◎スター・ウォーズ フォースの覚醒(2015年 アメリカ 136分)
原題/Star Wars : The Force Awaken
監督/J・J・エイブラムス 音楽/ジョン・ウィリアムズ
出演/ハリソン・フォード マーク・ハミル キャリー・フィッシャー
アダム・ドライバー デイジー・リドリー ジョン・ボイエガ オスカー・アイザック
◎ハン・ソロ「帰ってきたぞ」
予告編で泣いた。
ミレニアム・ファルコン号にハン・ソロがチューバッカと乗り込んだときの台詞だ。
で、本編を目を皿のようにしてみてたんだけど、なかった。見逃したのか、それとも別な台詞にされてしまってたのか、あるいは字幕だけ変えられていたのか、わからない。たぶん、いちばん最後が正解なんだろうけど、なんだよ~!って感じだった。それだけを期待してたのに。
本編の中身については観ない方がいいと最初からおもってた。たとえどれだけおもしろいものであっても、ぼくの頭の中にある『スター・ウォーズ』は結局、個人的なものだから、現実の物語を観たところでどうなるものではないからさ。だから、できるかぎり『スター・ウォーズ』からは離れようとおもってきたし、ハン・ソロの運命がどうなろうと、あ、まあこういう展開もありだろうな~ってくらいにしか感じられない。
けど、もはや、観るしかなくなってしまった。
おもえば、40年間。
半世紀近く経っても尚、初めて観たときの驚きが鮮明に甦ってくる映画も少なく、でも、最初の2本まではつまり『新たなる希望』と『帝国の逆襲』までものすごく興奮したものの、それから先は期待する中身との差が次第に大きくなっていって、やがてはついに観ないようにした方がいいかもしれないとまでおもってしまうシリーズになっちゃうのは、なんだか『男はつらいよ』みたいでよくないな~とかっておもってたんだけど、まあ、なにもかもひっくるめて「ともあれ、みるか」とおもって、観た。
感想は、ひとことしかない。
「いったい、いつまで、デス・スターが引っ張られていくんだろう?」