木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

2010-11-24 21:22:49 | 
最近記事が少なくなりましたが、遊んでいるわけではありません。
各種椀その他小物の塗りや拭漆の作業の繰り返しです。


拭漆の途中の、中次、香合、小皿、ぐい呑み、羽反椀、合漉椀等々
進度はばらばらなので、どこまで進んだかしっかり確認しながら進めています。



これは、先日、杉テーブルをお納めした、Mさんが丹後から見えた際にご注文いただいた、仙才椀の木地。材は欅です。
一番上の写真にある羽反椀をご覧になり、5客注文をいただきました。


捨て摺り1回目は、磨きろくろの真空ポンプで引きながら生漆を塗ります。
導管の中までしっかり漆を吸わせ、丈夫な椀にするためです。
暫く置き、木地が漆を吸ってしまった部分には更に生漆を足しながら様子を見て、できるだけ導管に漆を残しながら均一に刷毛でのばし、拭き取らずそのまま乾かします。
その後漆風呂に入れ、1週間ほどかけて中までしっかり乾燥させます。

コメント
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