Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング963..小説:小樽の翠868.ピロートーク

2025年02月06日 | field work

 銭箱海岸から方法の体で家にたどり着いた。コートは雪で真っ白だ。
翠「今日は、よく降るなぁー」
「これが冬の醍醐味だもん。先ず風呂に入りたい。一緒に入ろうよ!」
翠「お昼は冷凍庫に鶏肉があるからお鍋が簡単。」
そして風呂で温まりお鍋で胃袋を温めると、欲望が立ち上がる。
翠を抱えて寝室へゆく。
部屋も暖まった頃合いで、翠のインナーを剥がした。翠がアチキに正面を向けて裸で寝転ぶ。
アチキは腕を立てて頭をのせ、翠のボディを眺めている。
骨盤から閉じた股間の合わせ目、そして上へ目線を移して乳房を眺める。
特にそれを恥じらうような翠ではない。
翠「あっ、また絵描きの目線だ」。
「うん、ホクロの一つ一つとか、呼吸して微動するボディとか、自分の愛する女の隅々までしりたいという欲望が男にはあるな。これが普通の女の子なら恥ずかしいとか、寒いといって隠すんだろうけどさ。翠は平然としているから、ここちよく眺めていられる。・・・」。
翠「男の人の願望だねぇ(*^▽^*)。だって私ってクロッキーで裸婦のモデルもしたし看護師って恥ずかしい感覚が無いかもね」。
よくみると、それだけでガッシリとした女のボディの生々しさとか生活感がある。
つきあいが長くなるほど女の恥じらいも薄れてくる。
そんな恥じらいの垣根が無くなった男と女の仲は心地よい。
それに、どうすれば男が気持ちよくなるかなんてセックスの回数を重ねるとあうんの呼吸で女もわかる。
そうやって翠のボディを眺めていると次第に、オキシトシンが分泌してくる。
・・・
翠は、手を伸ばしてアチキのコックを握る。
細い指で亀頭をなでながら・・・。
翠「寒くてもアチキは元気になったよーーん」。
男と女のつきあいが長くなると握り方も絶妙に旨くなり、まさにあうんの呼吸だと感心している。
多分翠も握りながら燃えてくるだろう。
男と女の中に恥じらいや気遣いがなくなると、心は一気に快楽に向かう。
翠「アチキー・・、蘇ったよん。いれようよ」。
そういって翠が骨盤を寄せてきた。
子供の玩具でもいじるような生活の仕草でアチキのコックを骨盤に導く。
翠「よいしょっと・・・」
そういって翠がアチキの上に乗って骨盤をさげる。
翠「うん、感じる・・・とてもいい感じ」。
経産婦の少し緩い膣だけど、温かく潤っている事がアチキの感度をあげてくれる。
・・・
静かな雪の降る音が聞こえる。
軒先の雪がドスッとおちる。
次第に翠が喘いでくる。
アチキも骨盤を翠の恥骨にこすりつけるように動かしてゆく。
翠も骨盤をグッと突き出してアチキにだきつく。
長く付き合った。あるいは沢山の回数を重ねた女の体が心地よい。
翠の上体がブルッと痙攣する。
「もう何回ぐらいしたかなぁ?」
翠「きっと1,000回は越えている」。
翠の骨盤の動きが次第に速くなってアチキの骨盤にこすりつけるようにヒクヒクと動く。
そんな遠慮が無いことも長く付き合った男と女の仕草だ。
二つの骨盤をピタリと付けて一緒に動き出す頃、お互いの頂点を極める。
翠「いったぁー!?」。
しばらく抱き合ったまま睡魔に誘われる。
・・・
二人の体温と暖房で暖まりきった熱で起こされた。
翠「おおっ、もう真っ暗だよん」。
「何時だ・・・」
翠「夜の8時・・・」
「だしきったらお腹がすいた・・・」。
翠「だってお鍋って消化がいいからすぐにお腹がすくよ。そうだ近いところで文さんの店でビーフの燻製を食べようよ」。
「OK!」
・・・
ナンタルの坂道を上がる頃雪はやんだが、踏み跡も消えてしまうほどに降り積もった。白熱灯にてらされたオレンジ色の道路が眩しい。
翠「鋭い文さんの事だから『その満足顔はやった後だねぇー』なんておもうかもね(*^▽^*)」。
「まあ、いいさホントのことだもん(*^▽^*)」
空気がキーンと冷えている小樽だ。
コメント
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