Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

突然の電話で2.

2011年03月15日 | Nagoya city
 突然の電話で知った東北関東大震災も、関西ではテレビ位の実感しかない。それにしても同じような画面しかなく、そろそろ平常番組にもどして欲しいと思う。
 というのも、原発の事故もすぐに解決できる話ではなく、一進一退を繰り返しながら徐々にどちらかの事態に進むからだ。だからメルトダウンか安定かは、少しばかり時間のかかる話である。今日になってついに原子炉の厚い隔壁に穴があいた可能性があるという政府発表。それも底のようだ。そんなところは、簡単には直せないだろう。そうであけば、放射能が漏れていることに変わりはなく、次第に避難エリアが拡大してゆくのだろうか。どうして定点観測の放射能量のデータを連続的にグラフで示さないのだろうか。
 さらに首都圏では、計画停電が始まったようだ。それでも都心は、被災地に比べればまだましだという発言に感激していたアナウンサーがいたが、全く馬鹿げたアナウンサーである。被災地に続き都心機能が麻痺したら、被災地への支援も復興もままならないのである。都心機能が生き残っているから、支援も復興も可能なのである。そんな中での計画停電は、まさに苦肉の策なのである。
 それに復旧(もとの状態にもどす)には、莫大な資金が必要である。まったくの山勘で言っても100-200兆円ぐらいの資金が必要かもしれない。それを、誰が、どこから、どうやって、かき集めるのであろうか。だれも見通しを語っていない。
 重要な情報は、復旧には莫大な費用が必要で誰がどうやって調達するのか、原子炉隔壁に穴が空いている可能性が高い、という2点である。重要なことが、枝葉情報の乱発でわからなくなっている。

名古屋市瑞穂区,2011年1月16日
OLYMPUS E-PL1,M,ZUIKO17mm/f2.8
ISO1600,露出補正-1/2,f2.8,1/20,iFinish
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