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2008-7-19 曇 小雨が降ったり止んだり
ニジマスのため絶滅した知床半島居麻布川のオショロコマはよみがえったか?
この日は朝から小雨が降ったり止んだりであった。知床方面にオショロコマの撮影に出かけた。
峠を越え、羅臼側の渓流のオショロコマを順次撮影した。最後に、かって放流ニジマスや放流ブラウントラウトのために在来種のオショロコマが全滅したとされる居麻布川 (おるまっぷかわ) に入ってみた。
川岸に生い茂る草をかきわけかきわけ、やっとの思いで川に到達し一つ目のダム下の提灯釣りでオショロコマ成魚を28cmを筆頭に5匹を釣って撮影した。
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その他の場所では雑草をかきわけ、やっと竿を入れた限りではオショロコマは確認できなかった。
オショロコマ全滅後、近くの渓流から移植されたというオショロコマが大きく成長して生きているのを確認した。
問題点としては大きく育った成魚のみが見られ、若魚・幼魚・稚魚がまったく見られなかったことだ。
これらのオショロコマの現在の生息場所は、各所に川底に厚く堆積したヘドロがみられるような劣悪な環境のダム下で、水の流れはほとんど無く、水温は生ぬるく、恐らく産卵は行われても無効産卵になったか、孵化発育がうまくゆかなかった可能性がある。
また狭い水域に生息する親魚たちに稚魚が食べられてしまった可能性もあろう。
つまり、かって近隣渓流から移植放流されたオショロコマが大きくなっただけで、繁殖はなされておらず、この個体群はいずれ数年で消滅すると思う。
ただ、ダムから上流域のチョロ川は十分調べていない。
2006年11月5日には42cm ニジマス1♂を釣り、もう1匹の大型ニジマスを釣り落としている。(オショロコマの森第1巻知床編 187P )
今回、ニジマスは確認できなかった。撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。 釣りによる調査で断定的なことは言えないが、これまでの経験上、ここに生き残っていたオショロコマはこの5匹が全てと考えたい。
知床の常宿、ホテル峰の湯 にチェックイン。 夕食。ごちそうすぎて食べきれません。
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何故か マスコミなどで大々的に取り上げられたため、ニジマスによるオショロコマ被害例として ことあるごとに引用されてきた知床の 居麻布川 (オルマップかわ)が、
その後どのような経過をたどり、今現在 (2014) どのような状態かを数回にわたって報告したいとおもいます。
ちなみに 2014年現在、道内各地の渓流においてニジマスによるオショロコマ被害の程度は 居麻布川の事件など笑止、現在 とんでもない状況になっていることを 改めて認識していただきたいと思います。
このブログを継続して御覧になっている方々は、はっきりとおわかりのこととおもいます。
ニジマス放流、是か非か などと 机上の空論 を戦わせている事態ではありません。
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