Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング652. 小説:小樽の翠576. 文さんの店で

2022年11月17日 | Sensual novel

 

 感染者も減ってきたので、晃子さんの病院泊まりも解放された。

晃子「翠ーー、文さんの店でビーフの燻製を食べに行こうよぉー」

病院の看護から解放されて文さんの店へ繰り出す。

・・・

晃子「あら、今日は健さんは?」

文「冬が来る前に馬喰の仕事をしておかなきゃちゅんで、原野に籠もって冬支度だよ」

晃子「野生児に戻ったんだ!」

文「戻りすぎだよ。ビーフの燻製で食べてゆけるのに、まだ馬喰の仕事をしてるのよぉー

翠「じゃあ、しばらく帰ってこないんだ」

文「そうよう、もう一月は家にいないよ。それでいて燻製が郵便小荷物でとどくんだ。いつも違う場所から送っているみたい。原野を走り回っている感じかなぁー。明日は帰ってくるといってた」

晃子「じゃ、寂しいじゃん!。でも明日が待ち遠しいか・・・」

文「そうなのよ。秋の寂しさに身体の疼きが納まらないよぉーー」

晃子「毎晩悶えちゃってるんだ・・・」

文「そうなのよ。身体の持ってゆき場がないよ。せめて健さんのおちんちんでも先に帰ってこないかなぁー」

(*^▽^*)

翠「健さん、絶倫系だからなぁーー」

文「秋なのに、女を寂しがらせるなんて憎いやつ。北海道の冬は、早いからしょうがねぇー・・・・だよ」

翠「でも帰ってきたら楽しめるじゃん」

文「毎晩、その妄想ばかりよ。帰ってきたら一日中布団から出さないとかね!」

晃子「抜かずに3発!!!」

文「うん、健さんならゆけるんだ。私が健さんに惚れたのも、そこかな!」

翠「男と女がくっつくなんて2つしかないよ。一つは顔、だって美男子や美女の子供が欲しいじゃん。次は抜かずに3発撃てる。これかな」

晃子「だよね」

文「健さん、早く帰ってこないかなぁー・・・・」

・・・

小樽も、そろそろ長い冬支度が始まる頃だ。

雪が降る前にかたづけなきゃ・・・、そんな気分で毎日が過ぎてゆく。

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