無名川の美麗オショロコマ その壱
今回はとある不思議な無名川の美麗オショロコマの話。
知床半島には多数の小渓流があり、それらの多くには名前がついているが名前のない渓流もある。国土地理院の地図にはそれらの川は名前どころか存在すらも見当たらない。
おそらく、もともとは川というより小規模な沢みたいな地形があり、普段は多少の沢水が流れていたのかも知れない。そんな沢は普通、渇水期にはおおかた干上がっているのだが時に奇跡的に小規模なたまり水にオショロコマが棲んでいることがある。
数十年一度レベルの記録的な大雨などがあるとほんの一時期だがこの小沢には濁流が出現し、海に多少の土砂流出がみられ漁師さんから苦情が出たりしたのでしょうか。
血まなこで砂防ダムを造るところを探し回る、田中角栄(日本列島改造論で経済景気づけをはかった)時代の開発局がそれを見逃すはずはなく、そういった沢にも、まさに場違いを思わせる一見立派な、しかし安普請の砂防ダムが三基も造られた。
砂防ダムで多少のダム湖ができ、安普請のダム下は掘れて深いたまりもできて、これらを水源に涸れ沢には年中多少の水が流れるようになり、こうしていわば人工の無名川ができたのだろうと思う。
この項、続く。
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数十年一度レベルの記録的な大雨などがあるとほんの一時期だがこの小沢には濁流が出現し、海に多少の土砂流出がみられ漁師さんから苦情が出たりしたのでしょうか。
血まなこで砂防ダムを造るところを探し回る、田中角栄(日本列島改造論で経済景気づけをはかった)時代の開発局がそれを見逃すはずはなく、そういった沢にも、まさに場違いを思わせる一見立派な、しかし安普請の砂防ダムが三基も造られた。
砂防ダムで多少のダム湖ができ、安普請のダム下は掘れて深いたまりもできて、これらを水源に涸れ沢には年中多少の水が流れるようになり、こうしていわば人工の無名川ができたのだろうと思う。
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