鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

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2013年11月14日 20時24分13秒 | Weblog
今日は風邪気味なのか体調がすぐれない一日でした。
昨日は12月8日に鈴鹿医療科学大学千代崎キャンパスで開催予定の、地域医療に関するシンポジウムの告知で海岸線部の小学校や公民館をまわりながら校長先生と懇談をしていました。やはり地震災害に関する危惧が多いなと思いながら、校区内で引っ越しをする人もいるなどの動きがあるということもお聞きし、興味深いことだと思っていました。

さて、以前にも書いているかもしれませんが、いろいろな政策の選択について、その時間感覚が“ いま ”を起点に5年くらいの期間で考えていることが多いのではないかと思います。
人口減少の局面に入る前であればそれでもやってこれたかもしれませんが、人口減少でかつ世の中が大きく動く可能性がある中で、近視眼的な考えだけで選択をすることは避けるべきだと思います。少なくとも、10年20年といった時間の流れと世の中の変化を予測して考えることが必要だと思います。しかしこの時間感覚で考えることは、今の議会において難しくなってしまっているのではないかと思います。ひとつは選挙という仕組みが関係しているのではないかと思いますし、またもしかすると、先を読む視点を持つことを有権者の方々から期待されていないからかもしれません。

しかし多様な議員が集まる議会でこそ、それぞれの多様な視点から先を読み、その議論をふまえた上での政策選択や政策提案を行うべきだと思います。そのためには、個人の持つ基礎的な素養が大きく影響するでしょうし、また思考するためのトレーニングが行われているか、ファシリテーターとしての訓練、なにより不断に学びそれを他の人たちと共有したりする動きが、それぞれの議員に求められてくるのではないでしょうか。それは同時に、市民も選挙のあり方や選択のあり方を問われることにつながると思います。

ともかく、マスコミや行政の出す一次情報をそのまま飲み込むのではなく、それを咀嚼して自分の考えとして整理することはもちろんのこと、個々に先を読む力を養い、議論を行い議会として一定の先読みの方向性を共有することが、今の議員には必要だと思います。
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