オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

広がるニジマス汚染、源流域へと押しやられるオショロコマ

2015-11-07 15:39:45 | ニジマスによる被害
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2012-7-6 (金) 曇り後雨のち曇り 暑い

広がるニジマス汚染、源流域へと押しやられるオショロコマ。


昼食は近くのドンブリ専門店の中卯で親子丼。午後1時、妻と二人で最近急速にニジマス汚染がひろがってきた近郊の渓流へニジマス釣りにいった。

この日はいつもの上流一本目の橋から渓流が二股になるまでの500m ほどを、おおざっぱに釣り登った。





このあたりから下流はニジマス一色。この付近はニジマスとオショロコマがせめぎあっているいわばニジマス・オショロコマ戦争の最前線、フロンティアである。

今日の釣り果をまとめてみると、まずニジマス30cm級 3♀♀ 思い切り細い渓流竿を絞り込んでくれた。小型のニジマスは15匹。 オショロコマは10匹。









































ここから下流域は既にニジマス一色に染め上げられて久しいが、ここはニジマスとオショロコマの戦いの最前線、まさにフロンティアの混生水域である。

本日のところはオショロコマがやや勢力を盛り返しニジマスを下流へと押し戻している印象をうけた。

しかしこの渓流での戦況はこれまでの経過を見るとオショロコマに圧倒的に不利で、猛烈な勢いでオショロコマは源流域方向へ押しやられ続けている。

今日は私たちの他にも明らかにニジマス狙いの釣り人が入っておりその足跡があるところから上流では魚が釣れなくなった。

オショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしたがニジマスは4匹キープ。

川でさばいて持ち帰った。

卵巣は未熟。

胃内容をみるとニジマスたちは主として川虫(テッポウムシ)を巣ごとはがして呑み込むのが主食のようで、この食性は明らかにここのオショロコマと競合している。




  夕食にニジマス2匹焼いた。




PS: 2015年現在、ここは完全にニジマスに占拠され、ニジマスとオショロコマの競合するフロンティアは、さらに2Kmほど上流へと移動している。大雨大増水の後などに源流方面から流されてくるオショロコマが稀にみられるに過ぎない水域になっている。



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