Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE804. 後加工の時代か

2013年11月30日 | Kyoto city
 今年はさしあたり青蓮院と詩仙堂へ紅葉狩りに行ったと京都人達と話ができるだろう。どちらも空いた時間にでかけたので夜間拝観であり、本来ならば紅葉は昼間見た方が綺麗なんだけど。
 昔ならば、京都の紅葉時期は、撮影しようという意図があったから随分徘徊したが、今年は寒いので二つもゆけば上等の気分。それにしても相変わらず観光客が多く、なにしろイノダ珈琲にも人の列で入れない。
 紅葉を撮影していて、気づかされるのはデジタルの彩度の高い発色だ。彩度をあげれば万事綺麗に写るのだけど、それは現実の色とは全然違うんですね。ええんかい、こんな案配でと思う。忠実に撮りたければLAWで撮影、それも面倒くさいね。
 だから今日の画像なんか、広角レンズ1本しかもってゆかなかったので大いにトリミングして、photoshopで後加工したけど、ますます立体感のない画像になった。結局後加工でどうにでもなるので、さしあたり何でも良いから撮影しておけといった、つまり後加工の時代か。
 そうなるとFUJI FinePixS5を取り出すかと考えたりするのだが、そんな気分をつかんだかのように、ニコンDfという20世紀スタイルのデジタル一眼レフが登場したりする。もう10年早くだしてくれればよかったのに。なんと連動ピンという小細工まであり、手元にある古いニッコールやツァィスのレンズが使える。レンズは古くなっても生きるというわけだ。
 話題はそれたが、冬はそれずに着実に近づいてくる。朝晩が厳しい寒さの、京都の冬である。ホンマに寒い。

京都市・青蓮院門跡
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG17mmF1.8
ISO12800,露出補正-0.3.f1.8,1/60
コメント
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