Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE146. 機材のガイドライン

2011年01月11日 | Kyoto city

 今日は機材談義。オリンパスのズームレンズの明るさは、暗いものが多い。そんなときにf2.8の明るさをもつパンケーキレンズは、夜の撮影で大変便利だ。夜はオリンパスE-PL1にパンケーキレンズで400gちょっとという軽量さで大変小型のシステムだけをもって出かける。それに写りはシャープだ。
 以前であれば、ニコンやキャノンのf2.8の明るいズームレンズを調達することに躍起になった。実際使ってみると、相手を威圧するかのようにいかめしく、重たい。そんなレンズを広角、標準、望遠と3本揃えて、鞄に詰めたらとても持ち歩ける重さではなかった。結局撮影の都度ごとに適切と思われる1本だけをチョイスするというハメになった。その1本で撮影できなければ、あきらめることを余儀なくされた。
 私は、機材のサイズと重さというのは、実は大変重要な性能だと思っている。小さく軽ければフルシステムをいつでも鞄の中に潜ませておくことが出来るからだ。にもかかわらず、撮影機材は次第に大型化、重量化してきたわけである。
 私は、撮影機材に一つのガイドラインを示すとすれば、手持ちで撮影する機材というのは、ライカシステムの重さと大きさを超えてはならないと考えている。必要なシステムを抱えてフットワークよく動くことが出来る高性能機材という点では、ライカシステムをおいて他にない。デジタルペンは、まさにそうしたガイドラインの範囲内なのである。
 先日デジタルペンシステムの広角ズームレンズに。サイズが合ったのでニコンのフードをつけたら、大ぶりな間抜けな表情となり機能はするが似合わない。やはり純正品フードの方が良いと思った。ペンは小さくそして緻密な雰囲気のただようところが、良いのだろう。

宮川町,2010年1月8日
OLYMPUS E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL17mm/f2.8
ISO1600,露出補正-1/2,f2.8,1/45,iFinish

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