PEN LIFE147. 冬の京都

　一昨日の京都は、粉雪が舞い最高気温も4℃と寒い一日だった。それでいて都心は、雪が積もるまでには至らなかった。銀閣寺に積雪ありというニュースもあったようだが、昼頃ライブ映像をみたら、大半の雪はなかった。溶けるのが早かったようだ。
　それでも今は、一年の中でも一番寒い冬の京都である。それにも関わらず、観光客はそこそこにいるようである。プロモーションに誘われて、或いはデートで、そして海外からといった具合に目的は様々であろう。
　京都は海岸部の都市と異なり、比較的湿度が高い。だから異常乾燥注意報が出ることは少ないと記憶している。それは喉の弱い私にとってはありがたいことだ。湿り気がある分、シンシンとした底冷えのする寒さである。このような時の食事は鍋だ。うどんすきならば、多くは京野菜を用いているから、この土地の味覚が味わえるだろう。
　さて今週末はあの国家的行事に総出でかり出されて、土日も仕事である。また、論文も5本つくらなければならないから、急に忙しくなることは目に見えているが、はたして正月で緩んだ頭がすぐ回復するかどうかは、はなはだ疑わしい。

宮川町,2010年1月8日
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