関空の使いにくさの原因は空港が小さいこと。なにしろ最初は滑走が1本だったから地方空港レベルだった。建築設計者のレンゾ・ピアノもそんな認識で設計したのだろう。だからすべての施設がローカル空港並みで小さいよね。それにWi-Fiがつかえないし、設定するのが面倒くさい。
今は京都は観光客が多いので関空にゆくリムジンバスは予約できなかった。こういうバスが混む時は、中国人や韓国人の旅行者がおおいのだろう。ならばJR特急でゆくか。1000円ほど高いだけあって指定席は余裕で空いている。
JR特急はるかは地下ホームの大阪駅に着く。ああ、これが鉄ちゃん達がバカ騒ぎしていた梅田の新駅だと気づいた。しかし地下だから梅田の高層ビル群がみえないではないか。梅田駅北口再開発は、狭隘な空間に建てたからNYみたいな新しい都市名所だと思うけどなあ・・・。眺められない新駅経由、鉄ちゃん達のYou Tubeには、そんなことは書かれてなかった。まあ鉄ちゃん達は都市デザインには関心がないのだろうけど、地下じゃ大した鉄道写真は撮れないと思うけどな。
それに、特急はるかの所用時間が10分余計にかかるようになった。これじゃ料金安いリムジンバスと同じではないか。京都からならばJR特急は高くサービスが悪いし、無機質の車内もデザイン性皆無で国鉄と変わらん。ああっ国鉄時代の車両だったか。だから、今ではリムジンバスの代替なのだろう。
鉄道で快適なのは南海のラピュート。だから出発10分前にチケット売り場にいったら満席!。なんだよ!、この年末並みの混みかたは!!。
旅は移動手段が動くかどうかだ。飛行機は天候次第だからはるか事前に欠航がわかり回避できるが、鉄道はワンウェイで突然事故発生するから回避できないのよね。例えば途中で信号機故障やポイント切り替えができないとか、挙げ句の果ては人身事故だ。そうなると3時間は動かないから、飛行機に乗り遅れること必須。そんなふうに回避できないのが鉄道移動の欠点だ。そんなこと鉄ちゃんのYouTubeでは語ってないよね。だから、飛行機に乗るよりも、空港にたどり着く方が難儀というわけだ。
さてお昼。新規開業店は551しか選択肢がない。ダイエット族としては海鮮丼ぐらいか。いつも思うのだけど、この手のメニューに必ず冷凍の大ぶりのエビが乗っている。だが私はエビは生で食べるのが美味しいのであって、冷凍じゃ胸焼けする。そんなわけで最近私は冷凍エビが嫌いなんですね。
なんかよくわからない関空のマーチャンダイジングだ。つまり日本のB級グルメをかき集めたコンセプトといえばよいか。すき屋はなくてもよいし、そじ坊は天麩羅蕎麦しかない。実は外国人はライスは食べるんだよね。だからここは天丼だと思うけどな。和幸にするなら「かつくら」でしょう。杵屋は全国どこにもあるが蕎麦屋が二つもいらんだろう。たこ焼き屋が1,000円以上と法外に高いし、焼肉の元気商店は通路に開放にされた落ち着かない店の作り方が今一だよね。
総じて街の同じ店より金額が高い。関空TastyStreetは、価格の高い(味は一緒)B級グルメ街といったところか。それにしてもB級グルメのどこにテイストがあるんだろうね。よくわからんマーチャンダイジングだ。そんなわけで大阪人や京都人はゆかんよ、そんなところは。
日本の大規模商業施設開発に携わった人間としては、そんなふうに観察していますけどね。私だったら海外のB級グルメ店を集めた方が外国人にも、そして物珍し好きの日本人にも好まれると思いますけどね。
例えばアメリカのハンバーガーならIN-N-OUT、アジアならJollibeeとかChowking、ヨーロッパ系なら評判(空港の欧米人にヒアリングすればすぐにわかりますけど・・・)の個店をひっ張り込むといった具合に。食材なんか飛行機で運べばよいのだし、もちろん税関の検疫があるから制度上の課題は考える必要があるかもしれませんが、あとはシステムをつくればよい事になる。一度システム化すると国内でも展開できる。空港だからこそ世界のB級グルメを楽しめるということが、国内の他の店舗との大きな差別化になるだろうし、外国人にとっても、日本人にとっても支持されるマーチャンダイジングになると思いますけどね。
iPhon13pro
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