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☆=☆☆☆☆☆
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◇=☆☆☆
△=☆☆
▽=☆

リスボン特急

2024年08月20日 18時07分08秒 | 洋画1971~1980年

 ◇リスボン特急(Un flic)1972年

 

 ジャン=ピエール・メルヴィルの遺作だったのか…。リチャード・クレンナ、若い。冒頭の銀行強盗の雨は本物なのかな?強盗の最後に霧雨の中へ消えていくとこなんて雰囲気あるなあ。ばりばりの緊張感じゃん。

 けど、主役は、リチャード・クレンナだなあ。ドロンもドヌーヴも出番は少ないし、添え物っぽいなあ。リスボン特急とか、単に邦題になってるだけで、そこへヘリで覚醒剤を盗みに入るのはリチャード・クレンナだもんなあ。

 ラスト、リチャード・クレンナを撃った後、迎えに来てたカトリーヌ・ドヌーヴが車にもたれて立ってるんだから、俯瞰でアラン・ドロンが覆面パトカーに乗り込んでいくショットに入れ込んで欲しかったなあ。

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チリの闘い

2022年09月19日 21時45分45秒 | 洋画1971~1980年

 △チリの闘い(La batalla de Chile, la lucha de un pueblo sin armas)

 第一部『ブルジョワジーの叛乱』(La insurrección de la burguesía、1975年)

 第二部『クーデター』(El golpe de estado、1976年)

 第三部『民衆の力』(El poder popular、1979年)

 

 1973年に、サルバドール・アジェンデ大統領の社会主義政権が大きく揺らいだ。アメリカの支援を受けた軍部によるクーデターが勃発したからで、この監督のパトリシオ・グスマンも逮捕監禁されてる。まあ、かれの場合は、15日間の監禁のあとで亡命に成功しているし、本作の16ミリフィルムも無事だったからこうして観ることができるんだけど、でもなあ、長い。主張も強すぎ。がんがん切ってテンポをよくして、もうすこし情緒的にしてくれればなあ。

 

 

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アイガー・サンクション

2022年05月19日 23時58分19秒 | 洋画1971~1980年

 ◇アイガー・サンクション(The Eiger Sanction)

 

 初めて観たときもおもったことだけど、なんでわざわざアイガーに登らないといけないんだろう?

 だって、犯人は足の悪い男でアイガーの登山隊のひとりになっているっていう情報を入手したんなら、アイガーの登山口で張り込んでればいいだけの話で、そいつを捕まえるためにアイガーに登るっていう発想はなんとも不合理じゃない?

 とはいえ、クリント・イーストウッド、頑張ったね~。よく登ってるし、よく撮ってるわ。

 ヴォネッタ・マギーは知的な印象があっていいね。

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恐怖の報酬

2022年03月23日 17時51分57秒 | 洋画1971~1980年

 ◎恐怖の報酬 1977(Sorcerer)

 

 封切りの時に劇場で観た日のことはいまだによく憶えてる。そのときから、タンジェリン・ドリームの音楽に魅せられてて、サントラを探したもんだ。当時、ラジオで偶然に録音できて、そのカセットテープをくりかえし聴いた。いまだに、ええな~っておもう。

 で、最初の爆弾テロ、建物の奥からまじに爆発させてる。通行人はみんなぶっ飛んでるし、凄いな。で、どっちかというと前半はちょっとちんたらしてる分、後半から俄然おもしろくなる。トラックてのは、ほんと、すごいね。生きてるみたいだ。川を越えるのと大木の爆破のあたりの緊張感は、半端じゃない。

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オデッサ・ファイル

2022年03月06日 23時30分31秒 | 洋画1971~1980年

 ◇オデッサ・ファイル(The Odessa File)

 

 出だしの30分はおもしろくて期待させるんだけど、そのあとがだらだらと盛り上がりに欠ける。

 黒海に面した都市のオデッサとはなんの関係もない組織「オデッサ」に潜入するとかいうのがまわりくどいのかもしれないし、その訓練だの警察に潜入している組織から警官だという女が恋人のところへ入り込んでミュンヘン駅からハンブルクへ電話をいれたせいで素性がばれかけていくサスペンスは多少あるけど、どうもね。

 ロナルド・ニームはこういうサスペンス物は得意なんだろうなって感じだし、ジョン・ボイドもマクシミリアン・シェルも配役としてはいい感じなんだけどね。

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マッドマックス

2022年03月01日 23時50分45秒 | 洋画1971~1980年

 ◇マッドマックス(Mad Max)

 

 なるほど、スタント・ライダーが死んだっていう噂が立ったのは、オートバイがトラックに弾かれて粉砕されるのではなくて、すっころんだときに後頭部に別なバイクがかっとんできて激突したときのことか。こりゃあたしかにそう見えるかもしれないね。

 にしても、この低予算の近未来映画がどんどん凄まじい未来映画に膨張していくのは凄いな。

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アルカトラズからの脱出

2022年02月05日 23時53分19秒 | 洋画1971~1980年

 ◇アルカトラズからの脱出(Escape From Alcatraz)

 

 公開当時、クリント・イーストウッドの作品を好んで観ようという気持ちはなかった。なんか男臭くて乱暴な印象が先行してたからかもしれないんだけど、ともかく敬遠してた。この作品は特にそうで、内容は知ってたから『パピヨン』と重なって、なおさら観なかった。

 そんな思い出が優先されるんだけど、いや、結局のところ、観終わっても印象は変わらないな。ドン・シーゲルがイーストウッドと組んだ最後の作品っていう触れ込みだったんだけど、ちからが衰えてたのかどうかすら、ぼくにはわからない。

 なんだか、ひたすら淡々とした脱獄劇で、スティーブン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』をおもいだした。

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シノーラ

2022年02月04日 00時15分28秒 | 洋画1971~1980年

 ◇シノーラ(Joe Kidd)

 

 

 この映画が封切られたときの記憶はない。ただ、クリント・イーストウッドの存在を意識して、その作品歴を見ていったときに『シノーラ』という映画があることを知ったんだけど、実をいうと、そのときシノーラというのは女の人の名前だとおもってた。村の名前だなんて想像の端にも想いうかべなかったし、いまだにその印象は変わらない。

 まあ、監督ジョン・スタージェスにとっては晩年のちからの抜けた一本って感じだったのかもしれないけど、なんだか印象の薄い映画ではあったかな。ヒロインのステラ・ガルシアの印象も薄いのは、結局のところ、イーストウッドと濃厚な仲になっていかない設定だったからかもしれない。

 この脚本のまずいところは、ロバート・デュバルの本拠地のメキシコ国境の町で、ひとりひとり倒していくというくだりと、ラストのシノーラでの銃撃戦とが別々に分かれてるってことで、それが分裂して間延びした感じにさせてるんじゃないかって気がするんだよね。

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タワーリング・インフェルノ

2022年02月03日 23時51分41秒 | 洋画1971~1980年
 ◇タワーリング・インフェルノ(The Towering Inferno)
 
 
 
 中学生のとき、この映画が封切られた。
 
 ぼくの住んでいた田舎では、すべての封切り作品が上映されるわけじゃなく、この作品もずいぶん経ってから唯一ある洋画専門の映画館で観ることができたんじゃなかったかな。でも、当時はさほどおもしろいともおもわず、数年経ってテレビで放映されたときも似たような感想だった。
 
 まあ、ポール・ニューマンもスティーブ・マックウィーンもどちらも渋好みの役者で、違いといえばポール・ニューマンの方が知的な印象があり、マックウィーンは野性的な印象があったくらいで、中学生のぼくにはどちらも単なるおっさんでしかなかった。
 
 ただ、主題歌だけは濃厚に頭に残った。なんでなのかわからないんだけど、そうだった。
 
 その後、結局のところ、何回観たのかわからないけど、マックウィーンが登場するまではちょっとだれる。マックウィーンが消火作業をはじめてもエピソードの積み重ねで、ちょっと厭きる。さらにいうと、ナポレオン・ソロのロバート・ボーンはぼくのヒーローだったのに、市長として登場したのはいいとしても知り切れ蜻蛉のような役柄で、ちょっと悲しかった。
 
 ま、そんなところだけど、ひとつだけ、プロムナードの間の2階上のタンクを爆破して380万リットルの水を流すというのを提案するのが誰かわからんし、構造計算技師がマックイーンに話すんだけど、これはポール・ニューマンが発案しないとだめだよね。こういう重要な発案は主役の役割で、それをポール・ニューマンがいったら、マックウィーンは最初は否定しつつも、ふたりで協力しないと不可能な作戦になっていくっていう筋書きにしないと面白くならない。
 
 ジョン・ギラーミンって、そういうところ、ちょっと大雑把な監督だったのかなあ。
 
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テレフォン

2022年01月13日 00時38分15秒 | 洋画1971~1980年

 ◇テレフォン(Telefon)

 

 森は美しく暗く深い。

 だが約束を果たして眠りにつくまで、道はまだ遠い。

 忘れるな、○○、眠りにつくまで、道はまだ遠いのだ…

 とかっていう朗読の最初の2行が、ロバート・フロストの詩『雪の降る夕方、森へ寄って』の一節なんだそうで、この○○に名前を加えて薬物催眠を作動させるっていう話なんだけど、当時、なんだかえらく興奮したのをおもいだす。ドン・シーゲルってヒット・メーカーだったんだね。

 この時代、悪者をソ連にしたいんだけど、あからさまにそうするわけにもゆかず、結局、ソ連の意図したところとは別なテロが起きようとするのをソ連の将校が、ここではチャールズ・ブロンソンだけど、かれが未然に防ごうとするっていう生みの苦しみを持った物語なんだよね。

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ジョーズ2

2022年01月05日 00時01分39秒 | 洋画1971~1980年

 ◇ジョーズ2

 

 出だしはあかんとおもったけど、途中はまあまあ。

 でも、予算がないのか、ヨットの若造どもが悲鳴をあげて逃げ回るのが長過ぎる。

 途中、海底電線が伏線になるんだけど、まさか噛みつくとかかな~とおもってたらまじそうなった。

 あ、高校時代に見たのをおぼえてたのかもしれないんだけど、まあ二度観るものでもないか。いや、もしかしたら、二度や三度じゃないかもしれないな。それくらい『ジョーズ』は昭和の時代には日常のどこかに存在してた。

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レッドサン

2022年01月01日 23時59分44秒 | 洋画1971~1980年

 ◇レッドサン

 

 三船さん、制作も兼ねてるのね。

 何度目かわからないけど、今回は案外おもしろかったわ。

 三船敏郎がいかにも豪傑のような雰囲気なのに、露天風呂に入ろうとして裸になったときの胸板の薄さがなんともかわいそうな気がした。でも、三船敏郎はがんばってる。日本の時代劇を背負ってきているっていう覚悟だったんだろう、とにかく必死になって武士道の権化になろうとしてた。そういう姿勢はよくわかるし、使命感のかたまりになってたんだろうなあって想像もできる。その分、自然な演技のチャールズ・ブロンソンには負けちゃうし、花を添えたアラン・ドロンにも一歩先を行かれてる感じがしちゃうかな。

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スター・トレック

2021年10月20日 19時05分00秒 | 洋画1971~1980年

 ◇スター・トレック

 
 
 
 種明かしになってしまうのを恐れずに書いておけば、ビジャーことボイジャーを知る者たちにはかなり興味をそそられる内容なのはほぼ間違いないかもしれない。
 
 でもこの作品が公開されたときは散々な目に遭わされた。まあクライマックスに戦闘のない『スター・トレック』とかあっていいとは当時誰もおもわなかったろう。特に映画化なんて夢のようなことだったし、前宣伝はすごかったし、なんといってもインド人のパーシス・カンバッタがあまりにも綺麗でなのに坊主頭にそれてるてなことがあったりして、そりゃもう大騒ぎさってくらいな勢いだった。
 
 それがところが戦闘のセの字もなく、当時の言葉でいえばハードSFだとかいわれて、蓋を開けりゃなんのこたない、宇宙の果てに消えてしまったはずのアナログの宇宙探査ロケットが帰還してくるんだけど、あまりにも年月が経ちすぎて音信不通になってしまっているために悲劇が起きてるなんて話だ。
 
 けど、それを延々されてもトレッキーたちは戸惑ったんじゃないかなあ。わざわざこんな哲学的な展開を観るために楽しみにして劇場に足を運ばれたのかおれは、みたいに。
 
 まあしかしこの映画をはじめて観たとき、まさか、ジェームズ・T・カークが90歳になる2021年に宇宙旅行をやってのけるとはおもわなかったな。
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ニコライとアレクサンドル

2021年07月01日 13時21分21秒 | 洋画1971~1980年

 ◇ニコライとアレクサンドル

 

 大作だな~。

 なにからなにまでばりばりお金が掛かってる。まあ、プロデューサーがサム・スピーゲルで、監督がフランクリン・J・シャフナーなんだから贅沢な絵作りになるのは無理もないけど、好い時代の映画だね。

 ヴィッテは知られてない分、ローレンス・オリビエが演じても違和感はないけど、ニコライはそうはいかない。名の知れたいろんな役者が候補に挙がってもメイクで似せられない以上、だめだしね。マイケル・ジェイストンが起用されたのはまあ当然といえば当然だ。ほんと、よく似せてある。

 洋画のこういう姿勢は、好きだ。邦画だったらこうはいかない。役者の名前が優先で、作品の中身よりも役者の名前で観客を釣ろうとする。そういう浅はかな考えがなくならないかぎり、邦画は進歩しないね。

 けど、ロマノフ王朝の終焉ていう主題はちょっと観客の興味をかりたてないな。少なくとも日本じゃ難しかったかもね。王宮にエレベーターがあるのはびっくりしたけど、ここまでの文化があっても時代の流れに疎いと滅びの道をたどっちゃうってことかな。でも宮殿の場面で目をひくのはそれくらいで、あとは単調だな~。

 出征の場面や、野外の人民とのいざこざや銃撃の場面が見事な分、室内の単調さが余計に見えちゃって辛いな。

 でも、トム・ベイカーのラスプーチンと、ブライアン・コックスのトロツキーはなかなかよかった。いやまあ、ほんと、メイクも本物によく似せてて大したもんだし、目立たないけど好演だね。

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男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花

2019年11月03日 23時44分06秒 | 洋画1971~1980年

 ☆男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980年 日本 108分)

 監督/山田洋次 音楽/山本直純

 出演/渥美清 倍賞千恵子 前田吟 笠智衆 三崎千恵子 太宰久雄 江藤潤 浅丘ルリ子

 

 ☆第25作 1980年8月2日

 タイトルバックが変わった。

 それまで荒川の土手だったのが、白糸の滝になってる。まあ、茶店の前のベンチのシーソーギャグは変わらないが。山田洋次の原作脚本のタイトルはかならず帝釈天に被さっていたのに、茶店の軒に山を背景にしたところてんの旗になってた。ま、次の本編最初のカットは帝釈天の門なんだけどね。

 けど、すんごい不思議なんだけど、とらやの人達が水元公園に菖蒲を見に行こうとした矢先、寅が帰ってくる。けど、それを隠そうとするんだよね。結果、ばれて喧嘩になる。別に「あ、いいところに。一緒にどうよ」と誘えばいいのに、この余分な気の使い方がいつも悲しい。特に今回は、むりやりな印象が強くて難しいな。

 ところが、この後、俄然おもしろくなる。

 まあ、紆余曲折あるんだけど、寅は男だね。それもどうしようもなく、男の本能を隠せない男だ。

 リリーのために沖縄へ行こうとしてるのに、早く行かなくちゃ死んじゃうかもしれないとかいってるのに、飛行機が怖くて乗れず、にもかかわらず、スチュワーデスが通りすぎただけで鼻の下を伸ばして乗り込んじゃう。

 リリーの看病をしてるのに、海洋博のイルカシヨウのお姉さんに岡惚れしちゃうどころかそれがもとでヤキモチを焼いたリリーと大喧嘩になる。

 もはや古女房なんだけど、男女の関係はないんだな。

 しかし、ふとおもった。これだけ迫られても寅はリリーと結婚しない。男女の関係にもならない。どうひようもないくらい最低の女好きなのに、両思いになる瞬間に相手を避けて逃げ出していく。肝心のことができない。なんでだろうね。

 いつもは、こんなことは考えない。逃げ出しちゃって、終わっちゃうから。けど、今回ばかりは逃げられない。リリーが死線をさ迷った病み上がりだからだ。うまいな、山田洋次。

 しかし、だったらなぜ、寅は応えないんだろう?

 単なる度の過ぎた照れ屋というだけでは片づけられなくないか?性的な問題でも抱えているのか?不能とはおもいたくないがなんでこうも肝心な場面になると腰が引けちゃうんだ?この弱腰はどこから来るんだ?

 もうひとついうと、寅はいつも旅先では他人に好かれる。短い滞在だからだ。本性が見えてこないからだ。

 ところが、今回はちがう。

 リリーと一緒に、部屋は別ながらも下宿しているからだ。当然、下宿先の家族はリリーと寅の生活を見てる。寅の本性を知る。くだらない男だと見抜く。だから、リリーに同情する。かわいそうだとおもい、あんたも苦労するねと声をかける。入院のときは同室の連中も寅をおもしろい男だというだけで、底の浅さは見抜けない。接する時間が短いからだ。うまいな、山田洋次。

 そしてついに、リリーはみずから縁を断とうとする。ひとり、内地に帰る。寅が応えないからだ。寅を愛してるからだ。すごいな、山田洋次。

 ハブにかまれて死んじゃったんだよ、きっと。おばちゃんの台詞は効いてるね。近所のお母さんも子供を叱る。ご飯食べないと寅さんみたいに行き倒れになっちゃうよ。うまくまとめてるね。

 それにしても、寅はばかなのか察しがいいのか、リリーとふたりして「夢だ、夢だ」といってしまう淋しさはどうだろう。寅がひとり庭の軒下で柱によりかかって「夢かあ」と呟くに至るまで、うん、さすがだね。

 台詞は後半が進んでいくにつれてどんどん凄くなってくるし、佐藤峨次郎はいつもより出番が多すぎるくらいだけど、なんとか一座だのといった準レギュラーはまるでいないし、寅のアリアもないし、その分、最後までリリーはからむし、帝釈店前の通りのロケは多いし、いつもとまるで違う。撮り方までちがうように見えてくる。

 なんだ、この回は。凄いな。

 ま、お盆に笠智衆が棚経を上げに来たとき、蛸社長が「書き入れ時ですね」といい、御前さまが「今日はスケジュールが詰まっておりますからお経は少々短めに」と告げ、いいところだけちょこっとで結構でございますと応えて掌を合わせるとらやの面々は、ご愛嬌だけど。

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