Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ZEISSの空気66. 首里城!

2019年12月31日 | Okinawa

 

 年末に今年1年を振り返って、1つ画像をあげとすれば、やはりこれだろう。

 今年の初めに首里城全体の建築群がほぼ完成し往事の首里城の空間が蘇った。やはり王宮であり御殿だった。首里王朝の頭首、尚氏一族と同じ目線で海を眺めるとき、やはり海洋交易国家としての首里の姿が浮かび上がるようだった。

 本殿の中に建築軸組模型が展示されていた。調度軒先などはどんな納まりをしていたのか、ということなどが疑問になったので何回目かの見学に出かけたのだった。そしたら意外に単純な構造だと思われたし、多分そうだったのだろうと納得していた。また書院などをみていると、やはり江戸時代の空間だなぁー、それは少し違うのではないかと思いつつ、撮影しつつ、の見学だった。

 そして私が見学した2週間後に首里城は、焼失してしまったのである。電気による小さな火種から、どうして大きな火災になったかは、やはりフレッシュエアがどこかで供給されてバックドラフト現象が起き爆発的に燃え広がったのだろう。

 原因はともかく、みといてよかったぜ。

 沖縄県内には、確認されているだけで62の城跡があり、そのなかでも首里、勝連、中城、今帰仁、座喜味が巨大グスクとして城趾が世界遺産に登録されている。これら5グスクの城壁の過半は、登録に伴い復元されたものだ。その城壁内の建築群に至っては、確固たる論拠が提出されているわけではない。だから戦前まで建築群が存在した首里城をのぞけば、中世の建築についてはわからない。そこを発掘調査の出土品を手がかりとして想像復元できないかと考えていたのである。そこで建築群が完成したばかりの首里城を見学していたのである。

 首里城が焼失しても設計図が残っているから比較的早い時期に復元できるとしても、沖縄の城は、それ1つだけではないのです。

 さてお正月は、Macのメンテナンスもしたいので、このブログも少しお休みします。特にでかけるスケジュールがないので画像のストックはないままです。万が一京都市内に雪でも降れば別ですが・・・、雪は今年も期待薄かなぁー。


京都市観光案内:京都Navi

https://ja.kyoto.travel

 

 沖縄県那覇市(2019年10月18日)

SONYα6000、E10-18mm,F4.0

1)ISO100,焦点距離18mm,露出補正0,f/9.5,1/350

2)ISO5000,焦点距離18mm,露出補正0,f/4,1/60

3)ISO3200,焦点距離18mm,露出補正0,f/4,1/60

4)ISO2000,焦点距離10mm,露出補正0,f/4,1/60

5)ISO200,焦点距離18mm,露出補正0,f/4,1/60

6)ISO5000,焦点距離10mm,露出補正0,f/4,1/60

7)ISO100,焦点距離18mm,露出補正0,f/5.6,1/90

 

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