誰もが知っているメジャーなスタンダードから名曲ガイドに載っていないマイナーな曲まで取り上げてきたアドリブ帖も本稿が今年最後のアップになりました。継続は力なりを信条に毎週日曜日欠かさず更新できたのはいつもご覧いただいている皆様のおかげです。ツイッターやフェイスブック等のコミュニティサイトが主流の昨今ですが、昔ながらのブログの読者に支えられいるのは励みになります。
ブログの華はコメントです。有名な曲はほとんど出尽くしましたので、あまり知られていない曲を話題にするせいかコメント数は減りましたが、それでも手持ちのアルバムを聴き比べてベスト企画に参加していただけるのは嬉しいことです。話題にした曲をカヴァーしているプレイヤーやシンガーを聴くことは、その曲が収録されているアルバム全体を愉しむことにつながります。そしてそのプレイヤーやシンガーが気に入ると他の作品にも手が伸びるでしょう。然うしてジャズの奥行に触れていただけるなら、ブログ冥利に尽きます。
ジェラルド・ウィルソンから「Portraits」シリーズが続いてきましたので、最終にロジャー・ケラウェイの「A Jazz Portrait」は如何でしょう。編曲家として著名なケラウェイのデビュー盤で、その才能を余すところなくとらえております。なかでもボブ・ラッセルが作曲した「Crazy She Calls Me」は個性際立つ演奏です。ビリー・ホリデイがカール・シグマンの詞を、「Crazy He Calls Me」と女性に置き換えてヒットした曲で、通常バラードで演奏されますが、ケラウェイはやや速めにテンポをとっております。暮れの慌ただしはきっとこんなスピードなのかもしれません。
来年も大スタンダードからあまり話題にならない曲まで幅広く紹介していきます。同じ曲でも演奏スタイルや歌い方によっては全く違う曲に聴こえるものもあります。それがジャズですし、そんなジャズの魅力を伝えていきたいものです。来年も毎週欠かさず更新を続ける予定ですので引き続きご愛読頂ければ幸いです。毎週ご覧いただいたいた皆様、そしてコメントをお寄せいただいた皆様、今年一年本当にありがとうございました。
ブログの華はコメントです。有名な曲はほとんど出尽くしましたので、あまり知られていない曲を話題にするせいかコメント数は減りましたが、それでも手持ちのアルバムを聴き比べてベスト企画に参加していただけるのは嬉しいことです。話題にした曲をカヴァーしているプレイヤーやシンガーを聴くことは、その曲が収録されているアルバム全体を愉しむことにつながります。そしてそのプレイヤーやシンガーが気に入ると他の作品にも手が伸びるでしょう。然うしてジャズの奥行に触れていただけるなら、ブログ冥利に尽きます。
ジェラルド・ウィルソンから「Portraits」シリーズが続いてきましたので、最終にロジャー・ケラウェイの「A Jazz Portrait」は如何でしょう。編曲家として著名なケラウェイのデビュー盤で、その才能を余すところなくとらえております。なかでもボブ・ラッセルが作曲した「Crazy She Calls Me」は個性際立つ演奏です。ビリー・ホリデイがカール・シグマンの詞を、「Crazy He Calls Me」と女性に置き換えてヒットした曲で、通常バラードで演奏されますが、ケラウェイはやや速めにテンポをとっております。暮れの慌ただしはきっとこんなスピードなのかもしれません。
来年も大スタンダードからあまり話題にならない曲まで幅広く紹介していきます。同じ曲でも演奏スタイルや歌い方によっては全く違う曲に聴こえるものもあります。それがジャズですし、そんなジャズの魅力を伝えていきたいものです。来年も毎週欠かさず更新を続ける予定ですので引き続きご愛読頂ければ幸いです。毎週ご覧いただいたいた皆様、そしてコメントをお寄せいただいた皆様、今年一年本当にありがとうございました。