Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング960..小説:小樽の翠865.バンバンいっちゃう

2025年02月03日 | field work

 翠が唇をつけたきた。
だから抱え込んで濃厚なキスだ。
翠「おくれちゃうよ・・・、今日は日勤だよーー」
そういって今朝は出かけたんだった。
それからもう一眠りしたから既に昼を過ぎている。
翠がつくっておいたサンドイッチとスープをすすり、小樽公園へスケッチにゆこう。
雪の斜面に薄日がさす、これぞ雪国の風景だ!。
そうやって雪の風景と戯れ、地獄坂の途中から海を眺められる定点からスケッチをして帰ろう。
小春は高校生だから、もうここで呼び止められることはない。
それが少し寂しい気分である。
坂道をくだり入船町の生協を目指す。翠のメモにあった食材の調達だ。
坂道の途中にポイントカフェがある。
ここでばったり病院の勤務あけの玲香姉ちゃんを見かけた。
ならば珈琲でもご馳走しよう。
玲香「今二人目が入っているの!」
「お腹が大きいよね。もうじき生まれるんだ」。
玲香「マタニティ用の看護服で仕事をしてますーーー」。
玲香「これで二人目でしょ。パパ達と同じ7人の子供を作るのが目標なの」。
「うーーんとツカモッチャン家は、玲香姉ちゃん、翼君に一太郎君、それから美希姉ちゃんと明奈姉ちゃん、それに翼君がいて、小春だ!」。
玲香「アチキちゃんと覚えてるじゃん。子供って大きくなるとみんな家を出ていって寂しくなるから、じゃ私がドンドン増やさなきゃ」。
「すばらしいコンセプトだな。君のパパには頑張って稼いでもらわなきゃだね」。
玲香「うん、細腕1本でバスの運転手をやってるよ。その細腕に7人の子供がぶら下がる。おもろいじゃん」。
「たくましいというか、うらやましいというか・・・・」
玲香「それにパパには、たっぷり種を出してもらわなキャ(*^▽^*)」
「男はつらいよ・・ですか・・」。
玲香「でも二人目ぐらいから体が安定して産みやすくなるんだって。ならばゆけるじゃん」。
「いまは、3人目から補助がでるみたいだよ」。
玲香「それそれ!、だからドンドン産んじゃおう!、だよ」。
「まさか7人も産むなんて国は想定していないよ(*^▽^*)」
玲香「でもねぇー上限はないのよね。だから私バンバンいっちゃう」。
夢が膨らんでいいよなぁー・・・。
・・・
そんな話しをしていると既に夕方になってきた。
じゃあ生協に寄って帰ろうか。
玲香「わたしも、ゆく・・・」。
玲香姉ちゃんと生協を目指した。
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