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☆=☆☆☆☆☆
◎=☆☆☆☆
◇=☆☆☆
△=☆☆
▽=☆

ロッキー・ザ・ファイナル

2013年02月23日 00時16分29秒 | 洋画2006年

 ☆ロッキー・ザ・ファイナル(2006年 アメリカ 103分)

 原題 Rocky Balboa

 監督・脚本 シルべスター・スタローン

 出演 マイロ・ヴィンティミリア、バート・ヤング、トニー・バートン、ジェラルディン・ヒューズ

 

 ☆やはり泣いてしまう

 エイドリアンを亡き人にする事で新たな女性、ていうか第一作に登場した不良少女が更生したという役どころなんだけど、ともかくそのジェラルディン・ヒューズとの再会という都合の良さがこぼれるものの、父子の確執が描かれ感傷的な展開といつもどおりの佳境に至る盛り上がりがより鮮明になるんだけど、現役チャンプの出演がやや微妙な気も。

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スペル

2013年02月22日 15時56分20秒 | 洋画2009年

 ◇スペル(2009年 アメリカ 99分)

 原題 Drag Me to Hell

 監督 サム・ライミ

 出演 アリソン・ローマン

 

 ◇お年寄りは大切に

「自分では大した事ないって思ってる事でも逆恨みされちゃうんだぜ」

 とかいう標語か教訓が出てきそうな寓話で、良くも悪くもサムライミって感じだけど、怪奇現象の根源を求めてゆく探偵劇要素の濃い方が好かったような気がするんだけど、そんなことないんだろうか。

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天地明察

2013年02月21日 01時21分40秒 | 邦画2012年

 ◎天地明察(2012年 日本 141分)

 監督 滝田洋二郎

 出演 岡田准一、宮崎あおい、市川猿之助、市川染五郎、松本幸四郎

 

 ◎映画明察

 滝田さん見事な作品に仕上げてるわ。

 役者一人一人に細かな演出をし小道具から和算天文暦囲碁さらには公家の様式に至るまで実に行き届いた絵作りで感心したな~。音楽は無論の事ながら特筆すべきはやはり絵だね。

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東京物語

2013年02月19日 15時38分58秒 | 邦画1951~1960年

 ☆東京物語(1953年 松竹大船 136分)

 監督 小津安二郎

 出演 笠智衆、原節子

 

 ☆なんで東京家族を作るんだ?!

 前にテレビでもリメイクされてがっくりした上にまたもやリメイク。笠智衆の笑いの後の溜息や東山千恵子の台詞ありがとの抑揚や大阪志郎と原節子の将来への余韻にに叶う演出があるはずもないのにと何十回目か鑑賞。

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西陣心中

2013年02月18日 00時26分38秒 | 邦画1971~1980年

 ◇西陣心中(1977年 ATG 110分)

 監督 高林陽一

 出演 島村佳江、土屋嘉男、楠侑子、白川和子、中尾彬、成田三樹夫

 

 ◇京都には魔が棲むのね

 西陣を舞台にした純愛物かとおもいきや、心中しても生き残ってしまう宿命を背負ったかのような魔に魅入られた女に翻弄されてゆく男たちの末路を丹念に追っていくとは思わなんだ。ちょっと予想してた物語とはちがうけど、なんだろう、このまた観たいとおもわせる妖しさは。

 島村佳江の据わった目は怖いな。

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亡国のイージス

2013年02月17日 02時31分48秒 | 邦画2005年

 △亡国のイージス(2005年 日本ヘラルド映画、松竹 126分

 監督 阪本順治

 出演 真田広之、寺尾聰、原田芳雄、佐藤浩市、中井貴一

 

 △出だしだけ良

 自衛隊の協力による実物を利用した場面だけは見ごたえあるけど、CGも筋立ても辛い。

 某国の破壊工作員にいとも容易く利用されてしまう自衛官ってなんだよありかよっていいたいし、この物語に自衛隊がよく協力したなとちょっとびっくりしたわ。

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リクルート

2013年02月05日 20時23分55秒 | 洋画2003年

 ◎リクルート(2003年 アメリカ 115分)

 原題 The Recruit

 監督 ロジャー・ドナルドソン

 出演 アル・パチーノ、コリン・ファレル、ブリジット・モイナハン

 

 ◎人を欺くという事

 いつのまにか全員が二重スパイのように錯覚し始めるほど、つぎつぎに罠を仕掛けてくる筋立ては見事だ。

 ただ黒幕の存在があるとされた瞬間、ラストが見えてしまうのはハリウッドの欠点でもあるんだけど、アル・パチーノの演説と最後の「バイバイ」にいたるまでのスピード感は充分にある。

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愛のメモリー

2013年02月04日 15時21分56秒 | 邦画1971~1980年

 ◎愛のメモリー(1976年 アメリカ 98分)

 原題 Obsession

 監督 ブライアン・デ・パルマ

 出演 クリフ・ロバートソン、ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド、ジョン・リスゴー

 

 ◎デパルマ初のワイドスクリーン

 誘拐犯の登場と死体の行方、さらにはリスゴウとの妙に怪訝な友情が垣間見られる内に、佳境まで見通せてしまえるのは仕方ない。

 しかし、そんなことは実はどうでもよくって、デ・パルマの映像への愛情を見つめなければどうにもならない。ヒッチコックの『めまい』の物真似だとかヌーヴェルバーグへのオマージュだとかなんだとかいわれるけど、批評家じゃないぼくにはそんなこともどうでもいい。要は、どれだけかっこいいワンカットを撮れるかってことで、ヒッチコックに似た映像と『めまい』と同じくバーナード・ハーマンを起用してるからって、批評がそちらに傾いてしまうのは、なんか嫌だな。

 ということで、船から岸へ身代金のトランクを放り投げるカットと円形移動は正にデパルマ。好いね。

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