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20XX-9-1(土) 晴れ
石狩川水系源流域支流、I W 川 上流のオショロコマ
今度は天幕駅付近から林道に入って I W 川上流へ向かった。
途中の大きなダムサイトでは放流ニジマスを狙うヤングの車が4台も来ていてダム侵入を防ぐための矢車型の鉄棒をひんまげてダムの上へ侵入してみんなでルァーを引いていた。
放流された大型ニジマスがかかるというが、しばらく見ていてヒットはなかった。
そこから林道を進み上流の橋に至り、その上下流を探ったがF氏がニジマス幼魚2匹、私が20cm1匹を釣った。
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ヒレがひどく小さく 一目で養魚池から直行した養殖ものニジマスとわかる個体であった。
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結局、入念にさぐったがこの付近にオショロコマはいなかった。
そこで、そこから林道を登ってゆくとゲートがあり、そこからは林道もかなり荒れてくる。
相当奥に登って両脇から山が迫って自然度が高くなったところから川に降りた。
ここから先は車で進むのは困難であった。
山奥の渓流は、大石ごろごろで水は冷たい。
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まわりは鬱蒼たるすばらしい原始林。
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やっとオショロコマがいた。
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ここは小規模ながらオショロコマが棲む、まさにオショロコマの森であった。
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しかし、こんな山奥にまで、各所で釣り人が入っている気配が感じられた。
場荒れしている渓流の常として、ここぞという立派なたまりには、まったく魚がいない。
オショロコマはちょっとした日陰の小さなたまりなどに残っているものの、かなりすれているようでエサにふっとんでくるような感じはなく、いかにも用心深い。
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本来、警戒心などまったくなくて、ノーテンキなオショロコマが警戒心のかたまりみたいになっている。
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釣りにくい。いわゆる熟練した山釣り技術が要求される川だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/8d/ab654a6abd6d7ac8e8f712b20ebb68a2.jpg)
オショロコマは振り込みにくいボサの下や水面に覆い被さる木の枝の下などに何とか残っていて、結局20匹ほどをやっと釣って撮影し、丁寧にリリースした。
派手やかさはないオショロコマで、恐らく釣り圧のため個体群の規模はさほど大きくないとおもわれた。
ヒレの着色も目立たず、赤点紋理も派手やかさはなく、小型だがまさに野性的な美しさが感じられるオショロコマだ。
この川のかなり下流では放流ニジマスが見られ、しかもダムの上流に放流しているという無神経さだ。
放流の規模は小さいようだが本当にこまったものだ。
発眼卵埋没放流のような本格的なものではなく恐らく近場の上川町の養魚場から買ってきた若ニジマスをドボドボと放したものであろう。
いまのところ自然繁殖の気配はないが今後油断はできない。
十勝川水系では、上流にオショロコマなどが棲む在来の生態系が残っている川にはニジマス放流をしない という十勝ルールが浸透しているがこのあたりの釣り人等は、まだ生態系に関する意識レベルがかなり低いとしかいいようがない。
かみさんはここの手強いオショロコマをあまり釣れずやや不機嫌状態。
川も歩きにくく相当疲れて、油断すると転びそうになる。年のせいか足にきているのを感じる。
もう午後5時半になってあたりが暗くなってきたので武装解除した。
アイヌの矢じりに使われていた猛毒トリカブトの花。 花、茎、葉、根すべてに毒があります。小樽のとなり、銭函のトリカブトの毒が最も強いとされます。
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この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
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帰りは上川に出て層雲峡を通って、北見へむかって帰路につく。
今回の調査でも、ダムのため死んでしまったり虫の息の渓流環境、旭川方面の大人口が反映される高度の釣り圧、無思慮なニジマス放流等のためこの水域のオショロコマは将来的にはきっと消えてゆくであろうことが予測された。
まさに絶滅危惧種と思われた。
将来、ここのオショロコマも人知れず消えてゆくことが予測されるが、なんとか渓流環境と魚体の画像だけは記録することができたとおもう。
留辺蘂のファミリーレストラン if (イフ)でステーキ丼で夕食をとって帰宅した。
この日は、ずいぶん色々な川に入ったので相当疲れてしまってバタンキュー。
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