”為さざるは動かざるに如かず”
訳せば「あと一歩の踏み込みが足りなかった」と言うべきか。
物事にはタイミングと言うものがある・・・私たちの日常は微妙にタイミングがずれていて、それ故に変化に富んだダイナミズムも生まれてくるのだが――その代表として失恋失楽、嫉妬憤怒、悲喜劇の日常茶飯事がふんだんに降りかかって、いわばバラエティ人生の栄養素になっていますね。
何でこんな事をと訝るのもご尤も。
月末を迎えて、正月に楽した分だけ残業に苦しんでいます。身から出た錆?・・・そうかも・・・。
狭い仕事部屋に一人篭っていると、彼の茶室での極限世界を垣間見た感がしないでもない。千家の茶室と我が家のオンボロ小屋を比較するのは無理があるけど。
つまり予感の働く場所なのです。
時間と場所を越えて飛翔する場所・・・自由空間。
それにしてもタイミングをいかに上手く掴み取れるか(?)英雄とヘボを攪拌して中庸する坩堝(るつぼ)。
タイミングのずれは、バラエティに富んだ日常を育み、運んでくれる一方、ドラマも仕立ててくれる。「旅愁」や「君の名は」など・・・
(映画はあまり知らない・・・)
もしもジャストミートなタイミングがあるなら、時間を停止してアニメの画面のように、背景の人物は動きが止まり、メインキャストの二人だけが動ける場になるかもしれない。