デューク・アドリブ帖

超絶変態ジャズマニア『デューク・M』の独断と偏見と毒舌のアドリブ帖です。縦横無尽、天衣無縫、支離滅裂な展開です。

SWING 2021

2021-01-03 08:13:39 | Weblog
 明けましておめでとうございます。早いもので今年はブログ開設15年目になります。閲覧数は200万PVを超えました。当初は毎週日曜日に更新していましたが、ここ数年は大幅に記事が減りました。そんな思いつくまま気の向くままの不定期更新にもかかわらず昨年も多くのアクセスをいただきました。ご覧いただいた皆様に御礼申し上げます。

 まだ晴れないコロナ禍ですが、正月は福笑いジャケットをお楽しみください。若手のメンバーを強力なスウィングと強靭なグルーヴで引っ張るドラマーの佐々木慶一さん、切れ味鋭いカッティングと豊かな歌心が心地良く響くギタリストの志藤奨さん。中央は黒岩静枝さんの指導のもと日毎歌が大きくなるシンガーのBECKYさんです。「ススキノのため息」と呼ばれています。私の隣は毎年面白いジャケットを考案するベーシストの鈴木由一さんです。太い音はバンドの要といえるでしょう。私が隠れ家にしているジャズスポット「DAY BY DAY」の素敵なメンバーです。

 元のジャケットはヘレン・メリルの「Deep In A Dream」です。サド・ジョーンズにジム・ホール、メリルの伴奏者として活躍したディック・カッツ、そしてロン・カーター。豪華メンバーをバックに持ち味のデリケートな表現を崩さずしっとりと歌っています。洗練されたニューヨークのため息はタイトルの如く夢見心地になるでしょう。録音は1965年ですので半世紀以上経っていますが、色褪せるどころか年々輝きを増すようです。当時米ジャズ誌「downbeat」で最高点の五つ星を獲得しただけのことがありますね。

 今年も気まぐれなアップになりますが、埋もれた名盤に忘れられた珍盤にとモダンジャズを中心にディキシーランド、スウィングからフリージャズ、ヴォーカルまで幅広く話題にしようと思っています。既に600本以上アップしておりますので、気になったタイトルがあればどの記事からでもかまいませんのでコメントをお寄せください。また、ジャズに関するご意見やご感想もお待ちしております。今年もよろしくお願いいたします。
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする