何方かのブログ日記で、『人生80歳近くもなると、周りの知人友人が次々と亡くなり、最後は一人ぽっち…寂しい』と嘆いていた。
産れて来る時も一人なら死ぬ時も一人、その覚悟が我にも備わるか?人それぞれに「時」を消化する認識度は違うし、内容の重さも違う。
死の恐怖を抱いて老晩年を迎えるなら兎も角、まだ若年のうちに一生の時を刈り取られた少年の告別式が今日だ。内容の重さから云えば80の老年が迎えるであろう体験的年齢にひとしい生死の苦悩が詰められている。
この少年も世に惜しまれて逝った。惜しまれるほどに大人たちに残したモノは何だろう。
今の時代は悪の最盛期とも言える悲惨な出来事が多い。聖書にも『悪魔が終わりの時を知って――暴虐の限りを尽くす(慨意)』とあるように、タリバーンやボコ・ハラムやIS(イスラム国)のように。反社会的暴力がクローズアップされてきた。一面的には彼らの主張する正義も分からぬではないが、暴力で破壊する行為には世界は賛同しない。
一人の少年が犠牲になったことで眠りから覚める社会もある。覚めてほしいものだ。
少年のご冥福を祈ります。
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