このところ漆の仕事が続いています。

これは、携帯用茶箱の修理。竹で編み、内側に布を貼り、外側は漆を塗っています。
妻手側の側面から底にかけて、他何カ所か虫に食われた跡がありました。

穴を地で何回かに分けて埋め、錆で表面を整え、黄口の顔料と弁柄で色を合わせて漆を塗りました。
最後に全体に摺漆をして完了の予定です。

こちらは楓の中次。拭漆で仕上げます。
一番左は、赤漆のペンダント。
話は変わりますが、先週の金曜日、野田芳直さんの個展に行って来ました。
場所は、大原花尻の森にある芳直釜。

ここはヤブツバキの群生で有名。落花したツバキが地面を覆う様子は実に見事だそうです。

小さな社の裏には、欅の大木。直径は2m以上あるでしょうか。今まで見た中では一番太い欅のような気がします。
野田さんの個展はこれで2回目ですが、前回同様作品の美しさに大変感動しました。
美しさと同時に作品に込めた野田さんの思いが伝わってくるようです。
眺めているだけで良い気分になり、いつまでもそこにたたずんでいたくなります。
居心地が良く、気が付けば3時間もおじゃましていました。
聞かせていただいた、作品作りについてのいろいろなお話は、これからの制作を進めていく上で大変勉強になりました。
野田さん、本当にありがとうございました。

ほしかった野田さんの作品、今回初めてコーヒーカップをいただきました。
帰ってから、拭漆で仕上げた栃の皿に乗せ、早速炒りたて、挽き立てのコーヒーを入れてみました。
仕事の合間に実に贅沢な時間が持てますね。
芳直窯を出て次におじゃましたのは、婆佐羅さん。
この日から11月28日までの会期で「漆器展」が開かれていました。
年に一度の漆器展、お椀、木皿などの漆器が店内いっぱいに並べられていました。
その中で見つけたのがこれ、

江戸時代後期に作られたという木地目合鹿椀。
合鹿椀というと高台の高い大ぶりの椀を思い出しますが、あれは飯椀、それと同時に汁椀やこの写真のような小降りの椀も作られていたそうです。

素朴な作りですが、なかなかきれいな形をしています。

それとよく似ていますがこちらは、飛騨五郎八椀。
合鹿地方から飛騨に移り住んだ木地師が挽いたものだそうですが、詳しいことは知りません。

もう一ついただいたのが、江戸末期の桑名塗小皿。
桑名塗と言うとかぶら盆が有名らしいですが、この小皿のもかぶらの絵が描かれています。

これは、携帯用茶箱の修理。竹で編み、内側に布を貼り、外側は漆を塗っています。
妻手側の側面から底にかけて、他何カ所か虫に食われた跡がありました。

穴を地で何回かに分けて埋め、錆で表面を整え、黄口の顔料と弁柄で色を合わせて漆を塗りました。
最後に全体に摺漆をして完了の予定です。

こちらは楓の中次。拭漆で仕上げます。
一番左は、赤漆のペンダント。
話は変わりますが、先週の金曜日、野田芳直さんの個展に行って来ました。
場所は、大原花尻の森にある芳直釜。

ここはヤブツバキの群生で有名。落花したツバキが地面を覆う様子は実に見事だそうです。

小さな社の裏には、欅の大木。直径は2m以上あるでしょうか。今まで見た中では一番太い欅のような気がします。
野田さんの個展はこれで2回目ですが、前回同様作品の美しさに大変感動しました。
美しさと同時に作品に込めた野田さんの思いが伝わってくるようです。
眺めているだけで良い気分になり、いつまでもそこにたたずんでいたくなります。
居心地が良く、気が付けば3時間もおじゃましていました。
聞かせていただいた、作品作りについてのいろいろなお話は、これからの制作を進めていく上で大変勉強になりました。
野田さん、本当にありがとうございました。

ほしかった野田さんの作品、今回初めてコーヒーカップをいただきました。
帰ってから、拭漆で仕上げた栃の皿に乗せ、早速炒りたて、挽き立てのコーヒーを入れてみました。
仕事の合間に実に贅沢な時間が持てますね。
芳直窯を出て次におじゃましたのは、婆佐羅さん。
この日から11月28日までの会期で「漆器展」が開かれていました。
年に一度の漆器展、お椀、木皿などの漆器が店内いっぱいに並べられていました。
その中で見つけたのがこれ、

江戸時代後期に作られたという木地目合鹿椀。
合鹿椀というと高台の高い大ぶりの椀を思い出しますが、あれは飯椀、それと同時に汁椀やこの写真のような小降りの椀も作られていたそうです。

素朴な作りですが、なかなかきれいな形をしています。

それとよく似ていますがこちらは、飛騨五郎八椀。
合鹿地方から飛騨に移り住んだ木地師が挽いたものだそうですが、詳しいことは知りません。

もう一ついただいたのが、江戸末期の桑名塗小皿。
桑名塗と言うとかぶら盆が有名らしいですが、この小皿のもかぶらの絵が描かれています。