Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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11足目 完成

2012-10-18 01:09:32 | 義肢装具や関連のお話
11足目



11足目の義足
六月に相談を始めて、様々な試行をへて、ようやく完成まで
長い道のりでした。


とりあえず、完成
ここからは、私の作業が始まります。


とりあえず、その前に
完成した義足を備忘録


?義足の長さが伸びました。
成長に伴いソケット交換をするので、当然ですが断端が長くなっていて、ソケットも3cmくらい伸びました
加えて今回は、足部サイズがサイズアップしており、足部タイプも変更になったため、その接続部分を含め、さらに2cmくらいは義足長が伸びています。

?膝継手が交換になりました。
今回の作成に使用する膝継手が、前回の支給から三年以上が経過しており、あと一年は持つ保証ができないと判断されたため、交換になりました。
この判断には、娘さんが両大腿義足だということも大きく関係していて、やはり安全に配慮しただいた結果のようです。

?足部のサイズが上がりました。
義足長が長くなるにあわせて、足部のサイズアップを行いました。
これで、すべての靴の買い直しが発生します。
外履に雨靴、上靴二足に体育館シューズ、サンダルまで
探し直しです(^^;;


とここまではいつも通り
いままでの流れなのですが、ここからがすこし違います。

?ライナータイプ及び、ソケットタイプの変更
娘の運動量が増え、とりわけ合気道を始めて軌道にのってきていること。
さらに、娘が大きくなり、シリコンライナーを自力で着脱できるだけの握力と知恵がついてきていること。
この二点から、いままでよりソケットが緩みにくくて、激しい運動にも対応しやすい形式に変更になりました。
ライナーはパシフィックサプライのアイスロスライナー X5
ソケットは、二重で真空バルブを内側の熱可塑性樹脂につけたもの
ライナーの裏返しや着脱に力がいるものの、ソケット着脱はいまより楽。
聞けば、この組み合わせを使う年齢的には最年少記録を更新するらしい。
うまく使いこなせば、他の子供達にも波及するのかもね(^^;;


?足部タイプの変更
これは、娘の合気道の動きをみていた私が、先輩の義足を使っているお姉ちゃんの話を聞いて(^^;;
(A.Hさん 感謝です)
義肢装具士さんにお願いして試させてもらったもの。
FLEX JUNIOR という製品

かかと部分にバネが入っていて、カバーを外すとパラリンピックの選手が履いている義足みたいな形。
カバーをするとわからない。

足の指が別れていて、草履が履ける形
カバーも指が別れています。

ネックは足部カバーが弱いこと。
全体的に弱くて、特につま先側が弱すぎ。
補強なしで使ったら、まず壊れそう。
リサーチしたら、紹介してくれたお姉ちゃんも、前に使った時に二週間で壊れてるらしい。

そこはなんとか、私自身が補強してカバー
なんとか実用化に耐えそうな感じで試せたので、採用になりました。

メーカーさんに、改善を期待したいなぁ(^^;;
いくらでも協力してあげるけどね(^^;;


変更点はそんなところかな。
何回かに分けて、紹介
改造編
外装編
も書かなきゃね。

実際には、深夜に数時間格闘しては、娘に履いてもらいまた修正
繰り返して、自力でどうにもならなかったら、義肢製作所に泣きつく感じです。


今回はうまくいくといいな。
完全に切り替えられるのは、長い時間試せる休みの日を経て、問題点をすべて解消したあと
たぶん今月中にはなんとか

それまで前の義足、なんとかもちますように(^^;;
本当に、祈ります。





娘がはいた感想
なんだか順調
珍しくこのままいけるかな。
嬉しいな。(o^^o)








コメント
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