Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE379. ライツ・エルマリート

2012年06月16日 | Photographic Equipment
 半世紀前につくられた名鏡玉ライツ・エルマリートの外観は、OM-D以上に迫力がある。むしろOM-Dがライツに少し負けていると思われる。
 それにしても、長い間出番の来なかったライツ・エルマリートが標準レンズとして蘇るのは、面白い。本来モノクロでは、優れた解像力のあるレンズだから、デジタルでもかなり使えるのではと思う。特に古い街京都をモノクロで撮影するのには、うってつけのレンズだろう。
 実際に夜の京都で試写したが、大変シャープな標準レンズだ。ボディはAモード、液晶モニターは消してフィルムカメラのようにファインダーだけを使用する。二倍の拡大画面で焦点を合わせるのは、デジタルらしい。本来広角レンズだから、被写界深度は深い。だから 絞りはf8でパンフォーカスで撮影するのがよさそうだ。
 そんな状態で感度設定をオートにしておくと、時々ISO25600に達する。その画像はベストではないにしても、そこそこに写るようだ。高感度特性もE-P2の時代からは、格段に進化している。
 これまでデザイン的に判断してデジタルペンにライツレンズを付けようという気分にはなれなかった。多分デザインが違いすぎるのだろう。だが20世紀スタイルを踏襲するOM-Dは、このレンズを使用したいためにこのボディがあると言えそうだ。そう考えると今は亡きライツレンズを使うのに優れものボディだったミノルタCLEを思い出す。

2012年6月15日
OLYMPUS  OM-D E-M5, LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8 ISO1000,露出補正-1/3,f4.1/60,iFinish
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