△西遊記
香取慎吾が「なまか」と仲間をいうのがとてもわざとらしく、たえかねる。
全般的にまじでわざとらしく、やけに物分かりのいい内村光良の沙吾淨や伊藤淳史の猪八戒もつまんないし、深津絵里を起用してるのはその昔、堺正章の『西遊記』で夏目雅子が三蔵法師を演じたのの二番煎じでしかないのもなんだか嫌みで、画面の派手なTVという印象でしかない。
役者を揃えて中国ロケまでしたのに、まあ、期待する方がむだなことはわかってたんだけど、ね。
△西遊記
香取慎吾が「なまか」と仲間をいうのがとてもわざとらしく、たえかねる。
全般的にまじでわざとらしく、やけに物分かりのいい内村光良の沙吾淨や伊藤淳史の猪八戒もつまんないし、深津絵里を起用してるのはその昔、堺正章の『西遊記』で夏目雅子が三蔵法師を演じたのの二番煎じでしかないのもなんだか嫌みで、画面の派手なTVという印象でしかない。
役者を揃えて中国ロケまでしたのに、まあ、期待する方がむだなことはわかってたんだけど、ね。
◇プルーフ・オブ・ライフ(Proof of Life)
元兵士の人質交渉人が夫を誘拐された妻の涙にほだされるところも、ふたりの感情が燃えあがっていくところも、佳境の奪還作戦も、なんとなく外連味が足りないような印象だなあ。
どうでもいいことながら、メグ・ライアンの左目、腫れてない?ラッセル・クロウとのゴシップが公開前に漏れてるのは関係ないよね?
◇タイタンの戦い(Clash of the Titans)
『七人の侍』のギリシャ神話版。
メドゥーサの所まで旅をしていくのは、7人。まあ、この映画だけの話じゃないし、王道の筋立てなんだろう。ただ、案内に立つイオ役ジェマ・アータートンは語り部なんだし、もう少し知的な印象を醸していた方がいいような気もする。まあ、矛盾は多々あれ、蠍、呪術師、三魔女、天馬、クラーケンともに見事なCGだったけどね。
◇タイムマシン(The Time Machine)
なんで今更、ウェルズの古典を原作にせなならんの?っていう疑問が湧く。
恋愛で前編をとおしていくのかおもってれば、SF色を濃く出してる。とはいえ、80万年後の世界を唐突に出されても戸惑うし、時間跳躍の引きがねになっている恋人の死はどこかへ吹っ飛んじゃって、物語はあきらかに破綻する。SFも時代によって好みが変わるのかなあ?
△キラー・ヴァージンロード
上野樹里のすべて超越したような惚けぶりがないと成立しない古典的な設定と展開だね。
岸谷五朗の演出は頑張ってはいるんだけど、ギャグは空回りだし、ドタバタはいかにもつらい。
福山雅治の主題歌もだけど、役者の印象も薄く悲しい気分にしかならないな。
◇アイ・アム・レジェンド(I Am Legend)
不変の主題で3度もリメイクするたびに人類滅亡の理由と生存した人種が異なってくるんだけど、こういうとき、かならずおもいだすのが、小室孝太郎の『ワースト』だ。傑作漫画だった。主題は同じなんだけど、年代記になってる分、SF色は濃かった。それはさてぽき、本作はウィルスミスのひとり舞台で、ちょっと世界観が小さくなってる気がするな。
◇ウルフマン(The Wolfman)
狼男は放浪の民の伝説というだけで、呪いの理由もわからなければ解ける方法も結局わからない。
意味不明な父の行動、剃刀をもって死んだ母の復讐、惨殺された兄の復讐とその婚約者への横恋慕、そして自己の肯定と否定が混ざり合い中途半端だ。