

岸寄りヒメマスの群れと巨大ヒグマ

2019-10-25 (金) 晴れ のち曇り 13度C 風が冷たくとても寒い
朝10:00 この時期、産卵のため群れをなして岸寄りしてくるヒメマスを見に近郊の湖に出発。
11:30 現地到着。 まず早めの昼食。

私のモンブランをかすめとるかみさんは許せない。

車の外は風のせいかひどく寒い。
あまりの寒さにかみさんがひるんで帰ろうなどと言うのをなだめすかして釣り支度する。
浅瀬に5-10匹ほどの小さな群になってヒメマスが岸寄りしていた。
そんな群があっちにもこっちにもいくつも見える。
婚姻色で赤くなった魚体の群れが追いかけ合ったり、からみあったりしながら水深1mほどの岸辺を移動してゆく。

私たちの他には、遠くに釣り人が一人、黙々とルアーを引いていた。
しばらく見ていたがまったく釣れる気配はなかった。
後に、聞くと朝からねばってやっと2匹釣れた由。
完全に産卵体制に入ってしまうとなかなかルアーにはこないようだ。
このあたりはモミジがきれいな美しい砂地の湖岸だ。

岸から10-15mまで立ちこんで岸の方向を見ながらしっかりヒメマスの群を視認しながらせっせと釣った。






岸を背にすると光のかげんで魚が見えなくなるのだ。




♂はカラフトマスに匹敵するすごいセッパリで♂も♀も尾びれと尾部は明るい美しいオレンジ。






個体によって赤い婚姻色の出方が違うようだ。
頭部は赤みが少なく、体幹はカナダやアラスカの遡上ベニザケのような真紅の婚姻色の個体はなかった。

30-40cm の大きさだが けっこう引きは強くてランデングネットがなければ確保がむずかしい。

♂にくらべると♀はなかなか釣れない。それでも数匹がかかった。


このほか恐らくエッグイーターとして岸寄りしている40cm の大型ウグイもかかった。

波打ち際でのヒメマス撮影は砂地の岸辺がすぐ濁るためむずかしくフキ写真(魚体の下にフキの葉を置く)で撮影した。
撮影したヒメマスは全てリリースした。
かみさんは途中で低体温症になりかけて車へもどった。

午後3時。あまりに寒いので私も釣り中止、武装解除し帰路につく。
巨大ヒグマとの遭遇。
美幌峠から数Km 美幌側へ下ったあたりで50mほど向こうのアスファルト道路右端に真っ黒い大きなゴリラみたいのが立っていた。
かみさんが 何で北海道にゴリラがいるの ???? 。
バカ、ゴリラじゃない。ヒグマだ。でかい。
ヒグマが立ち上がっていたのだがすぐに四つ足にもどって足早に道路を横切った。
かみさんがスマホを構えたときには既にヒグマは森の奥に消えていた。
あまりに一瞬の出来事で驚いたり感激したりする間もない出来事であった。
私は開発が進んでいる美幌川水系にはヒグマはいないだろうと信じて長年通ってきたが、ヒグマは............いた。
しかも、やたらとでかいのが。
今後は、これまでの考えを改めて、慎重にならざるをえないと思う。
夕食は体が冷え切ったので美幌の三八ラーメンを食べようかと思ったが準備中で、近くの山岡屋のトンコツラーメンを食べたがおいしかった。



