木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

奈良へ

2010-11-09 22:18:34 | その他
お椀をご注文いただいたTさん宅への納品に久しぶりに奈良へ行って来ました。
Tさんありがとうございました。いろいろお話をお聞きし、楽しいひとときを過ごすことができました。


納品を済ませ、平城旧跡へ。


平城遷都1300年祭の最中に一度来てみたいと思いつつ果たせず、今日になってしまいました。
訪れる人もまばらで、広い駐車場もガラガラ。土産物店や食堂などの撤去作業が行われていました。


大いに賑わった(らしい)大極殿の中もゆっくり見学でき、ガイドボランティアの方から平城旧跡の成り立ちや当時の様子、建築にまつわる秘話?まで詳しくお話をお聞きすることができました。
そのお話が実におもしろく、まるでテレビの歴史番組を見ているようでした。
期間中に来ていたのでは、こんなにゆっくりお話は聞けなかったことでしょう。


これからここの発掘や復元がどう進むのか、楽しみでもあります。


その後は、国立博物館で開かれている正倉院展へ。
ここも10分程度並んだだけで入館できました。
ただ、一番人気の螺鈿紫檀五絃琵琶だけは間近で見るために館内で30分の列。
それはパスして、裏の螺鈿を中心に鑑賞しました。

1300年も昔、大極殿や東大寺などの巨大建造物からこの琵琶や宝物のような精巧なものまで製作した当時の工人の技術力に触れ、人間の能力と美意識の偉大さを改めて感じました。
コメント
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