☆ホテル・ムンバイ(Hotel Mumbai)
2008年11月26日、インド・ムンバイのタージマハル・ホテルが同時多発テロの標的とされたってのはまるきり忘れてた。まったく世界の情勢に疎いっていうか、孤島に住んでるぼくとしてはなんか取り残されてるんだろうかって気になるけど、でも、そんな反省はちょっとおいといて、いや、おもしろかった。なんの未練も躊躇もなく殺される。テロっていうのはそういうものなのかっていう、目の据わった沈着冷静さが恐ろしくなるわ。
主役のデーヴ・パテールは若いのに製作総指揮まで兼ねてて、なんかすごいやつだなっておもったら、あ、そうか『スラムドッグ$ミリオネア』と『LION ライオン 〜25年目のただいま〜』の主役か。育ちの好さそうな優しい顔立ちと物腰が印象的だな。この先も伸びていくんだろうなあ。
ただ、注目すべきはナザニン・ボニアディで、いやあ、美人だね。だけでなく、ものすごい知的な印象を受けるなっておもってたら、やっぱり、そうだった。医学だけでなく人権問題までいろいろと発言して行動してる。なるほど、それで、この映画にも出演してきたわけか。
なんだか、映画を観終わってから、あれこれ納得するんだけど、いや、タージマハル・ホテル、全面的に協力してるし、行きたくなっちゃったじゃん。