オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

早春。最初のニジマス釣り  その壱

2019-11-25 21:02:21 | ニジマスによる被害
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早春。最初のニジマス釣り  その壱

       
        

201X-5-3(日) 晴れ

この日、蝶の撮影も兼ねていくつかの北見市近郊の渓流を見に行ったが、どこも笹濁りで雪解け増水が目立ちいつもより水位が20-30cmも高い。


そのため川は真っ平らな急流となって、魚のたまりそうなよどみがすべて消えていた。



こんな急流に釣り糸を垂れても釣りにならない。



思案のすえ、いつもニジマスが多い、とある十勝川水系の支流へむかってみた。



そこは、なぜか水深2mほど、6畳ほどの小規模だが立派なたまりがある。



どこまでも限りなく浅いダラダラ川であるこの渓流でニジマスがたまる数少ないポイントのひとつである。



この時期、ニジマスが釣れるとすればこのたまりしかないといったマル秘ポイントだ。



幸い、いったん雪解け増水したものの、そのあと水が引いたようで、そこにフキノトウが沢山出ている。



水量はさほど多くない。




最初の15分ほどは、なにも魚信なし、生体反応なし。



これはこの界隈の渓流でのニジマス釣りではよくあることで、これで魚がいないと判断してあきらめるとニジマスは釣れない。



これに限らず、一般的に早春の渓流魚はてごわい。



喰いの立っているときのニジマスやオショロコマは幼児にでも釣れるが、そうでないときは釣り場ごとの微妙な経験にたよるしかないだろう。



とにかく身を低くして流れのさざなみで魚からこちらが見えないような位置から、いかにも自然に流し込む形であきらめずに振り込みを続ける。



果たして、実はこのたまりには小型ニジマスがごっそりたまっていた。
























最初の一匹が、はげしく魚体を震わせながら引っこ抜かれると、喰いが立ったのかおもしろいように釣れ始めた。














20cm程度のニジマスでも、流れに乗って猛烈に細い渓流竿を引き絞る。














ウィウィウィと道糸が水面を切り、かすかに鳴って、快感だ。



条件のよい釣り堀よりも良く釣れる感じ。



釣っては手早く撮影、丁寧にリリースを繰り返す。









ここは長らく完全なニジマス川で他の魚類はいない。




軽い試し釣り気分で川に入ったのでウェーダーをはいておらず長靴なのを忘れていた。




魚の撮影のため流れにひざまずいたとたん下半身ずぶぬれになった。


             この項 続く。


       
        キタミフクジュソウ。




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