やれやれ、、、と思う間もなく、時局の混沌が内に外にと滲みだしている。
政局は一党支配の下に、念願の方向性を打ち出そうとして懐手の思案を
抱いているだろうし、四方の海はここに来て急激な三角波を打ち始めた。
とかく経済が順調にいっている間は国内の不平不満も少ないし、国際関係もほぼ順調な位置関係を保って来た。
ここに来て地球上が混乱の坩堝にあるのは、ITの進歩と国際経済がグローバル化してパイの奪い合いとなり、富の配分が偏っていることと無縁ではないと思う。
超大国の力関係に変化が出てきたことも大きい。
一種の運動エネルギーが豊満状態にあるのではないか。つまり、地球上にエネルギーを投下する隙間がなくなっているのではないか。
リーマンショック以来、投資機関は神経質になり、ファンドのように一過性の利潤を追っている。
エネルギーの行き場が豊満状態だとすれば、次に何が起きるだろうか。
絶壁を登るか、引き返すか。
どっちにしても現状維持は難しい。
カタストロフィの反転機が歴史をどのように導くのだろうか。