10月から12月に書けて那覇市内の街路樹に綺麗な花が咲く。トックリキワタと呼ばれるアオイ目パンヤ科の亜熱帯種だ。葉が赤くなる紅葉ではないが、花が咲くから桜の開花と似た現象だ。
ここ開南は、郊外から市内に入るバス路線の多くが通過する要衝的なバス停だ。背後に大きなトックリキワタの高木があって夏は木陰があるなんざあ、いかにもバスを待つのに相応しいバス停だと思う。願わくばバス停は、こうありたいといつも思うほど。バス停の見本みたいなところだ。
多くの路線バスは開南のバス停を経由し、いつも渋滞している国際通りを避けて、旭橋のバスターミナルや三重城へ向かう。だから私もここで降りて、以前ならば昭和の空気が残る農連市場を徘徊した。すでに農連市場は建て替えられており往事の空気はないから、今では牧志市場へと選択肢が減ったのは寂しい限りだ。
この日は、もう飽き飽きている牧志市場の路地を抜け、浮島通りから県庁前にでて、バスで西武門の常宿へ向かった。沖縄でも暖房が欲しいぐらい寒い日だった。だが定宿には暖房がないから風呂に入り夜馴染みのスナックで熱燗泡盛で暖まり、そく寝たけど、やはり風邪をひいた。中国からの大型寒気団が沖縄にも到達していて、例外的に寒い日が三日続いた。
那覇市(2019,11,23)
SONYα6000、Carl Zeiss Vario-Tessar E 4/16-70mm
1)ISO250,焦点距離40mm,露出補正0,f/8,1/90
2 )ISO500,焦点距離16mm,露出補正0,f/4,1/60
3)ISO4000,焦点距離35mm,露出補正0,f/8,1/60
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