Kinema DENBEY since January 1. 2007

☆=☆☆☆☆☆
◎=☆☆☆☆
◇=☆☆☆
△=☆☆
▽=☆

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実

2024年12月21日 12時35分20秒 | 洋画2019年

 ◇ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(The Last Full Measure)

 

 懐かしい、ストリート・オブ・ファイヤーのお姉エイミー・マディガンじゃん。エド・ハリスと夫婦そろって出演してるのか。ま、キャストはいい。ピーター・フォンダの遺作らしいけど、そうか、かなりむくんでるもんね。クリストファー・プラマーもこれが実写の最後の作品だそうで、なんだかね。ただまあ、ウィリアム・ハートといい、サミュエル・L・ジャクソンといい、キャストはそろえてる。セバスチャン・スタンとアリソン・スドルの若夫婦を除けば、有名どころを揃えてきてるんだけど、惜しいかな、脚本が弱いね。

 アビリーン作戦の全容がまるでつかめない。だからおもしろくないんだな。ベトナム戦争も森の一隅だけで話は進んで、ここと交互に1999年の物語が進行するんだけど、どうも、謎が謎として上手に語られてない気がする。ウィリアム・H・ピッツェンバーガーが30年も名誉勲章を申請されていながら受賞に到らないのはなぜだってところで、その真実がなんか薄められた観があってどうもなあ。ま、ラストの表彰式のくだりあたりは好い感じだったけどね。

(以上、2022-10-14 23:04:03の感想)

 

 時代設定は1999年なんだけど、子供が父親の「クソ」という言葉に反応して「クソは罰金」という。なるほど、この頃なら、不適切な言葉づかいに目くじらが立てられるようになってきたのね。で、日本はそれから10年遅れで流行り出したわけか…なるほど。

 クリストファー・プラマーがいみじくもいう。

「年をとるのはつらくない。つらいのは起きていることだ」

 たしかにそのとおり。

 やっぱり、ラストの表彰式は好い。


コメント    この記事についてブログを書く
« ハングマン | トップ | デビル »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。