雨煙立ち昇る多摩の峰頂きわ立ちて今朝に見るかな
雨上がりの多摩の峰々が、重々しくも艶やかに濡れた山衣の裾をたらして、稜線のいたるところから白い霧煙を立ち昇らせている。
晩秋の雨が空中の塵を払って、すっきりと山肌を見せているのを見ていると、厳かな山の気が迫ってきて、「名峰」の気品がある。
名峰と言えば、昨夜観たNHKテレビの『ヒマラヤの奥地に天空の花園を見た!!』は感動的だった。
インド北部のヒマラヤ山地にお花畑があるのだ。富士山よりも高い高原に色とりどりの花が風に揺れている。
青色バラの交配種にもなったヒマラヤポピーも、澄みわたった高原に咲いていた。
高原の深い谷間の向こうに、女神の山と仰ぐナンダデヴィ峰が神々しく屹立していた。周りのすべてを沈黙させてしまう威圧に満ちて、女神は君臨していた。
多摩の山峰にもどこか、ナンダデヴィの面影をひきずっていたのかも知れない。
雨上がりの多摩の峰々が、重々しくも艶やかに濡れた山衣の裾をたらして、稜線のいたるところから白い霧煙を立ち昇らせている。
晩秋の雨が空中の塵を払って、すっきりと山肌を見せているのを見ていると、厳かな山の気が迫ってきて、「名峰」の気品がある。
名峰と言えば、昨夜観たNHKテレビの『ヒマラヤの奥地に天空の花園を見た!!』は感動的だった。
インド北部のヒマラヤ山地にお花畑があるのだ。富士山よりも高い高原に色とりどりの花が風に揺れている。
青色バラの交配種にもなったヒマラヤポピーも、澄みわたった高原に咲いていた。
高原の深い谷間の向こうに、女神の山と仰ぐナンダデヴィ峰が神々しく屹立していた。周りのすべてを沈黙させてしまう威圧に満ちて、女神は君臨していた。
多摩の山峰にもどこか、ナンダデヴィの面影をひきずっていたのかも知れない。