雪が降り続く晩、翠は夜勤だ。いつも恒例の深夜のお茶タイムに、若いみさきさんがやってきた。晃子さんもとんがりコーンを抱えてやってきた。このお茶タイムがあるからこそ、朝まで頑張れる。そんなことは病院の事務にはわからない。
思わずため息交じりで・・・
みさき「なんで男の人って女の子の裸をみたがるんでしようね」。
晃子「(*^▽^*)、つまり彼氏がいる。今日の話題は、みさきの愛だなぁー」。
みさき「あっ、ばれちゃったか(*^▽^*)」
翠「聞きたいなぁー・・・それが夜勤看護師のエキス!」
みさき「だって彼氏がいつも私の裸を見たがるんですよ。私寒いっていってるのにさ。」
晃子「そりゃみさきの腿やら胸やらで、男の人はみさきの裸体のボディを妄想するんだよ。まあ、それが男の元気印かなぁー」。
みさき「スケベなのが元気印!?」
晃子「それで精子がチャージ沢山されるんだよ。看護学校で教えてくれたっけ!?」。
みさき「ないない、そんな授業は!」。
翠「じゃあ宴会の時だ・・・」。
みさき「それはあったかも・・・、忘れた。でもじらすと精子が沢山出るみたい」(*^▽^*)。
晃子「でっ、みさきの彼氏はどんなん?」
みさき「だからぁ、寒いのにインナーだけでいろとか、もうちょっとインナーをあげてとか・・・、寒いし恥ずかしいじゃん私、だから股間を隠したりして。そしたら彼氏がその仕草が可愛いだってさ」。
翠「うん、隠すとかわいさを演出できるんだ」。
みさき「なんでも隠せばいいのかなあ・・・。精子を増産するために」。
晃子「増産すれば願ったりだよん。まあ、可愛さも演技だよ」。
みさき「男の人って演技が必要なんですか?」。
晃子「もち!、いつも自然に演技できることがラブラブの条件かなぁー。男ってやっぱチラっとが好きなんだよ」。
みさき「自分のボディを鏡で見ても、これがぁー・・・ですよ。生まれつきのものだから、こんなのの何処がいいんだろって私は思うけどね」。
翠「それが男目線になると、ボディにいろんな妄想を思い描くのよ」。
晃子「男の人の妄想がラブラブを媒介するんだろうなぁー」。
みさき「つまり男の人を騙せばいいんですね!」。
晃子「男も騙されるのが好きなんかもね」。
翠「騙されない男もいるけどねぇー・・・・」。
晃子「アチキじゃん。デッサン勉強しているから服の上から女のボディを観察しているもんね」。
翠「うん、それでこうだと裸体をスケッチしている」。
みさき「えっ!、そんな勉強があるんですか?」
翠「美大をでると、そうなるらしいよ」。
みさき「それって大学の勉強ですか?」。
翠「オオッ、イエス!!」。
みさき「女のこんなホディのどこが面白いんでしょうね」。
翠「人体としてのおもしろさだっていってた」。
みさき「あっ、ウチの外科の先生が解剖学の本を書きたい。絵のうまい奴が欲しいっていってたよん」。
晃子「いるじゃん・・・」。
翠「やるかなぁー・・・!?」
・・・
吹雪のように深々と雪が降り続く小樽の街である。