Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieoldwork830. 祇園祭初日の梅雨

2023年09月15日 | field work


 2023年7月1日は、一ヶ月続く祇園祭の初日である。この日吉符入と呼ばれ、各町内で祭礼奉仕の決定や神事の打ち合わせがおこなわれる。そして長刀鉾町御千度(なぎなたほこちょうおせんど)と呼ばれる稚児が神事の無事を祈り八坂神社に参拝に訪れた。季節は、雨が降り続く梅雨の最中である。
 京都は、6月下旬から本格的な梅雨に入ったようだ。例年ならば、祇園祭の山鉾巡航の前日頃まで梅雨は続くはずである。そして宵山で激しい落雷に降られ、翌日の巡航日には、スカッとした夏空が広がり梅雨明けとなり、暑い京都の夏が始まる。
 そんな祇園祭の初日にいつもの散歩コースを歩いた。高台寺まで来ると七夕の飾りがあった。七夕は祇園祭で影がうすくなった感じもするが、れっきとした季節の行事である。雨にぬれて短冊も、落ちたり文字がかすれかけている。
 そんな光景をみながら、いつものマックで夕方の珈琲をすすっていた。
(記:2023年7月1日)

Fieoldwork830 4K

SONYα6600、E18-135mm/F3.5-5.6
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Fieldwork829. 京都・梅雨入り 4K

2023年09月14日 | field work

 5月の末頃、京都は梅雨入りした。例年より2週間以上早い。たしかに湿度の高さを感じるし、少し暑さを予感させるのに十分な気温だ。外を歩けるのも今のうち。というのも真夏40℃ぐらいの時は、映像撮影の練習はしたくない。精々被写体が少ない夜かなあ。
 ようやくジンバル操作も慣れてきた。3軸のバランスを取ることは予め知ってたが実際に使ってみると、液晶画面設定が変わっていたり、突然スリーブモードになって解除できなかったり、バランスが崩れて元に戻らなかったりと、被写体に遭遇し慌てふためく事が多かった。それにやってはいけない事も多々していた。なにしろ今時のマニュアルは簡単にしか書いていないのだ。
 大原則はスイッチONにしたら常に両手で持ち続ける事。映像をパンさせるときは持った両手をゆっくりと回すこと。こう書けば簡単なことだが、両手で持ち続けるというのは手を離すなということであり、スイッチを切ってロックをかけない限り、常に持ち続けるという苦行が続く。それに形態も機能上不整形であり大変納まりが悪い。といって昔のようなドリーアウトするためにレールをひいてカメラを動かす事と比較したら、革命的といってよいほど使いやすくなっているわけだが。
 いつも同じ場所だから、さっすがに発見や感動がない。撮影しながら、違う風景をとればいいじゃんと思いつつ気力が失せる。今度は人間を大胆にいれてイメージカットにしようか・・。
 いつものマックでお茶をして引き上げる。

Fieldwork829. 京都・梅雨入り 4K
SONYα6600,E18-135mm/F3.5-5.6 OSS
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Fieldwork828。夏が始まった頃 4K

2023年09月13日 | field work

 映像は初夏5月に撮影した。この頃は湿度が少なく風景が明瞭に見えるときであった。
 これが夏になると気温と湿度が高く揺らめくような風景となり、つまり冴えない。それに炎天下、外へ撮影に出ようという気分になるかどうかは自信がない。だから季候の良いときに撮りだめ!。
 もちろんジンバルの練習で撮影に出かけた。これは理屈ではなく体で覚えるほかない。今の時代に体で覚えること自体が少ないこともあって、それだけ新鮮な操作感覚である。以前の動画と比較すればブレは随分と少なくなっているとは思われるが・・・。
 それでもX、Y、Zの3軸バランスをとりながら動画撮影するわけだから、結構難儀な場面も多い。歩きながら撮影をする場合は実は足下をみていてモニターは見ていない場合、あるいはその逆もある。それだけ機材を1つの方向に向けたまま固定させつつ歩くわけだが・・・まあブレています。そんな風に原理は単純だが、実際に使うとなると体で習得する要素ばかり。今の映像は、手持ち、三脚、ジンバルの三択なのである。
 さて私は大学教員時代に映像の先生とのつきあいはあったが、映像技法など勉強したことはない。今はソフト上でほとんどのことが出来てしまうからだ。
 もちろん技法はこうすべきだと説明されても、アーティストの立場としては関心がない。私の感性のフィルターを通らないと映像にする意欲がわかないからだ。そう考えるとこれは映像表現の1つぐらいの意識で制作している。夏が始まった頃は、私なら京都をこんな風に表現しますといったところでしょう。
 このブログがアップされる9月は、まだ暑い夏が続いているでしょう。尚映像は制作時点でアップさせています。ブログは三ヶ月先の予約投稿としています。だから季節が乖離しています。なんとか同時に行きたいと思いつつ、映像は制作時アップでないと意味がないので、ブログとの同時アップはいまのところ難しいですね。

Fieldwork828。刺すような風の五月晴れ 4K
SONYα6600、E18-135mm/F3.5-5.6 OSS
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ドローイング791. 小説:小樽の翠699.幕間 ラタイではなく人体

2023年09月12日 | field work

 私の著書「環境デザインの世界:プロデュース・コンセプトワーク・スケマティックデザイン,井上書院,2017.」では分野外の専門家から、よく分からない!、というご指摘をいただく難解書物だったようだ。
 そもそも都市開発のコンセプトワークといったって、何それ!、オオッ、すごい!!、全然解らない!!!、と社会の共通性を欠いている超専門知識。
 それでも金山駅前北口には名古屋市の役人と共謀し「明日なる金山」という商業施設ができ、このエリア全体が私達の目論見通り、賑わい性があるスポットに浮上してきたですが・・・。
 それじゃあ難しいことをやる人間なんだろう。そんな人間が官能小説を書いている。ますます解らない人種だとなりそうだ。私には、クリエイションの基本は広がりある感性の落差なりパースペクティブだと思うけど・・・。私にとってどちらもデッサンの延長でしかない。
 ふと面白いと私が感じるのは周囲の反応。某先生は口ごもって「ラ・タ・イ・・・」だって。絵画彫刻の世界ではラタイではなく人体といいますが。人体表現のボリューム感などのデッサン要素を指摘するのではなく裸そのものに目がゆくというのは、やはりネチネチとラタイがお好きなんでしょう。
 その人体も何処まで描けば公序良俗違反になるかを、私なりにブログで試みている。公序良俗などという数量化できない規準だから、所詮複数の人間の主観で判断され、誰かが違反だと主張すればそれがまかり通る封建主義がいまも続いている。私は、描かれたドローイングであれば公序良俗には該当しないと思いますが・・・。
 というのも20世紀最大の画家パブロ・ピカソの絵画表現なんかモロですよ・・・。私の記憶では小学校か中学校の美術の教科書だったか図書館だったかに、ワキガの臭い漂うピカソのセックスシーンの抽象画が掲載されていたぐらいですから暢気な時代だった。ピカソは人間が発する全ての情報を、あらいざらい絵画表現していったわけです。そんな彼の絵画をWEBから2点アップさせました。
 トップ画像はセックスシーンそのものですし、二番目はピカソの「エトランテ」と呼ばれるデッサンに淡彩を施したものですが、イギリスの寝室で発見されたと紹介記事の見出しに書かれてありました。
 さてgooは、ピカソの絵画を公序良俗に反すると見なすか、芸術と見なすかは興味深いところですね。


画像1.Pablo Picasso
https://www.artsy.net/artwork/pablo-picasso-femme-couchee-lisant-reclining-woman-reading
画像2.Pablo Picasso's Etreinte.
https://www.abc.net.au/news/2008-04-01/picasso-nude-found-in-british-bedroom/2389026
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ドローイング790. 小説:小樽の翠698. 幕間 人体の表現

2023年09月11日 | field work

 ドローイングシリーズも風景だとアクセス数が落ちるから・・、というわけでもないが、今月は、全て人体としイラストレータの線書きにした。
 コンピュータの冷たい感じがする線で、どこまで人体や濡れ場が表現出来るかというのは一寸興味があった。映画や映像ならまだしもドローイングでそんな難題が表現できるだろうか?。だからといって写実的に描けば公序良俗に反すると社会はうるさいから概念的に描かざるをえないという制約があるけど・・・。
 絵画史を振り返ると濡れ場の空気をよく表現した作家では、ムンクやクリムト、あるいはエゴン・シーレがそうだし、さらに大いに抽象化してしまい世界から認められているのがパブロ・ピカソだ。抽象化すると濡れ場も世界的傑作になるのかと私は冷たい目線で眺めている。ピカソの絵には、濡れ場の甘い空気を通り越して陰部のグロテスクさや生々しいワキガの臭いが漂っている。そんな彼の人間理解が世界に支持されている。
 ピカソは、もともとデッサン力ある画家だから写実的に描けばリアルな濡れ場になるはずだが、そんな作品は世に出てこない。多分リアルなデッサンは描いているだろうけど・・・。
 絵画は、なんでもありの世界だから、一々公序良俗だのと小うるさいことを気にしていたら成立しない。ときに日本のメディアでは公序良俗作品しか紹介しないから、偏見的な視点で美術の社会的理解が成立しているようだ。綺麗だから描くのではなく、興味があったから描いた。そして人間の興味の持ち方は自由なのである。

エドヴァルド・ムンク:接吻 The Kiss / Der Kuß、国立西洋美術館所蔵
https://collection.nmwa.go.jp/G.2003-0061.html
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ドローイング789. 小説:小樽の翠697. 後付け初物国家?

2023年09月10日 | field work


 毎週クロッキー教室があるのでマサヒロ君の実家のアトリエに出かける。今日もモデルさんはジェシーだった。アチキは帰りにジェシーを駅まで送る。
・・・
ジェシー「初物好きの日本人が、上さんは処女でなくて良いというのはよくわからない」
「ああつ、先週の話の続きね・・・」
ジェシー「日本人は初鰹だ、新米だ、新茶だ、新玉葱だと、初物好きじゃないか・・、それがどうして女だけはセックスの経験済みの中古なんだ?。日本の男はそんな女を許せるのかよ!?」
「神道は初物好きだから、確かに新米や新しいお米を供える。それは1年ごとに更新される。しかし人間は1年ごとに更新するわけではない。だから処女なんか期待するのは無理よ。10代から30代までの日本女性の男性経験数は、二極化していて、20代前半までは1〜3人、30代に近づくと15人とかだよ。だから平均すると日本女性の結婚前の男性経験数は平均7人という統計があった。それよりも産めよ、増やせよの国だったから経験数は関係ない。むしろ五穀豊穣、子孫繁栄のほうが重要なんだ。だから子供は農家の労働力。誰の子でもいいから産みゃ!、いいですよと言うのが神様のご意向なんだろう」
ジェシー「なに7人も経験してから結婚して、生まれる子供は誰の子でもいい!?、なんだ!!、それは・・・!!!」
「昔、里親という仕組みがあった。子供を産んだまでは良かったがなにかのの事情で育てられない。だから親戚にあげて育ててもらおうというわけだ」
ジェシー「それは海外でもありそうな話だが・・・」
「だから神様は、処女とかセックスには言及していない。それよりか子供を沢山作ることを神様は奨励したんだろう」
ジェシー「それで夫婦になれるんかよ!」
「欲求不満そうな男がいて、女が『私体空いているからぬく?』 といってつきあいか始まる。そのうち一緒に住んで生活する。長い間暮らせば、この女も愛おしいなと思うようになる。もし日本に愛という概念があれば、生活行為の最後にくるんだよ。愛おしいという感覚かなぁー。まあ犬や猫を可愛がるのと大差ないよ」
ジェシー「愛は、後付けなんだ・・・」
「昔の農家じゃ、旦那さんがいなくなった後家さんが若い青年達の相手をしていたという話も残されている」
ジェシー「後家!、それで後家に子供が出来たらどうすんだ・・?」
「そりゃ、めでたしめでたしだから、親戚や集落の人達が子供をそだてるんだよ。家の炊事や洗濯や赤ん坊の世話をしたりするわけさ。人手が増えるのは歓迎されるのさ」
ジェシー「今の女はどうなんだ・・・」
「今は、そんなことをする必要もないけど、DNAは引きついでいるよ。愛がなくても夫婦になるってやつだよ・・・。だもん結婚前の経験数が平均7人だもんね」
ジェシー「初物好きの後付けの愛か・・・」
「後付け国家だもん(*^▽^*)」
・・・
ジェシー「アチキー・・今日もステーキがない。カルビだよ!!」
「暖かくなると屋外でバーベキューなんてのが多いからだろう」
ジェシー「また韓国焼肉だなぁー」
・・・
そういってジェシーは、「ジャパンの後付け国家!!、といって札幌行きの列車に乗り込んだ。
さて翠が待つ我が家に帰りましょう。
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ドローイング788. 小説:小樽の翠696.秋の夜長

2023年09月09日 | field work

 今日は翠も日勤だったから、帰るなり下で夕飯の支度をしている。
「ご飯出来たよ!」の声がして階下に降りてゆくと、しゃぶしゃぶじゃないか。まあ簡単に調理は出来るけど。そんなことをしているとあたりは既に暗くなってきた。陽が短くなった。
・・・
夕飯を食べ終えると時計は7時をすぎたところ。寝るまでに何をすればいいんだいと思えるほど時間は余り、辺りは暗くなってきた。同じ事は翠もそうだった。アチキの足をつついてきた。
翠「アチキー・・・暇だよーーー」
「ならば秋の夜長を楽しもうか・・・」
そういって寝室へ翠を抱えていった。
翠とキスをしながら、スウットを剥いでゆくと、翠の閉まった体と小ぶりな乳房が出てくるあたりが色っぽいのだろう。それで次第にチャージしてきるんだろうか。
翠の大腿四頭筋を肩で抱え頭を翠の胯間に沈めて舌を這わせてゆくと、翠が喘ぎ出す。
翠「ウウッ、ウウッ。感じてくるぅー・・・」
そういって骨盤が緩やかに上下している。
人間も不思議な生き物で、こんなことで快楽が得られるとは・・・さ。
しばらく続けていると・・・
翠「アチキー・・入ってきてぇー・・・」
そうやって舌先を上へ上へとずらして乳首を甘噛みするとビクンとたっている。翠が足を上げて骨盤の入り口をアチキの切っ先に向けてきた。
濡れきった翠の膣にスルーっといれると、翠が吸い寄せるように奥まで導いてくれた。それが奥まで入れると大腿四頭筋でアチキのホディを締め上げる感じだ。奥までいれると翠の体が反って子宮が呼吸を始めているみたいだ。その子宮が収縮を繰り返す感じもする。それは男の感覚だから気分の問題かもしれない。子宮口がペニスの先端にあたる・・・。
翠「うってぇー・・・・」
きっと子宮口が開いているのだろう。
そこへ精子を打ち込む。
すると精子を残さず吸い込むように翠の子宮が痙攣しているようだ。
翠の大腿四頭筋を抱えたまま脱力感が支配している。
「これで精子が子宮に入ったかなぁー」
翠「1/10位は入ったかしら、あとは排出されるかも・・・」
「ひぇー・・・、これだけ苦労して1/10ですか・・・」
翠「元気が良い精子が子宮を通過出来るから、それでよいのだよ」
「まあ数打ちゃ当たるの世界だなぁー」
翠「一番元気が良い精子細胞が卵子にぶつかるんだよ」
「今日は排卵日!?」
翠「多分、終わってますー・・・(*^▽^*)」
「ハハハ、苦労して生産し無駄玉だったか・・・」
翠「無駄玉の方が圧倒的に多いのだよ・・・、でもホディは満足しているよん」
脱力感の空気が流れる。
翠の体に覆い被さって瞬間的に熟睡したみたいだ。
翠「アチキー・・・2回目やる?」
まだ夜の8時かぁー・・。
秋の夜は長い・・・。
・・・
まだ街のざわめきが時折聞こえる夜が始まったばかりの小樽である。
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ドローイング787. 小説:小樽の翠695.家にいるのはオオカミ

2023年09月08日 | field work

 夕方日勤の看護師が更衣室で帰り支度をしている。内科の圭子さんが念入りに化粧している。
翠「あらー、今日はデートなんだ。ねっ!、どこへゆくの?」
圭子「おうち・・・ですぅー」
翠「あらお外でデートじゃないの?」
圭子「今日は彼がリモートで家で仕事をしているんです。だから1日中家にいるんですよ・・・。でっ、私が帰るじゃないですか。すると彼がうしろからススッとよってきて私をむくんですよ。それで裸にされて・・・。でっ『待ち遠しかったぜ』といって私を四つん這いにさせて、うしろからグイグイといれこむんですよ。それで膣が壊れそうになるぐらい激しいピストン運動を繰り返して・・・。それで射精してオオーっ!、と吠えるんですよ!!。私馬鹿みたいだと思うんですが、それでいつもいかされるんです。なんか私は彼のガシェットです。だから家に帰るために化粧が必要なんですよ・・・。」
翠「今日も帰ると後ろから、グイグイっと突かれるというわけだ・・・」
圭子「そうなんですよ。なんで夕方に燃え上がるかなぁー?。絶対リモートの仕事しながらポルノをみているんですよ。きっと・・・。」
翠「だってコンピュータの仕事って結構待ち時間があるじゃん。その間に気分転換かなぁー。眼の保養というか・・・。」
圭子「それで精子がドンドンチャージされて、夕方になると一杯になって・・、精子が溜まりきったオオカミなんですよ。私、オオカミのために化粧しているんですよねぇー。なんであれでブログラミングの仕事になるのかなぁー。コロナが終わったというのに、いまだにリモートの仕事を続けているんですよ」
翠「家でやる仕事の面白さを知ったオオカミよねぇーー」
圭子「さて胯間を消毒して、オーデコロンを振りかけて・・・ですよ。なんか家に帰るのに化粧するって化粧品がもったいないですよねぇー。」
そういって新婚の圭子さんは、オーデコロンの匂いを振りまいて家に帰っていった。
翠「なんか刺激されちゃったなぁー・・・・。今日はアチキとするか・・・。」
翠はつぶやいて家に帰る身支度をしていた。
・・・
小樽も夕陽の頃、陽が沈むのが早くなった。
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ドローイング786. 小説:小樽の翠694.キナクリドンパープルな話・・・そして追記

2023年09月07日 | field work

  学校が休みのときは明菜姉ちゃんが画材屋で留守番をしている。アチキも絵具が切れるから買いにゆくわけだが・・・。
「キナクリドンパーブルが欲しいな」
明菜「それ一個だけ?」
「はい、1個だけ。沢山買うと『山田さんに橋をかけてもらったけど川がなくなった』になるから・・・・」
明菜「そんなことわざは聞いたことがないなぁー」
「じゃあ、『食うに困るほど食わせてみろ』かなぁー」
明菜「なにそれ?」
「無理に料理をつくってもらったけど、味が美味しくなかったために、結果的には料理が不要になったとか・・・。」
明菜「あっ、それならわかる・・・。いたんだよ友達に!」
「おっ、どんなん?」
明菜「愛瑠(めるる)という下級生の話。可愛い子なんだ。もちろん経験はないよね。でっ、親しい彼氏が熱烈にアタックしてきたの。もうあの手この手で美辞麗句を並べて、それで愛瑠も盛り上がっていったみたい。それで彼氏はセックスしようというわけ。それで愛瑠は私に相談にきて。でもそんなのって相談されたったわかんないじゃん。だから私も好きだったらやったら!。といったの。」
「それで処女喪失しいうわけだ。」
明菜「オジさん好きでしょう。こういう話・・・」
「好き、好き、続き・・」
明菜「もう彼氏が猛烈にアタックしてくるし、将来一生愛して幸せにするって彼氏はいうし、彼女も彼氏のお嫁さんを夢見て目一杯燃え上がっていったの。それで彼氏と生まれて初めてセックスしたわけ。」
「そんで・・・」
明菜「セックスした後、彼女が将来のお嫁さんの夢を語っていたの。そしたら彼氏が退屈な顔をして、『やっぱ愛瑠は、いらん!!』っていうわけ。愛瑠も目が点になって。あれほど将来お嫁さんにしてくれるっていったじゃん。それはどうしたのって尋ねたの。そしたら彼氏が『愛瑠はマグロだもん、つまんない!!』っていうわけ。それで『つまんない女だと気がついた、バイバイね!!』っていうわけ。それで彼氏とのつきあいはおしまい・・・・。
 これってひどいじゃん、愛瑠は処女まで差し出してさ、食べたらまずいからいらないなんていうわけよ。なんだよこれって感じ。だって愛瑠はセックスは初めてだもん。マグロだってしょうがないじゃん・・、というわけ。」
「手間暇かけてくどいたけど、それって相性が全然合わなかったんじゃない。」
明菜「愛瑠は相性の合わない男に処女を差し出したんだ。食べたら、ゲッ、まずい!、だからいらないはないでしょう!。でも愛瑠も相手をよく観察しないで、いわれるままに燃え上がっていったんだもんね。肝心な事が欠けていたカップルだよね」
「男も可愛いから美味しいだろうと思ったんでしょう(*^▽^*)。でも違った。そんなのお互いに食べる前に気がつけよ!、といいたいよね」
明菜「キナクリドンパーブルな話ね。パープルってどこかフィーリングが合わないところがあるナー・・・」
・・・
帰り道、パーブルって色は浮気っぽい色なんだよねーーー。
小樽の夏ももう終わりかなぁー・・・。

追記
 ところで私のブログで怪現象が続けて起きている。9月3日に突然アクセス数が増える。もちろんすぐに静かになる。何これと思っているうちに6日も突然アクセス数が急増する。6日は官能小説だから人体のイラストだ。人によってはいやらしい表現となる。
 6日のアクセス数の図は、二つの波形が確認でき、どちらも類似形状であり意図的なアクセスだと考えられる。このことから推測すると管理者が私のブログの継続でも審議しているのだろうか。オリジナルのデッサンが公序良俗に反するので、いずれ退会命令でも来るのかなあ!?。写真ならともかく、デッサンのクリエイションで公序良俗違反というのもよくわからない話しだが。海外の博物館に行けばそんな人体デッサンを数多く見かけることがあり、Picasoなどとサインが入っていたりする。まあ、退去させられたらデータがあるので違うサイトで復活ですけど。いや、そんなの意味がないか・・・。それにしても途中30分の休息を規則正しくはさみアクセスするというのは、不思議な現象だ。
 このブログは月ごとに3部構成であり、上旬がドローイングシリーズ、中旬が映像シリーズ、下旬がエッセイとしている。どのシリーズも一定のクオリティは維持できるように制作しているつもりですけど・・・。
9月4日の私のブログのアクセス数

9月6日の私のブログのアクセス数
そして・・・
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ドローイング785. 小説:小樽の翠693. はち切れそう!

2023年09月06日 | field work

 美希姉ちゃんと直人君の札幌のアパートの日曜日だ。
美希姉ちゃんは、昨夜居酒屋でバイトをしていたから、帰ってきてからそのまま寝てしまった。
今朝は美希姉ちゃんが朝飯をつくっている。
美希姉ちゃん「直人!、お腹空いている?」
直人「一ぱいですうー。」
美希「あら夕べそんなに食べたの?」
直人「だから精子で一杯ですぅー・・・、夕べ美希が遅かったから・・・」
美希「ハハハ!、そうだったね!!。帰ったら直人は寝ていたもんね。」
直人「はち切れそうですぅー・・・」
美希「じゃあ、すっかー!!!・・・」
そういって美希姉ちゃんは、風呂にはいるようにインナーを脱ぎ浴室ではなくベッドにやってきた。直人君は、そんな仕草をみていると落語の前座のように期待感が高まってくる。
美希「あら、タオルケットがテントをはっているよん(*^▽^*)。我慢してたんだあ。ありがとう・・」
そういってタオルケットの下に手を差し伸べて直人君のペニスを握っている。
美希「おおっ、固い!。今日も健康な証拠だ」
健康チェック方法としてペニスが勃起するかどうかというのは、生理現象だから勃起を評価するのは一般的ではないのだが、パートナー同士の絆を強めるためにもセックスはカップルにとって生活必需品なのだろう。
直人「こういうのを幸せというのだろうなぁー。美希に握られてまどろんでいる朝って」
そういって美希姉ちゃんは直人君のペニスをしゃぶっている。
直人「シックスティナインがいい・・・」
美希姉ちゃんが体を反対にして直人君が美希姉ちゃんの胯間に首を突っ込む。
美希「直人・・・、もうじき後期の履修があるでしょう。経営学をとりなよ。将来二人でオフィスを開くときに役に立つよ、・・・・ウグッ・・」
直人「ウウッ、ウウッ、ケ・イ・エ・イ・・・・ウウッ、感じる、ウウッ・・・、出ちゃうよ・・・」
美希「約束よ・・・・」
そういって美希姉ちゃんは直人君のペニスを含んで頭を上下に振っている。
美希「約束しないと・・コウするっ!!」
そういって未来姉ちゃんは直人君のペニスの根元を握り潰した。
直人「アアッ、ウウッ、ウウッ、出る、出る、出られない!!・・・、おかしくなりそう・・・」
美希「約束するかぁー・・・」
羽交い締めされた直人君が真っ赤な顔をしてうごめいている。
直人「出る!、出る!・・・」
美希「いいよん、ずっとこうだよ・・・・」
直人「する!。する!、するって・・・・」
美希「OK・・・」
そういって美希姉ちゃんが手を緩めると、精子が勢いよく吹き出した。
美希「わっ!、もう出るの!?、・・・顔射ヌヌ・・・・、ううっ、眼に入った・・・!!!」
直人「移動細胞だから大丈夫さ・・・・(*^▽^*)。」
直人君の体がビクビクしている。
美希「なんだぁー、入れる前にいっちゃったの・・・。次ゆく?」
直人「お腹空いた・・・・」
美希「どこの世界でもこんな会話をしてるんだろうなぁーー、ご飯にすっかぁー・・・・、まあ今日も平和なんだねい。」
・・・
日曜日の遅い朝、アパートの窓ガラス1枚外では学校のプールに出かける小学生達の歓声がしている。
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ドローイング784. 小説:小樽の翠692. 金のワラジをはいてでも探せ

2023年09月05日 | field work

 夜勤のお茶タイムは盛り上がっている。
翠「コウさんが30歳でしょう、服部君が24歳で駆け出しの医者でしょう。よく彼が納得したね。」
コウさん「彼は童貞だったから、そんなことよくわからないのよ。」
晃子「あら年上の女房は金のワラジを履いてでも探せ!、っていう言葉があるぐらいだもん。男の人をコントロールしやすいじゃん。」
コウさん「医者だから知識はあったけど、知識止まりよね。あとは実践で快感を与えれば、もう餌付けされた猫と一緒で意のままに動くのよ。でもそのほうが男の人にとってはラクチンだし、仕事に専念出来るらしいよ。」
晃子「若いお姉ちゃんの頭じゃ耳学問の範囲だもん。自分が綺麗になるのが必死で、男の人をコントロールするなんて発想や経験はないよねぇー。」
コウさん「そうよ、だって服部君は医者の世界が面白いと思い始めたところでしょう。だもん勉強に集中したいじゃん。でも若いからオキトキシンはどんどん分泌されるじゃん。だって服部君は結婚前は毎晩抜いていたっていってたよん。」
晃子「そんなときに何でも解っていて世話してくれる女が現れたら、もうぞっこんだよね。さっすがコウさん童貞殺し!。」
コウさん「そこが経験豊富な大人の女の強みよ。若いお姉ちゃんじゃ、そんな知恵はないわ。若い女の子の取り柄は子宮が若い事よ。これは使える!」
翠「じゃ、若さを活かして借り腹だ(*^▽^*)」
コウさん「あったり・・、それは将来使えるかもしれない。」
晃子「だよねぇー。ホディが若いだけじゃねぇーーー。AV女優でもやってなだよ。」
コウさん「そうよ。でも美ホディに騙されて年下の女と結婚してゆく人って多いじゃん。女は年下がよいなんて誰が決めたのかしら!」
晃子「大概の夫婦は自分より年下の知識だけの女を嫁にして幸せ気分みたいだよ。でもそれは癒やされない未熟女というわけだ」
翠「だからコウさんみたいな女は、金のワラジを履いてでも探せ、というわけよ!。服部君ラッキーだったねぇー。
コウさん「まあ他所の若いお姉ちゃんを見て興奮していないで、私のとこにおいでって私も強引だったけどねぇー(*^▽^*)。」
晃子「その男の人の癒やされたい願望をたっぷり刺激したもんねぇーー(*^▽^*)。」
・・・
小樽の海岸の地平線のあたりが、少しずつ白んでくる時間になった。
まだ日が長い夏の終わりである。
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ドローイング783. 小説:小樽の翠691. 深夜のお茶タイム

2023年09月04日 | field work

 翠は夜勤。そして夜勤の楽しみの深夜のお茶タイム。
晃子さんと新婚そして妊娠3か月のコウさんがやってきた。
晃子「妊娠三ヶ月じゃ、まだお腹も目立たないねぇー」
コウさん「ですよね。だからまだ新婚気分よ」
晃子「ちゅうことは、毎晩しているわけだ」
翠「じゃ、今日は服部君は寂しいじゃん・・・」
コウさん「そうよ、私が帰る頃には彼は出かけているから、夜はとんで帰ってくるよ」
晃子「帰ってくるとどんなん?」
コウさん「私が夕飯をつくっているじゃん。帰って来るなり抱きしめられて、ベッドに抱えられて、全部脱がされて、いきなり胯間に彼が頭をつっこんできて、私の胯間の臭いを嗅いで、なめ回すのよ。最初のお帰りの挨拶がそれだもん。だから彼が帰ってくる前にお風呂に入ってあそこにコロンをふっておくの・・・」
翠「超ラブラブじゃん。」
晃子「だって童貞だった服部君をいきなり目覚めさせちゃったんだもん。もう女の体の好奇心でいっぱい・・。でも医者だから勉強はしているよね」
コウさん「まあ彼は外科だからなんでもみるんだけど、見ているのと感触を楽しむのとは別世界なんだって。だからぶち込んで思いっきり射精して『おおおっ、快感!!』とさけんでいるよ。妊娠しているから生だしじゃん。もう彼の精子が溢れちゃっていて笑える・・・」
晃子「わっ、もったいない。採精しなきゃ(*^▽^*)」
翠「妊娠していても溢れるぐらい精子をつくるんだから、すごいよね。他所に出しちゃうとか・・・(*^▽^*)」
コウさん「それは男の人ならあり得るな。だからたっぷり私の体で満足させておかなきゃ。それ女の勤めよん。子供が大きくなったら多分若い看護師と不倫するかもねぇー」
晃子「あちこちに種を植え付けるのが男の使命だもん・・・」
翠「歩くミスター下半身ちゅうわけだ」
コウさん「なんかねぇー、うちの病院を勤務希望しているみたいよ」
晃子「実習先が気に入ると、勤務も希望する先生はままいるよ」
翠「若い看護師に手をだしたらすぐにわかるじゃん」
コウさん「不思議よねぇー、今の彼はそこまで考えてないもんねぇー。でも将来は絶対に不倫すると私は確信しているけどなぁー。それで若い看護師の生きのいい卵子で子供つくらせちゃおうという作戦」
晃子「借り腹だ!」
コウさん「あたり・・、私楽して子供が増える。たのしみね将来が(*^▽^*)」
・・・」
・・・
お茶タイムは続く


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ドローイング782. 小説:小樽の翠690. 異文化のライフスタイル 

2023年09月03日 | field work

 宴の続き。
酒宴が進んだ頃、榊原さんの奥さんのジーナがやってきた。
ジーナ「はーーい、みなさん、ご・き・げ・ん・よ・う!」
怪しい日本語を交えて宴会は盛り上がる。
・・・
ふと・・・
ペーヤン「俺は広告屋だから、今の日本で満足とは何だろうと考えていた。」
榊原「今の日本なら大概の満足は得られるのではないですか?」
ペーヤン「そう、大概の物質的・精神的満足は得られる。だがそれでも得られないものがある。それが異文化コミュニティだよ。つまり榊原みたいな異文化のなかで形成されるライフスタイルかなぁー」
榊原「えっ、私! 、ですかぁーー!!」
ペーヤン「それは海外に行くだけではだめで、現地の親族達とコミュニケーションがあって一緒に暮らせる生活があるということよ。現地妻なんて最高のライフスタイルだよ。」
榊原「うーーん、なりゆきで、夫婦になっちゃいましたからねぇー。」
ペーヤン「切っ掛けはなんでもよいさ。だが夫婦になるというのは容易ではない。先ずフィリピーナから愛されなければならないし、愛されるこちらの人格や資質が必要になる。それがなきゃライフスタイルどころではない。」
榊原「でも、そんな生活を日本人が好むかなぁー?」
ペーヤン「日本は核家族だから、表向きは好まないと言うだろう。だが心の中では羨ましいと思っているはずだ。これは広告屋の深読みね!。」
「でも、その深読みはいえてるだろうね。日本人は核家族でありながら、寂しさのつれづれにで我慢しているんだよ。でも本心は違うだろうな!。外国人ならそんなライフスタイルは、絶対に我慢しないだろうね。」
ベーヤン「異文化コミュニティとの経験や交流が、今の国際社会の満足の1つだよ。もちろんそんなのはヤダという日本人もいる。現地に外国人用のマンション買って住んだりする人間もいるだろう。だがそれでは日本を引きずっているだけで異文化交流ではない。
 やはり現地の人間から愛され、愛されるこちらの資質がある事が大切であり、そして親族の一人として受け入れられ、つきあいが広がる事がポイントだろう。それが異文化コミュニテイが与える満足感だよ。それは現代人の憧れになるかもしれないなあ。」
「異文化交流というわけ。」
榊原「そこまでは考えなったなあ。私はジーナから愛されていれば満足なんですけど・・・。」
ペーヤン「でも今の外国人達は、そんな異文化交流を平然とやって楽しんでいる。アメリカ人と東欧人のカップルがいたり、フランス人が中近東の女とカップルだったり、日本人とドイツ人のカップルがいたりといった具合に、国際的に容易に行き来出来る時代を大いにエンジョイしている。国によって価値観が違う。価値観の違う者同士がカップルになったほうが面白い時代だ。それが異文化交流の醍醐味だよ。
 日本みたいに70すぎたら孫の面倒でもみててよ、という退屈なライフとはあきらかに違う世界だ。80すぎて大統領選に立候補する時代だ。人間は死ぬまで働き、誰かの役に立ち、ラブラブでいたい。いま、それらが実現できる時代なんだよ。既に世界はそんな風に動いている。」
「そうなると日本人だけが穴の中の小さな家に閉じ込められて抜け出せないでいる状態といってよいかもしれない。」
榊原「安部公房の小説『砂の女』で・す・か・・」
ペーヤン「そう、それ、それ!!」
ジーナがピアノの演奏でアメリカのポピュラーソングを歌っている。
・・・
小樽も夜が更けてきた。
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ドローイング781. 小説:小樽の翠689. 暑気払い

2023年09月02日 | field work
 
 夏の盛りが一段落すると、ペーヤんからメールが入ってきた。榊原さんが帰国しているから暑気払いしようというわけだ。
 夕方オーセントホテルのラウンジにでかけた。既に彼らは酒宴をはっていた。
・・・
べーヤン「いま榊原から、フィリピン女性の恋愛意識について講釈してもらったところよ・・・」
「ああっ、カソリックの国だから性はタブー視される話かなぁー」
榊原「そうですよ。最近は若者達の間で性に対する開放的な考え方もありますが、本来カソリックの国だから、セックスは結婚生活においてのみ許されるという認識が一般的かなぁー。保守的なんですよ。」
ベーヤン「だってさあ、日本の二十代女性の男性経験数は平均7人だよ。それを思えば、フィリピンは敬けんな国だよなぁー」
榊原「結婚を前提にしないで7人!!!、それは女が男に飽きて7人なのか、それとも男が女に飽きて7人なの?」
ベーヤン「そうだよ結婚どころか子供が欲しくない。だが快楽は欲しい。だから両方だろう。」
「だって昔の日本は農本主義だったから、経験数は問題視されない風土なんだよ。それより生まれた子供の数が重要なんだ。子供は労働力だし、数が多いというのは一族繁栄の証拠だからね。それで子供はいらないとなると、今は快楽だけの国家だよ」
ベーヤン「昔ならば里親に出して他所の子供でも育てるわけよね。それで自分の家族に算入するという奴だな。」
「里親というのは、親の都合で子供が家庭を離れなければならなくなった場合、集落の人達が協力して子供を育てるわけさ。日本は子供の養育に関しては、村全体で支え合うという風習があったわけね。」
榊原「しかし、今は子供が少ないじゃん」
ベーヤン「やはり今は快楽の追求のみですよ!。優秀なゴムもあるしさ・・・」
(*^▽^*)
ベーヤン「そうなると日本は、フリーセックスでいられるわけさ。今もそのDNAを引き継いでいるから、結婚前に7人経験したという話もつじつまが合いそうだ。」
榊原「そりゃ、フィリピン人もビッツらこくよ!。結婚前提でないと恋愛感情もわかないし、もちろんセックスなんか結婚の約束をしないとできないよ。」
「案外、そのほうが現代的にはピュアで新鮮だなぁー」
ベーヤン「だってさあ、男女が7回も恋愛感情を持つなんてえらく疲れる話じゃん。一人でいいよなぁー。」
「ベーヤンにしては、珍しいことを言うじゃん!」
「うん、最近俺の人生は、今の女がいれば十分だと思ってるもん。前の上さんとは仮面夫婦だったから、最初から愛情のかけらも沸かなかったさ。もちろん子供だって大きくなりゃ私の関心はないしさ、全て義務で育てたという感じかな。」
榊原「だから、大切にしたいと思える女に出会う事が大切でしょう。フィリビーナだったら結婚の約束をすると家族の一員ですよ。なによりも家族・親族の一員としてロマンチックに愛されますよ。」
ペーヤン「昔から日本の女は事務的なところがあって好きでなくても嫁に来て、だって結婚するまで相手の顔なんか知らないわけじゃん。それで縁が切れたら里帰り!。はい次!!っていう感じだよね。彼女たちは愛されたいわけではないんだよ。」
榊原「日本は神道の国家だから、愛とか恋愛という概念は、最初からないのでしょうね。」
「日本書紀にも、人間を愛せよとは書いてなかったなぁー・・・。だってさあ外国のホテルだったらダブルが当たり前だけど、日本のホテルはツインが一般的でしょう。それをみれば抱き合って寝るなんて御法度の国なんだよ」
(*^▽^*)
・・・
宴は続く・・
満天の星が見えている。
まだ夏の小樽である。

追記
 このブログでは、月の上旬をドローイングシリーズ、中旬を映像シリーズ、下旬をエッセイと3部構成にしています。
 ドローイングシリーズは、マーケティングのペルソナ法に従ってライフスタイルのシミュレーション。今の基調である少子高齢化に対して、多子早熟化にしたら人間の生活はどうかわるだろうか、というもの。それに手元に裸婦のクロッキーが3,000枚以上あり、計算上描いたモデルさんの数だけでも200人を超えます。これをドローイングのモチーフにしたことが小説:「小樽の翠」の始まりです。
 映像シリーズは、出かけた先のフィールド映像を編集しYouTubeにアップさせています。以下のURLから、これまでアップさせた動画にアクセスできます。
尚YouTubeでは、制作後にアップさせています。従ってブログの記述より2ヶ月ほど先行しています。YouTubeチャンネル登録をクリックしていただければ制作の励みになります。
 最後のエッセイは、日々考えていることをまとめたものです。

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ドローイング780. 小説:小樽の翠688. 中古と嘘の新婚さん

2023年09月01日 | field work

 今日はマサヒロ君の家のアトリエでクロッキー教室があった。モデルはジェシーだ。だから芸術の秋にかこつけて教室は盛況だ。
・・・
帰りにジェシーを駅まで送るのが最近の日課だ。
駅前のスーパーで格安のステーキをゲットするのが目的なんだけど・・・。
ジェシー「アチキー・・・、俺はびっくりこいたぜ!」
いろんな日本語を覚えでいるので言葉はバラバラだ。
「この平和な街にびっくりこくようなことがあるんかい?」
ジェシー「大学の同級生の女達の会話だよ。あのなぁー・・『ジェシーは何人体験があるの?』と聞かれたわけよ。だから今の旦那が初めての男だよんって答えたら『えーーーっ、嘘ーー』だって。あれわかんねえなあー。」
「日本って初体験の年齢が早いんだろう。平均18歳ぐらいかなぁー」
ジェシー「アチキー・・、そうじゃないんだよ。結婚の約束しないでセックスする女が多いんだよ。その体験数が自慢話なんだよ。それでいつ初めての男とセックスしたのかって彼女達に尋ねたら、興味があったから高校のときに一回きり!。そのあとは会った事もないって。今は違う彼氏と付き合っているだってさ。それって自慢出来ることかぁー!?」
「日本の高校生の女の子は好奇心オンリーよ!。好奇心と成行で『じゃ、面白そうだから、一発やってみるか・・・』なんだよ。
ジェシー「何 !、な・り・ゆ・き・・・・、」
「そう、成行と好奇心だけ・・。あるいは恋愛ごっこの予行演習とかさ・・・。セックスって日本じゃそんなもんだよ!」
ジェシー「何!、恋愛ごっこだって!!。お前達の国は、どういう教育をしてんだーーー」
「そもそも、日本に愛するという概念がない。海外のテレビドラマをみて、面白そうだからという理由でするから疑似恋愛というか、恋愛のまねごとだね・・・」
ジェシー「愛もなくてセックスするのかよ?」
「はい!、そうです。大方は愛もなくセックスして、このへんで身をかためるかと主に生活上の理由で、初体験とは違う男と結婚する。それまでにどんな女でも、少なくとも2〜3人ぐらいの男とはセックスの経験済みだよ。友達、会社の同僚、上司の不倫相手とかさ・・・、セックスの経験をつんでから結婚するのが普通!。だって神道は、産めよ、増やせよとはいったけど、愛せよ、とはいわなかった。そこがカソリックの国との違いかな。だから大方の日本のカップルは疑似恋愛の仮面夫婦よ。お互いにないものを貸し与えて、子供をつくるわけね。」
ジェシー「アメリカじゃ恋愛は結婚の約束だぜ。約束されてから、はじめてセックスするんだぜ。それで夫婦だ。もちろん一生愛し続けるわけね。まあ娼婦みたいなのはニューヨークとかハリウッドぐらいにはいるかもしれないけど・・・。だが大方のアメリカ人はピュアだぜ。だからベイビーもたくさんできる。日本はたくさんできない。」
「そんなカップルが日本にいたら回りに自慢出来るよなぁー。大方は何番目かの男を旦那にして・・・。つまり使用経験があるから中古の嫁かぁー・・・。だっていろんな男とセックスして、そして中古なのに初めてですと嘘こいて結婚するわけね。それ、フツー・・・・。」
ジェシー「おおっ、中古に嘘・・・、神を冒涜する国だーー」
・・・
ジェシー「アチキー・・大変!、大変!!。ステーキが売り切れている!!!」
「カルビが残っている。これも牛だ。焼き肉用のソースをつけてコチジャンの葉にくるんで食べる。」
ジェシー「コリアン風かぁー。」
そう言ってジェシーは、「日本人は中古の新婚さんかぁー・・・」とつぶやいていた。少し失望させたか・・・。
ジェシーは小樽駅の改札口をくぐり、後ろ姿を見送った。
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