実的でポジティブな関わりが不可欠なのです。

スマホやタブ レットを使うことによって、これら大切な能力の発達が遅れてしまう危険性もあります。

◯子どもの能力や心の成長には 現実的な触れ合いがなにより大切

このようにスマホやタブレットの悪影響については数 多くの報告があります。米国小児科学会は2011年に、 十分な研究に基づく提言として「2歳未満の子どもに 画面を見せないよう」と勧告しているほどです。

スマホ やタブレットを与え、長時間させるというのは、子ども に大きな副作用が懸念される食べ物を与えていること と同じことかもしれないのです。


睡眠障害
不安障害

子育てにスマホやタブ レットはなるべく使わず、最小限にとどめましょう。 スマホやタブレットを横に置いて、子どもの肌にたくさん触れてください。


子どもとアイコンタクトを取ってたくさんコ ミュニケーションしてください。子どもの働きかけに応答してあ げ て く だ さ い 。子 ど も と 手 足 や 身 体 を 動 か し て 一 緒 に 遊 び ま しょう。

子どもはスマホ・タブレットよりも親が大好き
子どもは、一日一日成長していきます。

新しいことを覚え、できなかったことができるようになり、表情も豊かに なっていきます。子どもの変化を楽しんでください。

乳幼児期はあっという間、子どもと触れ合い、子どもの成 長を楽しむことができる時間は今だけです。長い人生のわずか数年です。

子どもはスマホやタブレットよりも、親との触れ合いを求めています。子どもたちは親が大好きなのです。

スマ ホやタブレットをなるべく使わずに、親と子どもの現実的な触れ合いを大切にしましょう。


文責 倉成央(博士[学術]、臨床心理士)、中谷晃(精神科医)
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とうとう日本でも、小皇帝問題

2018年12月20日 | こころの子育て
小皇帝という言葉、中国の問題だったはずが、
日本でも、お姫様、王子様の様に育てられた子どもについて
研修なとで相談されることが増えてきました。

ウィキペディアによると
小皇帝(しょうこうてい)とは、
中華人民共和国の一人っ子政策以後生まれた子どもたちのこと。

中国政府が「一人っ子政策」を打ち出した時期は鄧小平による「改革開放」路線が打ち出された時期と重なっている。

「改革開放」で生まれた多くの富裕層や中産階層は生まれた「ただ一人の子」に過保護に走り十分過ぎる衣食、教育を施す傾向が見られるようになった。

このような家庭環境で育った子どもを「小皇帝」と皮肉をこめて呼ばれるようになった。

「6つのポケット(両親と祖父母からの資金と愛情を受けることの揶揄)」があり、
また物も(それ以前に比べれば)豊富にある環境の中で育ったため、自分の好きな物を集め、自分がそれらを与えられる特別な存在だということをごく自然に受け入れている。

教育・就職については、急速に中産階級が増えた世代であり、受験競争、就職競争を経験している。

高等教育を受けているため、仕事に対する上昇意識が強く、大手企業のホワイトカラーとして働きたがる。
こうした一方でレールがしかれた生き方をしているため、学歴などに縛られない自分らしい生き方に憧れる傾向があるという。


一方で、成長してからは、父母と祖父母の計6人の老後を支えることになるため、経済的な負担の大きさからくる精神的ストレス以外にも、
依存心が強く、忍耐力がないなど、人間関係の構築にも問題があると言われ、恋愛や結婚についても問題が指摘されている。

他には、都市部には高学歴の失業者が増え、彼等が「憤青」の中心となることが多い。また、甘やかされることと飽食の時代が重なり、肥満児童が多くなっているとの報道もある。


日本でも、保育園、幼稚園、小中高校、大学、社会人に至るまで、以下の様な子ども、若者が増えているとの声を耳にすることが増えました。

・わがままで、人に譲らず、自己主張を続ける

・掃除をする時など、協調性がない

・さして仕事が出来ないにもかかわらず根拠のない自信がある

・ルールを無視する

・バレなければいいという行動をし、バレても反省するというより、バレたことが損したという態度

・思いやりがない

・自分本位

私が日頃、接している方々は、むしろ、
真面目で、協調性があり、他人を優先して、気遣いし過ぎて苦しくなる様な
いわゆる「良い子」「良い人」が多いので

こうした小皇帝の様なタイプの人は、人を傷つけたとしても
自分は悪くないと思うのでしょうから
カウンセリングには、あまり縁がないかもしれません。

子どもを小皇帝にしないためには、親は子どもに接したらいいかを母性、父性の観点から考えていこうと思います。
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愛と優しさが、相手の脳を守る…目と目を合わせることから

2018年12月16日 | 関心事

ユマニチュードって聴いたことがありますか?

ユマニチュードは認知症の方に対するケアの技術のことです。

言葉や身振り、目線などを用いた包括的なコミュニケーション法を軸としているのが特徴です。

具体的な手法によって体系化されています。

この技術をきちんとマスターすれば誰でも認知症の方のケアができると言われており、
実際、世界中の認知症介護の場で取り入れられ、大きな成果を挙げつつあるのです。

長崎県対馬市に来られたユマニチュードの創始者の1人フランス人のイブ・ジネストさんは
愛と優しさが相手の脳を守ると、話されたそうです。


それでは、ユマニチュードの歴史、技法、効果、注意点などを、イヴ・ジネスト氏、ロゼット・マレスコッティ氏、本田美和子氏の共著『ユマニチュード入門』(医学書院)を参考に解説していきます。


ユマニチュードは、フランス人のイブ・ジネストさんとロゼット・マレスコッティさんによって1979年に開発されました。

日本への導入は、2012年2月に両氏が国立病院機構東京医療センターを訪問し、日本人患者へのケアを行ったのが最初です。

その後、同センターでユマニチュードの研修が行われていき、新たなケア技法として注目を集めるようになりました。

ユマニチュード(Humanitude)とは、フランス語で「人間らしさ」を意味する言葉だそうです。

「人とは何か」「ケアをする人とは何か」という問題意識が基盤にあるとのことです。

「ケアをする人中心」でもなく「ケアされる人中心」でもない、両者の絆を中心にとらえてケアを行うのがユマニチュードの考え方です。


「見る」と「話す」と「触れる」のうち、少なくとも2つ以上の技法を同時に使いながら、
「あなたを大切に思っている」というメッセージを継続的に届ける段階を「知覚の連結」というそうです。

優しく話しかける一方で、手を強く握ると、届けるメッセージに矛盾が生じます。

言葉と行動に調和や一貫性を持たせながら接することがここでは重要です。

本人の五感に伝わるものすべてが、同じ意味を持ち、ポジティブなものとなる…

目と目を合わせるだけでも、オキシトシンが出ることが分かってきたそうです。

介護と関係ない方も、
まずは、目と目を合わせることから始めませんか?
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不安のせいで先延ばししていたことを日々こなすようにする

2018年12月14日 | カウンセリング
自分の人生を生きるとは?

前回のブログで書いたクイーンのボーカリスト、
フレディ・マーキュリーの生き方。

映画を観て、落ち込んだ人もいます。

正しく生きなさいというお父さんの信念とは、違う自分。

フレディは、お父さんの期待する正しく生きる人になりたいけど、はなれないという葛藤で苦しんでいた。

映画を見る人の中には、自分とその葛藤を重ね合わせる人もいる。

正しく生きようとする人は、自分の安全領域が、その安全領域を上回ると、不安をいだく。

その不安は事実に基づいたものでは無い。

だから本当に自分のしたいことをせず、自分の人生を生きていないのである。

映画でもし落ち込んだとしたら、
それは、もう自由に生きていいよと言う
あなたの気付きなのではないかと思います。

そのためにはまず、日々不安のせいで先延ばしにしていたことをこなすようにすることです。

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ひまわり先生の子育て講演の感想より

2018年12月14日 | 講演です
ひまわり先生の子育て講演の感想から一部、抜粋して転記します。


・子どもに考えて行動させることがどれだけ大切かわかりました。

これから行動する前に口を出すのではなく、見守って、失敗したらフォローし、出来た時にはたくさん褒めてあげたいと思いました

・子どもの話をもっともっと聞いてあげたくなりました

・子どもの気持ち、自分の気持ち、それぞれ受け入れることが大切だとわかりました

・先生の柔らかい話し方が、すーっと心に入ってきて優しい気持ちでとても良い時間が過ごせました。心もほぐれていっていることに気づきました

・先生の詩を聞いて、自然と涙があふれてきて驚きました。その後スッキリしました


・自分自身の悲しみやイライラは全て吐き出せた感じです

・よく口にしている“ふつう”というのは、自分の価値観であってみんなに通じるわけではないことを再確認できました

・日々考えたり、悩んだりしていることへの解決の糸口が見えてきたようで、嬉しくなりました

・子どもも一人の人間だと改めて感じました


・子どもともっと向き合っていこうと思いました


・子どもに不安やイライラをたくさん溜めさせてしまっていたと思いました

・自分自身も不安やイライラがたくさん溜まっていたと思いました

・コップの中の水の話は、私にも子どもたちにもあてはまると思いました


・大切に思っていることを、言葉で伝えることの大切さがわかりました。伝えていこうと思います

・「違いは間違いではない」という言葉が胸にしみました

・一つの言葉で表現しても受け取り方は人それぞれです。違いは間違いではないということを心に留めて接していきたいです

・つい強気の感情を押し付けていたので、共感する心、ありがとうの心をもっていきたいと思いました

・子どもにありがとうの言葉が言えるような、優しくなれるような気がします

・大好きというのはなかなか言葉に出せないけど、その言葉で子供も親も幸せになれるんだなと思いました

・日ごろから自分のことばかり考えてしまいがちで、子供の声を聞き流しがちだと気付きました。

この気付きを大切に子供の存在と気持ちを真っ先に受け入れられるように考えてかえていきたいと思います

・子どもを信じて受け入れようと思いました

・適応タイプの6パターンでみていくと、なんとなくしっくりくるし、上手く対話ができそうだと思えてきました

・自分の行動を改めて見直す良い機会になりました
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自分がなりたいものであれ 誰かが何を言っても無視していいんだ

2018年12月12日 | カウンセリング
自分の人生を生きるとは、どういうことでしょうか。

クイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーは、こんなことを言っていたそうです。

「俺はアリーナの最後列の人たち、
入場できなかった人たち
シャイな人たちのために常に歌ってつながっているんだ。

批評家やいじめっ子たちを飛び越えられることを見せるんだ。

これにそれができれば、誰にだってやりたいことができるはず。」

映画「ボヘミアン・ラプソディー」でクイーンの歌の素晴らしさを知りました。

この映画を何度も観に行っても、音楽だけではない何か?
この映画の何に惹かれるのか?が、自分でも良く分かりませんでした。

ライブ・エイドを完コピしていた俳優さんのコメントを聴いて、
こんなに惹かれる理由が分かりました。

フレディ・マーキュリーを演じた俳優ラミ・マレックは、彼を演じてこの様に語っています。

「フレディーは、私が今まで出会った人の中で、1番魅力的な人間だと思います。

彼はアイデンティティーやセクシュアリティーを探していました。

内面に複雑さを抱えつつも、自分の夢を生きていきていたい

燃えたぎるものを全てステージで出していました。

ステージで彼は、人間を超越していたと思います。

♪We Are The Championsは、人間賛歌で
人間そのものを大切にすると言うメッセージがあります。

フレディーは、言いたんだと思います。

‘自分がなりたいものであれ
誰かが何を言っても無視していいんだ’と。」

アイデンティティを探し、
自分のなりたいものであろうとする苦悩…

なんだ、自分と重なっていたんだと、分かりました。

♪We Are The Champions 応援上映で歌ってこよう!
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魔の3ロック

2018年12月10日 | 関心事
高齢者のケアに、「魔の3ロック」という言葉が あるそうです。

その3つは、フィジカルロック、スピーチロック、ドラッグロックです。

「フィジカルロッ ク」とは、身体拘束のことです。

身体拘束は、生命や身体の危険回避、安全確保、医療ケアを行う観点から緊急、やむを得ない場合のみ、一時的に許可されます。

「スピーチロック」とは、言葉で身体的・精神的な行動を抑制することです。

私たちが日頃、何気なく使ってしまう言葉で、例えば
「ちょっと、待ってね」
「座っていてください」
などの言葉も
表情やトーン、声の大きさによっては
スピーチロックにあたります。

スピーチロックが起こりやすい状況は、介護職員の人数に余裕がない状態で介護をおこなっている場合です。

事業所や施設では、職員や施設全体の心身に余裕がなくなってしまい、「ちょっと待ってね」などの言葉が日常的に使われていることが多いでしょう。

そういった言葉による声がけが
利用者さんの言動を抑制することになり、
結果的にスピーチロックが発生しやすい環境になります。

スピーチロックには、明確な線引きがありません。
どこまでが声がけでどこからがスピーチロックになるかの判断は難しいものです。


「ちょっと待っていてください✖️

の代わりに、

「今、◯◯をしているから、5分待ってね」◯

などと、言います。

認知症の人は、短期記憶が低下しますが、
抱いたネガティブな感情は強く残ってしまうと言われています。

「無視されて悔しい」「拒否されて腹立つ」などという感情は、暴言だけでなく、意欲低下に繋がってしまうこともあります。

認知症の人が、どうして、急に立ち上がったのか?

トイレに行きたいのか?

家に帰ろうと思っているのか?

夕食を作ろうと思ったのか?

気持ちを理解して、声かけ出来るようになるといいなって、思います。
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人は意見も性格も違う

2018年12月06日 | カウンセリング
昨日までの2日間は、北九州の放送大学の面接授業「人格適応論」のお手伝いをしました。

また、その前病院は、
朝日カルチャーセンターで、
この人格適応論を使った「家族と笑顔で過ごすためのコミュニケーション法」第1回でした。

年代、職業、地域など様々な15人の方々に集まっていただいて、楽しくスタートしました。

お母さんたち、保育士さん、対人援助職の方、上は70代後半の男女です。


人はそれぞれ性格が違って、
主に6つのタイプに分けてコミュニケーション法を学ぶので、生きた学習になると思います。

私も、また、新たな学びになりそうです。

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いのちの授業

2018年12月02日 | 命の授業
師走というのに、博多駅の近くの街路樹は、ようやく色づき綺麗です。

2018/12/03明日は、福岡市立百道小学校に行き
六年生の各クラスで
「ひまわり先生のいのちの授業」をします。

明後日は、カウンセリングルーム303号で、
子育て中のママたちに
「こころの子育て実践法」をお話しします。

子どもたちの笑顔のために
子どもたち、ママたちにお話しできるのがとても楽しみです!

皆んなが自分を好きになり、
自分らしく生きて行くために…。
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