千葉で、精神科医の先生の講演があるので、ポスターをのせておきます。
千葉で、精神科医の先生の講演があるので、ポスターをのせておきます。
写真は銀座の灯り。
夫婦で配偶者を毎回非難するたびに5つのポジティブな発言が必要だそうです。
ポジティブな発言 対 ネガティブな言葉が1:3を日常的にやっていると、
この2人には間違いなく破局が訪れるというのです。
だからといって、ポジティブが13でネガティブが1でも、いけないそうです。
愛情に溢れた結婚には5:1の比率と考えられているそうです。
ポジティブ感情は、思考-行動のレパートリーを拡張させると考えられています。
そして、身体的、認知的、社会的な個人資源を継続的に形成する、
これを「拡張-形成理論」といいます。(バーバラ・フレデリクソン Fredrickson ,2001)
◯ネガティブ感情
①怒り(anger)
②悲しみ(sadness)
③圧迫(stress)
④侮辱(contempt)
⑤欺瞞(disgust)
⑥恐怖(fear)
⑦困惑(embarrassment)
⑧自責(guilt)
⑨恥辱(shame)
⑩嫌悪(hate)
◯ポジティブ感情
①愛(love)
②喜び (joy)
③感謝 (gratitude)
④安らぎ (serenity)
⑤興味 (interest)
⑥希望(hope)
⑦誇り (pride)
⑧愉快 (amusement)
⑨鼓舞 (inspiration)
⑩畏敬 (awe)
この中で、キーとなる感情は、「愛」
他者への愛
自分への愛
◯ポジティブ感情の増やす方法
・良いことを十分に味わう
・恵まれている点を数える
・自分のした親切を認識する
・好きなことに夢中になる
・自分の強みを活かす
・他者との絆をつくる
・自然とのつながりを持つ
・心を開くマインドフルネス
「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」
バーバラ・フレドリクソン著
日本実業出版社
「ポジティブ心理学の挑戦」
マーティン・セリグマン著
ディスカバートゥエンティワン
から引用
ワークショップでカウンセリングを受けた翌日のこと
朝早く目が覚めて、予定よりだいぶ早目に羽田空港へ向かいました。
時間の余裕あって、かつ荷物が多いので、高速バスを使うことにしました。
予定では、羽田空港まで約1時間で着くはずなのに、
渋滞しているらしく1時間過ぎても、一向に空港に到着しそうにありません。
寝不足の私は、バスの中で、30分は寝て、30分は本を読む予定で、
本を読んで、うとうとしていると…
隣の白髪の女性がそわそわしています。
品の良さそうなこの女性は、前の手すりにつかまって
前傾姿勢でバスの前方を覗き込むようにしているのです。
時間が間に合うか焦っていらっしゃるんだろうなぁ…
そう思った私は、スマートホンのGoogleマップで、
空港まで、あとどれぐらいかかりそうかを調べてみました。
表示された道路は半分ぐらい赤く、渋滞していることがわかります。
あと30分と表示されていましたが、
この渋滞がどれぐらいになるのか、分からないといった状況です。
ここでお隣の方に、このマップを見せて、話しかけたい気持ちに駆られましたが、
ちょっと待って…
今話しかけたら、ずっと話すことになるかもしれないと思い、寝不足の自分を大切に、優先するために
あと5分か10分でも、目をつぶって休もうと思いました。
そして、10分ほど目を閉じて、また目を開けると
お隣の女性は、まだそわそわしている様子です。
もう一度Google マップを起動させ見てみると
あと18分になっていました。
私はその画面を女性に見えるように、向けました。
すると、その女性は、スマホの画面を覗き込み、
あとどれぐらいでつきそうですか?
と私に尋ねました。
この赤いところが、渋滞なので、18分で着けば良いほうで長くなる可能性もありますね。
と、私は答えました。
あーそうですか、ツアーの集合時間に間に合わないかもしれません。
ツアーの待ち合わせなんですね。
はい、。飛行機がすぐ出るわけではないと思うんですけど…ツアーの人に怒られそう。
どこへ行かれるんですか?
長崎です。
あら、奇遇ですね。私は長崎出身です。どの辺りに行かれるんですか?
あら、奇遇ですね。私、前から行きたかった五島の教会と…
孫娘の親代わりをしてきて、孫娘が大学に行き、一人暮らしするので、
ようやく解放されて、旅行を楽しんでるんです。
…という様に話が弾み、
この後も、娘さんのお仕事の話
孫娘さんの色々なエピソードをたくさん聴かせていただきました。
羽田空港に、この方の待ち合わせ時間ギリギリに到着。
別れ際に、
あー良い方と隣になって良かった。ありがとうございました。
と、言っていただきました。
自分も大切にして、相手にも気遣いができて満足、満足!
知性的に優れていると、幸せになると信じて、
子どもに勉強しなさい、勉強しなさい
学校でも、友だちと遊ぶ暇もなく、休み時間にも単語を覚えなくちゃいけない
知性に偏って教育すると、
情緒的に劣っていてバランスの悪い人が出来てしまっています。
優秀な人が、なぜあんなことするんだろう?
地位や名誉のある人が、家で暴れる、自分さえ良ければという自己中心的な行動をしている
なんていうことがあるわけです。
関係性アプローチの心理学では、
「情動こそ心的現象のオーガナイザー」
と、言われます。
オーガナイザーを英語の辞書で引くと、
・まとめ役
・組織者
・主催者
とか、出てきます。
と、いうことは、私たちの思考や行動をまとめ役は、情動だということ。
つまり、約100年前にフロイトが言った
行動の理由は無意識にある
という考え方と一致するようです。
例えば、こんなことをお嫁さんに言ってはいけないと頭で分かっているのに、
つい言ってしまうのは、
お姑さんの情動がそうさせているのです。
自分が嫁に来た時に、お姑さんにいじめられた時の辛さがそうさせたのかもしれません。
例えば、子どもの頃、良い子にしなければならず、
自分が親になった時に、子どもがわがまま言ったり
はしゃいでいるのを見て、イライラして抑え付けてしまうこともあります。
子どもの頃に、我慢して、わがままが言えなかった、はしゃいで怒られたなど情動、感情が処理されてないままだったのではないでしょうか。
そんな話を嫌がらずに、そのまま聴いて受け止めてくれる人に話せるといいかもしれません。
久々に東京駅からの通勤ラッシュの超満員電車の洗礼を浴びました。
都会で生きていくには
人から押されても、触られそうになっても
怒りのパワーがないと…生きていけないですね。
私は、小柄こともあって、超満員電車に乗ると、
都会で生きていくのは、大変だなと思います。
さて、カウンセリングの研修で、ワークショップに参加した際に
定期的に自分の問題解決のためのカウンセリングを受けています。
心理カウンセラーにとって、自分の問題を解決しておくことは、最も重要なことの一つです。
この2日間のワークショップの参加者のほとんどが
カウンセリングを希望する中、
あみだくじで順番を決めて、
カウンセリングを受けていきます。
私は、だいたい2日間の始めに当たることが多いので
自分が受けて、ホッとしてから
他の方のカウンセリングを感情移入しながら聴く余裕があります。
今回は、2日間の最後の最後に当たったので、
それまでは、なんだかドキドキドキドキして
他の人に感情移入する余裕がありませんでした。
その人がその人らしく生きる助けをするのが、カウンセリング。
こう言ったのは、エドモンド・ウィリアムス。
カウンセリングの神様、日本でもファンの多い
Rogersロジャーズと同じ時代に、アメリカで論争を繰り広げて観衆を沸かせていたそうだ。
1960年代のアメリカに留学されていた方から教えてもらいました。
その論争では、こういうやり取りが。
ロジャーズは、非支持的と言うが、
ウィリアムスは、ロジャーズは「なるほど」「そうなんですね」と言うのは影響を与えてないのか?
ウィリアムスの発言に拍手してどっと沸く聴取。
戦後、留学していた大学生の目には、
こうした論争を大衆の前でするんだという驚きと共に
「これが民主主義なんだ」と、映ったそうです。